梅崎春生作品集 第1巻

著者 :
  • 沖積舎
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806066019

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 落語のマクラのような「寝ぐせ」と月刊雑誌に1年に渡って連載された中編の「砂時計」が収録されている。梅崎春生らしい軽妙な筆致とユーモア-で描かれる昭和29年~30年の連載当時の世相が面白いが、物語として面白いかどうかは評価が分かれそうだ。先に読んだ第2集・第3集の短編集の方が面白かった。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

梅崎春生

一九一五(大正四)年福岡市生まれ。小説家。東京帝国大学国文科卒業前年の三九(昭和十四)年に処女作「風宴」を発表。大学の講義にはほとんど出席せず、卒業論文は十日ほどで一気に書き上げる。四二年陸軍に召集されて対馬重砲隊に赴くが病気のため即日帰郷。四四年には海軍に召集される。復員の直後に書き上げた『桜島』のほか『日の果て』など、戦争体験をもとに人間心理を追求し戦後派作家の代表的存在となる。『ボロ家の春秋』で直木賞、『砂時計』で新潮社文学賞、『狂い凧』で芸術選奨文部大臣賞、『幻化』で毎日出版文化賞。一九六五(昭和四十)年没。

「2022年 『カロや 愛猫作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

梅崎春生の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×