- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805004470
感想・レビュー・書評
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なんて節度の保たれたコマ割り。
そして緻密な部分とシンプルな部分の対比。
白と手書きの影のコントラスト。
まずは絵柄に素直に驚く。
(五十嵐大介、藤原カムイを思い出した。)
そしてお話の抒情!
「山の音」
「カットバック」
「羽根の塔」
「憑かれた男」
「砂浜のメリークリスマス」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すでに巨匠の域に達してるんじゃないかい?「遠くへ行きたい」のような実験マンガとは違った意味での実験マンガ。
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薄れゆく民俗の中で、前の習俗を意図的に復活させんとする人と、他が大変よろしい。
羽の何とかに出てくる、モーターは、ヘリコバクター・ピロリも持ってたりする。
スペースコロニーは、シリンダー型だとあれなのだが、でも本書のシリンダー型スペースコロニーでの何ナニは、良いのである。
何のアレがエロい。
柳田国男先生によると、熊野あるいは東北で、死ぬの婉曲表現で「カネニナル」と言ふのがあったさうである。はい。 -
作者自身「漫画を掲載する雑誌がつぶれる」というフォークロアを纏い、件に関するものも描いているが、本書は九州で巨人もの。
現代人である村の人々その他と、現代人である自衛官が、九州の山村で、民話の世界に迷い、何とかする。
このIDを使う人でここを書いた人Aだけの主観で、ヤマトタケルの伝承を襲い「神話の通りだ」というシーンは諸星大二郎『暗黒神話』へのオマージュだ、と思っている。 -
¥105