私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。 私は"私の命"をあきらめない

著者 :
  • 大和出版
3.55
  • (7)
  • (8)
  • (11)
  • (0)
  • (3)
本棚登録 : 100
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804762272

作品紹介・あらすじ

1歳と6歳の子の親として、最後の瞬間まで母であり続けた女性による"命の記録"。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 39歳の夫婦が、同時に余命宣告を受ける。妻は乳がん、夫は肺がん。1歳と6歳の親として、どんな時も前向きにがんと向き合い、積極的に治療を受ける。妻は同じがん闘病中の人達に知ってもらうため、闘病生活をブログに綴る。最後の瞬間まで母であり続け、がん告知から1年後妻は永眠。

  • ブログをそのまま本にしてあるので、普段読まない人でもサクサク読める一冊。

    歳も近く、子供が二人っていうことも一緒で、今、私がガンになったら。今、夫がガンになり余命宣告を受けたら。と、我が身のことのように考えられ、今いる一日、今与えられた一日、子供と過ごす一日がより一層充実したものにしていきたくなるようなそんな本です。

    残された子供たちや家族を考えさせられる、そして、自分に起こりうる出来事と思いながら読み進めると、多くの気づきがあり、そして、日々の生き方を改めさせられる一冊でした!!!

  • 妻との時間を大切にしようと思った。
    この本が出版された時,存命だった夫もガンで亡くなっているとのこと,残念です。

    猪瀬直樹の「さよならと言ってなかった」を読んだ時もそうだったが,常日頃から,妻に感謝の気持ちを伝えていこうと思います。

  • http://www.my-cancer.net/cafe/book/bs_031.html
    著者は1973年生まれ。2012年に二人目の娘を出産した直後の8月にステージⅣ、ホルモン剤もハーセプチンも効かない“トリプルネガティブ”の乳がんと診断される。その治療が始まる頃、今度は夫がステージⅢbの肺腺がんと判明する。その直後、著者は気力を振り絞って「住宅ローンの団信保険」「世帯合算」について問い合わせ、手続きをする。夫は奇跡的に回復するが、著者である妻は2013年の初夏に永眠。

  • 916

  • 気になっていた本を、図書館で偶然見つけて読んでみました。前向きに進もうとする著者様と、進行の早すぎる病状に遣り切れなさが。素晴らしい、命の記録でした。

  • 第65回「夫婦いろいろ」
    三葛館闘病記コーナーWith T||495.46||乳癌

    夫婦で同じ時期に癌がわかり、子供たちのために夫婦で癌に立ち向かった日々が記録された本書。
    ブログを加筆した文章はとても読みやすく、シリアスな内容の中にもユーモアもあって引き込まれながら読み進みます。
    また、著者がいつも明るく前向きに病に立ち向かう姿や、家族全員揃って毎日を過ごせる幸せが綴られています。
    夫婦共に永眠されたのがとても残念ですが、著者が夫や子どものために最後の瞬間まで懸命に生きた軌跡、ぜひ一読を。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=69154

  • 2015.1.9

  • 若年性乳がんで子供が小さく母として、妻として、娘として悩んでいる人は本当に多いと思う。情報が少ない上に何を目標にして生きていけば良いのか悩んでいる人に読んでもらいたいし、命を諦めないという筆者の強い気持ちに医療者も勇気づけられる本だと思う。

  • 出産直後の39歳の女性が乳がんの告知を受け、ほぼ同時に同じ年の夫も肺がんの告知を受ける。

    絶望的な状況の中、時には闇に沈む事もあっただろうに、常に前向きに治療に向き合う姿に胸を打たれる。
    運命は変えられなかったが、二人の娘にも出会う事ができ、夫婦で支えあって闘病できた人生は不幸であったとは思えない。

    余命宣告された人に対して、周りが「命が残り少ない人」として対応し、本人があきらめていないのに、医療従事者ですらあきらめてしまっている状況が一番辛かったという。

    あとがきを書いた著者の夫が、病を克服して健康を取り戻せるよう切に願う。

全12件中 1 - 10件を表示

芽生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×