- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806117605
作品紹介・あらすじ
従業員六名の小さな町工場を頼って、名だたる大企業から注文が舞い込んでくる。岡野さん以外に誰もできない仕事だから、大企業はただただ頭を下げるしかないのだ。「不可能を可能にする男」が語る開発哲学、経営哲学のすべて。
感想・レビュー・書評
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下町の職人工場の技術が日本の社会を支えていたりするんだろうなと思った。
遊びの中で、仕事も商売も勉強していくという岡野さんの姿勢に共感を得た。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
※2003or2004年に購入
2004.5.5読書開始、5.8読了
2007.8.19売却 -
著者は、60ミクロンの注射針(蚊の口のサイズと一緒なのでさしても痛くない)を開発されてことで有名な岡野雅行さん。何度かテレビにご出演されたこともあるので、ご存知の方も多いのではないかと思う。 本書では、「人のやらないことをやる」、「義理人情を重んじる」といった”ものづくり”におけるご自身の哲学を披露する。的を一発で射抜くようなシャープさと、どことないユーモア、そして一気にしゃべりつくすような急テンポなリズムでの語り調は、読んでいて心地いい。本物だけが持ちえる人間力、オーラは、活字を通してもなおダイレクトに心に響く。エンジニアリング、ものづくりに携わるものの一人として、素直に敬服する。
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ひとくせある人の言葉は面白い.ひとくせあるだけならうるさいおじさんだろうが,実際に本物を作り上げてしまう以上,うなづくしかない.
こういう人は確かに成功できる.ただ,このような成功ができる人材を輩出する仕組みが日本からなくなっていないか,そこが問題である. -
日本の職人は凄い。それをまざまざと見せつけられた。これまで培ってきた経験。失敗に失敗を重ね,今の成功した岡野さんの姿を見ることができる。
誰もやらないことをやる。非常に参考になる一冊だった。 -
生き生きした文体が気持ちいい。
岡野さんの人生はほんと痛快で読み進めるにつれダメージを受ける。
自分とは全く正反対の生き方をしていて憧れる。
反面自分には無理なんだろうなぁとかこんな生き方してみたかったとか。
(まだ就職すらしてませんが
きっと岡野さんのようにはなれない。だからこそこの本を読んでの満足なのかも知れない。 -
さしても痛くない注射針を作った職人。岡野雅行の行動哲学を綴ったビジネス書というべきだろうか。
その考えと、行動、そうしてそこにいたったまでの事実が分かりやすく書かれている。
信念=誰もやらない仕事をする。できないものならやってみろ。そうして笑う岡野氏の顔が見える。さすがだと言うべきかどうか。ただこういう人は嫌いになれないというのが、人なのだろうかと考える。 -
代表社員岡野氏の個性(豪傑っぷりと暖かさ)や経営者としての手腕も学べとても参考になりました。
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兄が読んでいたので高校の時に読んだ本。
不可能に挑戦する職人魂にカッコよさを感じた。
印象的なシーンは、相手が納得する取引金額を相手に提示させたこと。
相手あっての自分の商売。この意識が中小企業の方には当たり前のようにあるんだろうなと思った。