脳科学と発達障害―ここまでわかったそのメカニズム (シリーズCura)

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  • 中央法規出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784805830086

作品紹介・あらすじ

なぜ落ち着きがないのか?なぜコミュニケーションがうまくできないのか?なぜ文字の読み書きができないのか?-脳科学の進歩で、かつてはわからなかった発達障害の脳のメカニズムが明らかになってきた。そうした研究の中身を、第一線の医師・研究者が一般読者に向けてわかりやすく解説する。進歩著しい脳機能をイメージングの原理から、発達障害をもつ人々に現れるさまざまな特性と脳機能の関連、いま話題となっている最新の研究まで、脳科学の今と発達障害のメカニズムを知る格好のガイドブック。

感想・レビュー・書評

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  • ▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
    https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/162272

  • 最近はアスペルガー症候群という言葉がかなり語られるようになりましたが、発達障害の種類としてADHA、アスペルガー、学習障害など多くの種類があることが分かりやすく説明され、最近の脳科学の成果としてそれらが、脳の働きの障害の結果として起こっていることが明確化されてきたようです。CTスキャンなどがどうしてそのような判定をすることができるのか、仕組みから分かりやすい説明でした。

  • 「自閉症」「ADHD」「LD」「アスペルガー症候群」「レット症候群」等々「広汎性発達障害」の範疇にまとめられる様々な子ども達は脳の機能の一部に障碍があることが分かってきた。
     この本は、近年発達してきたCT,MRI,PET,fMRI,MEG等を駆使した研究によって明らかになってきた知見を分かりやすく解説している。

     「どうして?」という疑問に応えるためには適書だろう。「どうしたら?」という問いかけに応えられる日も近いかも知れない」

  • 脳活動検出技術の発達によって、かつて微細脳障害と診断された「落ち着きの無い子ども達」・ADHD・広汎性発達障害の原因が究明されつつある。
    保育・教育現場での具体的な援助方法に繋がるような発見が待たれる。

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著者プロフィール

東京大学医学部卒業。東京大学医学部講師、東京大学医学部付属病院小児科医長。発達神経学、神経生化学を専攻し、小児科医として発達障害児の医療に携わる。

「年 『ナチュラルな赤ちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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