まってる。

制作 : Davide Cali  Serge Bloch  小山 薫堂 
  • 千倉書房
3.97
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本棚登録 : 367
レビュー : 75
  • Amazon.co.jp ・本 (52ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805108680

感想・レビュー・書評

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  • 2006年発表。


    人生は
    様々な『待ってる』で
    溢れている。



    お兄ちゃんと呼ばれる日。



    おやすみなさいのキス。



    恋をし、運命の出会いが訪れる日。 



    戦争が終わる日。



    新たな命の訪れ。



    仲直りのきっかけを…。






    一人の少年が家族と触れあい
    愛に育まれ、
    やがて大人になり恋を知って、
    戦争が始り、出兵し、
    子供が生まれ、
    老人へとなっていく中で訪れる
    様々な出会いと別れ。


    嬉しい待ってると

    悲しい待ってるの数々。




    ヨーロッパ各国で異例の売り上げを記録している
    フランス語で書かれた『MOI, J'ATTENDS…』を
    映画『おくりびと』の脚本も手がけた
    放送作家の小山薫堂さんが日本語に訳した絵本です。



    何かを待つということは
    その日まで生きるという意志だと思う。 
    (約束もそうですよね)

    未来へと思いを馳せ、
    何かを待ち続け、努力し、信じることで
    それは明日を生きるための
    希望へと変わっていく。 


    若い頃は待つことは苦痛でしかなく
    苦手だったけど、
    40歳を越えた今は、待つことが楽しくなった。
    (想像力が増したからかな?)


    誰かを想う時間、
    希望を胸に過ごす日々は
    それこそが至福のとき。
    (たとえそれが悲しい結末となっても)



    さよならだけが、人生だ。




    なんて誰かが昔言ってたけど、

    僕もまだまだこれからの人生、
    何度も何度も
    何かを待ち続けて生きていくのだろう。




    友との再会を。

    復活の日を。

    笑い合えるその日を。




    赤い糸に導かれ続いていく
    ある1つの人生を、
    シンプルでいて温かい言葉と、
    印象的な赤い毛糸と、
    可愛いイラストで綴った、 
    大事な人への
    プレゼントに最適な絵本です。


    横長の封筒に見立てた装丁もインパクト抜群で
    オシャレだし、

    フランス語の簡単な原文も併せて書かれていて
    味わい深く、
    誰もの心に何かを残してくれる一冊だと思います。

  • 人は誰かを待って、誰かに待たれて行きていくのだと言うことに気づかされました。私も両親に待たれていたのかなあと感じました。私自身、自分の家族を持てずに終わりそうなので、作品の全てを理解できるとは言い難いですが、短い内容ではありますが深い作品でした。

  • 中古購入
    大人向け

    絵本の形と表紙のデザインに惹かれて
    赤い糸がその場の状況によって
    様々に形を変える
    細い線でゆるく描かれた絵も
    話をかたくしすぎず
    とても良いと思う
    私もすっかり まってる 側だな

    大人向けの絵本と書いたが
    小学校入園前の下の子は
    なんだか気に入っている
    言葉の繰り返しの楽しさなのか
    大人がいいと感じているのを
    感じ取ったのか…

  • フランスで出会った友人のお祝いを探していて出会った本。
    言葉は少ないけれど気持ちはたくさん詰まってる。
    いつか私も原著が欲しい。

  • 友達のオススメで読んだ絵本☆
    糸と線で描かれた絵がかわいくって
    人生の喜びも、悲しみも人とつながってるからこそあるものだなと思う
    「まってる。」
    まつ ってコトバ すごく愛おしく感じた!

  • 2018/12/11(2018年度)

  • 絵と毛糸で織りなされる絵糸本。味があるという見方も出来るけど、基本的に絵は拙いから、アイデアの勝利って感じ。シンプルな図柄だからこそ、訴えかけてくるものがあるっていう典型か。物語の流れだけを単純に考えると、全然新鮮味の無い内容だから。ちなみにこれ、どこかのブックガイドで気になったから入手したものだと思う。以上から、全体の感想としては”それなり”になっちゃう訳で。

  • 横長のフォルムに赤い毛糸を上手く使った絵。
    とってもオシャレ。
    人一人の人生を描いた内容も素敵。

  • 横長の素敵な形のフランスの絵本
    シンプルなモノクロの絵に真っ赤な紐が印象的

    色々な事を待ち続ける男の一生。
    彼女が来るのを待ったり、プロポーズの返事を待ったり、
    子供が生まれるのを待ったり、成長した子供からの電話を待ったり、、、悲しい別れの後にもあたらいい出会いを待つ。

    神楽坂の大好きな書店 かもめブックスで見つけた本

  • もう疲れたし、そろそろ帰ろうかな。そうおもいつつうろついていた東京国際ブックフェアの会場でみつけ、「まってるだ!」と声が出そうだった。ずいぶん前に読んで、ほしいほしいとおもっていた本がそこに。いつもはがまんの一冊も、本しかない場所で2割引きで売っているとなればさすがに背を押された。この絵本のおかげで満足して会場を後にすることができたので、締めにふさわしい一冊だったと感じる。変わった横長の判型に、赤い糸とシンプルなことばで書かれた文章。目に映る情報量がこれだけとはとても信じられない、ほんとうに豊かな絵本だ。

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