芸術としてのデザイン

  • ダヴィッド社
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本棚登録 : 222
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804800462

感想・レビュー・書評

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  • 2018.12.04 社内読書部で紹介を受ける。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/reading_club_14.html

  • 新聞に連載されたものをまとめたブルーノ・ムナーリのエッセー。
    オリジナルは1966年、日本語版は1972年。日本語版のための序文もあり、また木と紙でできた日本の建築や、割箸の簡素さへの共感など、日本文化へのシンパシーを語るエッセーも多くふくまれている。

    日常的なことから始まって、デザインの原点をめぐる議論に帰結していく短文が続く。一般むけの内容でありながら、多くは矮小化され本質を見失った「デザイン」への批判。文体はユーモラスだが、内容は辛辣。ポストモダンよりも前の時代のものだし、今読むとストレートに啓蒙的なのが逆に新鮮。建築家宮脇檀のエッセーと読後感が似ていると感じた。

  • クリエイターさんのブログで見つけ、さっそく購入。
    休みも入ったので2週間程読みました。

    グラフィック、インダストリアル、リサーチデザイン…
    さまざまなデザインがあるなかで、共通するものは「設計」。
    あくまでも「装飾」ではないということ。

    例えばいびつな形の物を作る場合、
    それはユーザーの手に渡った時に使いやすい物なのか、
    そうでない物なのかを考える…
    自分がそういう職業柄なので、
    振り返ってみて見直すきっかけになった本だと思います。

    ただ「芸術」という視点で「デザインとは何か」というの話なので
    頭の中で噛み砕くのに時間がかかりました…。

  • デザインに対しての考察がとても深くて面白い本だった。
    けれど、日本語の訳が、なんだか少しおかしくて、
    とても読みづらく、言葉の一つ一つを噛み砕くのにとても時間がかかった。
    ただ、一口にデザインの本とくくって言えるような本ではなく、
    この本に書かれている思想は日常生活の色々な場面でも
    訳に立つようなことばかりだと思った。

  • 美術教育を語る上で彼の作品に対する姿勢は魅力を感じます。この書籍は,彼の作品づくりを知る上で,入門書となるでしょう。

  • いまや徐々に浸透しつつあるデザイン概念だがそれを当時に気づいていたのは凄いと思う。

    “すぐれたデザイナーはたくさんいるが、すぐれたデザインの先生はブルーノだけだ”

    と深澤さんが太鼓判を押しただけのことはある

  • デザイン勉強のため、読んでおいた方がいいかなあ?と思って購入。でもなかなか吸収できません。もう1回読んでみよう。

  • かなりリスペクトされた。

  • 教科書、かな

  • ほしいなぁ、、と。

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著者プロフィール

ブルーノ・ムナーリ(BrunoMunari)
1907年ミラノ生まれ。イタリアの前衛美術活動「未来派」に共鳴し、造形作品の発表をはじめる。1930年代よりグラフィックデザイナー、アートディレクターとして本の編集や装丁を手がけ、戦後ダネーゼ社をはじめとするプロダクトデザインの仕事も多数。1954年、55年、79年にコンパッソドーロ賞を受賞。子どものための実験的な絵本やワークショップによっても世界に知られ、1974年、84年に国際アンデルセン賞を受賞。60年代以降、ハーバード大学で視覚表現によるコミュニケーションについて講義を行うなど、新しい時代のためのデザイン教育に尽力。1998年の没後なお、創造の本質に迫る教育の普及に貢献し続けている。

「2018年 『点と線のひみつ ブルーノ・ムナーリのデザイン教本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ブルーノ・ムナーリの作品

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