俺が、つくる!

著者 :
  • 中経出版
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本棚登録 : 149
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806117605

作品紹介・あらすじ

従業員六名の小さな町工場を頼って、名だたる大企業から注文が舞い込んでくる。岡野さん以外に誰もできない仕事だから、大企業はただただ頭を下げるしかないのだ。「不可能を可能にする男」が語る開発哲学、経営哲学のすべて。

感想・レビュー・書評

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  • 3

  • ひとくせある人の言葉は面白い.ひとくせあるだけならうるさいおじさんだろうが,実際に本物を作り上げてしまう以上,うなづくしかない.

    こういう人は確かに成功できる.ただ,このような成功ができる人材を輩出する仕組みが日本からなくなっていないか,そこが問題である.

  • 日本の職人は凄い。それをまざまざと見せつけられた。これまで培ってきた経験。失敗に失敗を重ね,今の成功した岡野さんの姿を見ることができる。
    誰もやらないことをやる。非常に参考になる一冊だった。

  • 生き生きした文体が気持ちいい。

    岡野さんの人生はほんと痛快で読み進めるにつれダメージを受ける。
    自分とは全く正反対の生き方をしていて憧れる。
    反面自分には無理なんだろうなぁとかこんな生き方してみたかったとか。
    (まだ就職すらしてませんが

    きっと岡野さんのようにはなれない。だからこそこの本を読んでの満足なのかも知れない。

  • さしても痛くない注射針を作った職人。岡野雅行の行動哲学を綴ったビジネス書というべきだろうか。

    その考えと、行動、そうしてそこにいたったまでの事実が分かりやすく書かれている。

    信念=誰もやらない仕事をする。できないものならやってみろ。そうして笑う岡野氏の顔が見える。さすがだと言うべきかどうか。ただこういう人は嫌いになれないというのが、人なのだろうかと考える。

  • 代表社員岡野氏の個性(豪傑っぷりと暖かさ)や経営者としての手腕も学べとても参考になりました。

  • 兄が読んでいたので高校の時に読んだ本。
    不可能に挑戦する職人魂にカッコよさを感じた。
    印象的なシーンは、相手が納得する取引金額を相手に提示させたこと。
    相手あっての自分の商売。この意識が中小企業の方には当たり前のようにあるんだろうなと思った。

  • 本当の意味でのベンチャー企業とはどんなものかがよくわかる。大企業だけがやりたいことができるわけでないことが理解できる。大企業の重役だけの成功本をだけでなく、このような本を読むことも就活に役に立つ。

    (九州大学 大学院生)

  • 深絞りの技術で、痛くない注射針で有名になった、岡野工業社長の岡野雅行さんの本。
    技術にこだわり、出来ないことはないといったこだわりの親父さんのお話し。
    今年の著書「試練は乗り越えろ」を先日読んで、一番売れた本書「俺がつくる!」も読んで見たのだが、同じ話がたくさん出てきた。
    先日、岡野氏の講演を聴く機会があったが、講演の内容も、本書と同じ内容がほとんど。話好きなおじさんで、時間いっぱい(若干オーバー)イキイキとしゃべっていた。
    生の声で聞くと、おもしろいおっちゃんで、歳(喜寿)を感じさせないパワーが魅力的だった。講演の内容を少しメモしておく。
    ・痛くない注射針テルモが100社以上探して見つからなかった針の作れるところ、豊通からの持ち込みの話で岡野工業に。15分ほど考え、できると言ったら驚いていた。
    パイプからじゃできない。針はパイプからつくるという思い込みがダメだったんだろう。
    特許はテルモと共願。大企業に取らせないと防衛出来ない。(プルトップの特許、知り合いがデットコピーされた云々)
    ・大学卒じゃダメ。中学中退の俺が、、、
    図面書く~型組む~つくる、一貫してわかっていないとできない。
    パーツを外注⇨公差がある⇨合わせこみの世界が成立しない
    ・1から10までやるべき。でも大企業だとさせてもらえないでしょう。
    ・優秀な娘婿(えもとさん)にも恵まれデジタルの世界も取り入れてできた?
    えもとさん=ニコンで潜望鏡の加工していた
    ・専門バカはダメ
    ・型で売らない。システム、プラントで売る。
    成形用の加工油もセットで(ブレンド)
    ・決して新しい技術じゃない。
    ・携帯の電池のケース。地場の口紅ケースから
    ・1万円のりんごの話(高くても売れる)
    そういうのを気づく感性が必要
    ・高くてもいい。何か他とは違った物を作りなよ

