- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805207765
作品紹介・あらすじ
ティコ・ブラーエの助手となったケプラーは、ティコの40年間にわたる精密な観測データを手に入れたかったが、ティコはそれを決してケプラーに渡さなかった。自らの理論の証明にどうしてもそのデータが必要だったケプラーは、再三、それを手に入れようと企てたがかなわず、ついに…。最新のPIXE(粒子線励起X染分析)技術は、ティコの毛髪中に含まれる水銀などの元素量の変化を、彼の死にいたる最後の74時間について明らかにしている。本書は、ティコの突然の死の謎を明らかにするとともに、彼の科学史上の役割を再評価している。
感想・レビュー・書評
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詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
→ http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1686.html
2010/6/25 予約 7/3 借りる。7/12 読み始める。最初と最後を読んで、返却。
有名な「ケプラーの三法則」を発見した ヨハネス・ケプラー
望遠鏡の出現以前に もっとも詳細な天体観測をした ティコ・ブラーエ
1600年ごろといえば、中世、宗教改革・戦争・魔女裁判などの時代。
日本は戦国時代が終わり徳川幕府が開かれる頃。
本書では、冒頭からケプラーの暗い異常もいえる性格や生い立ちが述べられ、・・・少々辟易。
で、途中すっ飛ばし、最後の部分、エピローグ、訳者あとがきを、先に読んだ。
それで結局、中間は 読まなくていいやということになってしまった〜。
いずれにしろ、2人がいなければ、
というかケプラーが ブラーエのデータを手に入れて解析しなければ、法則は発見されず、
ニュートンの万有引力の発見もどうなっていたことか・・・。
歴史の 「たら れば」ですね。
ティコ・ブラーエ の名前は知らなかったので、もっと有名になってもいいと思いました。
内容と著者は
内容 :
ティコ・ブラーエの助手となったケプラーは、自らの理論の証明にティコの精密な観測データを手に入れたかったが、彼は渡さなかった。
ついにケプラーは…。ティコの死の謎を解明するとともに、彼の科学史上の役割を再評価する。
著者 :
・ 1954年ワシントンDC生まれ。
作家。サラ・ローレンス・カレッジで記号論理学を専攻。
レーガン大統領のスピーチライターなどを務めた。
・ ジョシュア・ギルダーの夫人。ジャーナリスト。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2018.03.14 品川読書会で紹介を受ける。
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「ねむれなくなる宇宙の話」を読んで、ケプラーについて気になったので。
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教科書で必ずお目にかかるケプラーと 実はこの本読むまで全然知らなかったティコ・ブラーエこの本を読むとケプラーってスッゴイやなやつじゃん と思いますね。そのくらい執念がないと歴史に名を残せないのかーっと。ほんとに毒殺したかどうかは別として観察結果を盗んだのは本人も認めている事実なんだし。
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ティコ・ブラーエは毒殺だった、という話を軸に、ブラーエとケプラーの生涯を綴っている。ブラーエについては偏屈で癇癪もちという先入観が強かったけれど、どうもそのイメージは間違っていたような気がする。もちろん真相は藪の中ではあるけれど。こういう科学史ものがもっと増えるともっと面白いだろうなぁ。