クマムシを飼うには: 博物学から始めるクマムシ研究

  • 地人書館
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805208038

感想・レビュー・書評

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  • 『クマムシ?!』の副読本のような
    日本では博物館でも大学でも古い資料をどんどん捨ててる。

  •  岩波科学ライブラリー「クマムシ?!」を著した鈴木忠さんに、メールマガジン「サイエンスメール」主宰である森山和道さんがインタビューした記事を、一冊の本にまとめたもの。

     クマムシの研究者である鈴木忠さんの、研究への取り組みがなかった一般の読者にも分かりやすく書かれています。

     クマムシ最強説だけが一人歩きしている状況とか、まだクマムシには解明されていないことがたくさんあるとか、鈴木さんがこれから取り組んでいきたいことなど、分かりやすく読むことができました。

     特に、クマムシ最強説が、一般の人にも伝わっていく際に、科学的には検証されていないことまで広がっていく、噂話レベルの話でクマムシが話題にされていることは良くないのではないかと危惧されていたように感じました。

     クマムシは人間にも身近なコケのなかに棲んでいるのですが、その一生はまだ謎に包まれています。
     クマムシ自体は、毒にも薬にもならないから、まだまだ研究が進んでいない生物です。
     しかし、クマムシ研究の余地はいくらでもあると言えそうです。

  • クマムシの話であるが、なかなか奥が深い。顕微鏡で、眺めていると、つい時間を、忘れててしまうのも、わかる気がしてくる。

  • 内容情報
    [日販MARCより]
    乾燥すると「樽」になり、放射線や熱、低温にも負けない。そんな「不死身伝説」で知る人ぞ知る小さな動物、クマムシ。生物学者とサイエンスライターがクマムシの生態から研究の現状までを多方面から語り合う。
    [BOOKデータベースより]
    乾燥すると「樽」になり、放射線や熱、低温にも負けない。そんな「不死身伝説」で知る人ぞ知る小さな動物、クマムシ。それだけで緩歩動物門を構成する生き物です。しかし、その「伝説」はどこまで本当なのでしょうか。そもそもクマムシとはどこに住んでいるどんな生き物なのか。何を食べてどんな暮らしをおくっているのか。ユーモラスな筆致で、そんな疑問に答える唯一の一般書『クマムシ?!』の著者、鈴木忠先生に話を伺いました(「サイエンス・メール」(森山和道)より)。
    1 観察
    2 生態
    3 研究
    4 教育
    5 文献
    6 評価

  • 『クマムシ?! : 小さな怪物』鈴木忠著(岩波科学ライブラリー ; 122)と一緒に読むことをおススメしますが、こちらのほうが専門的な話が多めです。
    でも、おもしろいですよ!

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著者プロフィール

白百合女子大学人間総合学部教授

「2021年 『チャイルド・アートの発達心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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