    てな感じで、ずーっと江戸っ子弁でしゃべっている、気のいい工場の親父さんでした。



    目次
    「できない」と言われると、俄然、成功してみせると燃えてくる。
    失敗を何度も繰り返す。だから誰もできない仕事ができる。
    技術は見て盗むもの。教えてもらうものじゃない。
    勉強は大嫌いだった。その代わり、誰よりも遊んだよ。
    技術や商売の仕方は遊びのなかから身に付けるもの。
    図面を引かないから発想は無限に広がっていく。
    金型屋がプレスやるんだから、プレス屋も金型をやればいいじゃねえか。
    夕方五時から朝の八時まででいいから、工場を貸してくれ。
    「安くてみんなが敬遠する仕事」と、「難しくて誰にもできない仕事」しかやらない。
    同業者の仕事を盗ったことはない。盗られるばかりだ。
    布団にくるまっていても飛び起きて、工場にこもるなんてことはしょっちゅだ。
    国や銀行に何かしてもらおうと思ったことはこれっぽっちもない。
    人を伸ばすのには徹底的に褒めることだ。
    俺は会社の社員は絶対にけなさない。
    時代が変わることを考えないで、お金を追いかけているからダメなんだ。
    俺より技術が優秀な人は世間にいっぱいいる。でも商売センスがないんだな。
    「看板」で人を判断する人がいる。仕事は看板ではなく、人間生でするものだ。
    井戸を最初にほった人を、大切にしないと相手にされなくなる。
    ちょっとばかしお金がかかっても必ず返ってくる。商売とはそういうもの。
    同じ仕事は三年とやらない。値引き競争が始まる頃には次の仕事に取り掛かっている。
    小泉首相や竹中大臣よりも日本経済のことはわかっているよ。
    才能豊かな人でも何もないところから発明は出来ない。最初はコピーから始まる。
    大企業に言われっぱなしではなくなるのだよ、捨てゼリフを言うぐらいでないといけない。
    ちょっと人と違うことをやれば絶対に儲かるのに、苦労しようという人がいない。
    誰も責任を取ろうとしないから現場は怖がって何もないできない。
    俺は「狩猟民族」だから人と違うことをする。でないと生き残れないんだ。
    世渡り術や世の中の仕組みは玉ノ井の遊郭で教わった。
    技術は失敗の賜物。挑戦しなければ失敗もないが成功はもっとない。

  • 製造業の素晴らしさを伝えてくれてます。

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プロフィール

1933年東京都墨田区生まれ。45年、向島更正国民学校卒業。社員5人の町工場・岡野工業株式会社を経営、代表社員を名乗る。「誰にもできない仕事」と「安すぎて人が敬遠する仕事」をモットーとし、針穴の直径が0.08ミリという世界一細い「痛くない注射針」の量産化や、携帯電話の小型化に貢献したリチウムイオン電池ケースにより、「世界一の職人」「金型の魔術師」として知られる。NASAをはじめ世界的大企業からも注文が押し寄せるなか、これまで家電、パソコン機器、医療機器など多くの金型をつくる。2004年、旭日雙光章を受章、いまもバリバリの現役である。著書に『カネは後からついてくる!』『俺が、つくる!』などがある。

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