戦略的な考え方が身につく本 (中経の文庫 に 1-1)

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806125440

感想・レビュー・書評

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    ざっくりメモ

    戦略の基本、定石がクイズ形式でわかりやすく考えられる本。基礎としておすすめ。

  • もっとキチンと仕事ができたらなぁ… と思い「西村克己」の『戦略的な考え方が身につく本』を読みました。

    説明される項目毎に例題を用いて、まず考えさせられ、それから回答と解説をしてくれるという構成となっており、とても読みやすかったですね。

    -----story-------------
    仕事が速い。ライバルに勝つ。
    長期的な視点がある。
    無駄がない。
    結果を出せる。
    そんな「仕事がデキる人」になるために必要なのは、「努力」ではなく「戦略」です。
    弱者が強者に勝つためには戦略が必要、強者が強者であり続けるためにも戦略が必要です。
    戦略的な考え方で仕事の業績が上がり、人生が面白いほどうまくいきます。
    -----------------------

    私のような経営戦略の素人が、経営戦略の基礎や定石を学ぶには、ちょうど良い内容でしたね。

    "ドメイン"、"コアコンピタンス"、"PMマトリックス"、"STPマーケティング"等々、何となくわかったような、わからないような基礎用語について、少し理解が深まった感じがしますね。

    印象に残ったのは冒頭の以下の言葉。


    ≪戦略を理解して戦えば、必ず勝てるのでしょうか。それは否です。お互いが同等の戦略レベルであれば、経営資源が潤沢で、戦術レベルに優れた方が勝つでしょう。

    では、戦略を理解しなくてもいいのでしょうか。それも否です。戦略を理解していなければ、経営資源が潤沢で、戦術レベルに優れていたとしても、戦略に優れた弱者に、いとも簡単に負けてしまいます。

    戦略を理解しても、絶対に勝てるわけではありませんが、戦略を理解していなければ、赤子の手をひねるように簡単に負けてしまいます。≫

    きっと、そうなんでしょうね。

    先日の研修でも弱いと指摘された部分です。
    少しずつでも良いから身につけて行きたいスキルですね。

  • Growth is like fresh air.
    A growing company is lively and rewarding.

    成長は新鮮な空気のようなものだ。成長している会社には活気があり、やりがいがある。

  • 20210314読了

  • フレームワーク入門として購入100円

  • 1

  • ・命令系統一本化の原則
    ・社長が現場第一線で指揮を取ると中間管理職を無能化にする。
    ・「いい状態の時」こそ改革を
    ・トラブルの時こそ管理職の底力を見せる。
    ・戦略とは「やること」「やらないこと」を決める。
    ・何事も「予」が肝要、先々の先を考える。
    ・ランチェスター戦略
    ①局所優勢主義・・・一点集中・一点突破
    ②少数精鋭主義
    ③奇襲戦法
    ・組織が敗北する原因は、内部の混乱と自滅によるものが多い
    ・備えありをもって備えなきを待てば勝つ!!
    ・ネルソンタッチ・・・強者は分断作戦で立ち向かえ
    ・嘘の情報を流して敵を撹乱する陽動作戦
    ・負ける理由は我にあり、勝てる理由は敵の中にあり・・・敵が負けてくれるのをじっと待つ
    ・弱者はゲリラ戦(局地戦、一点集中、一騎打ち、接近戦、陽動作戦)
    ・強者は物量作戦(広域戦、総合戦、確率戦、遠隔戦、正面突破)
    ・弱者は各駅停車に乗って、地道に力を蓄えていけ
    ・「三一の法則」=「袋だたきの法則」
    ・「弱いものいじめの法則」
    ・「三点攻略法」・・・①本丸を取り囲んで周辺をまず攻略⇒②本丸の周囲を取り囲む⇒③本丸の周辺が丸裸になれば、兵糧攻めや一斉攻撃
    ・№1戦略(日本一高い山の名前は知られていても、No.2は??)
    ・強者は「ミート戦略」・・・迎え撃って差別化をなくす
    ・弱者は「差別化戦略」・・・差別化で特徴を出す※平均点アップはない
    ・「グー・パー・チョキ理論」
    ①「グー」・・・一点集中で品質の向上
    ②「パー」・・・他商品化
    ③「チョキ」・・・不採算商品をアイテムカット
    ・「二眼レフ構造」・・・相乗効果 ※同一経営者による同地域同業種展開⇒「魚民」「白木屋」「笑笑」(byモンテローザ)
    ・3C戦略(CUSTOMER(顧客)、 COMPANY(自社)、 COMPETITOR(競合)
    ・ドメイン(事業領域)の定義を明らかに・・・自社の得意領域で勝負することは戦略の定石
    ・SWOT分析
    ・マイケルポータの競争要因
    ①新規参入の脅威
    ②代替製品・サービスの脅威
    ③買手(顧客)の交渉力
    ④供給者の支配力
    ⑤(業界内)既存競合同士の敵対関係
    ・ポーターの三つの基本戦略
    ①コストリーダーシップ戦略・・・安売りしても儲かる戦略(ユニクロ、マクドナルド)
    ②差別化戦略・・・高くても売れる戦略(ブランドメーカー、モスバーガー)
    ③ニッチ戦略・・・徹底的にコストダウンや差別化(エコノミーとファーストクラス)
    ・PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)・・・市場成長率と市場占有率
    ①花形・・・市場成長率・占有率も高い⇒売り上げ伸びるが先行投資も大きく利益は少ない
    ②金のなる木・・・市場成長率低いが占有率は高い⇒先行投資が減ってくるので収益性が高い
    ③問題児・・・市場成長率高いが占有率は低い⇒市場成長率が高いうちに、花形目指して先行投資が必要
    ④負け犬・・・市場成長率、占有率とも低い⇒成長率が低いので、シェア挽回のチャンスが低い!!
    ・PMマトリックス(プロダクト・マーケット)・・・(既存市場・新規市場)(既存製品・新規製品)
    ・STPマーケティング(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)
    ①S(セグメンテーション)・・・顧客の細分化、グルーピング
    ②T(タ^ーゲティング)・・・ターゲット顧客(市場)の決定
    ③P(ポジショニング)・・・企業独自の価値観や差別化を認知させる(例:ボルボ⇒世界で最も安全な車)
    ・マーケティングのプロセス
    ①R(リサーチ)・・・環境分析(外部分析、内部分析、3C)
    ②STP
    ③MM(4P)・・・プロダクト(製品)、プライス(価格)、プレイス(販売・流通チャネル)、プロモーション(販売促進)
    ・「選択と集中」で経営資源配分
    ・№1からONLY1へ
    ・3S・・・「選択」「差別」「集中」
    ・戦略とは「やるべきことを決めると同時に、やらないことも決める」

  • めっちゃ勉強になる!
    めっちゃ面白い!

    問題・解説といった参考書のように書かれているのが斬新。設問毎に考え方が育まれ、面白いのですいすいとページが進んだ。
    後半には本格的な経営用語の解説が設けられ、初心者には中々勉強になる。経営に少しでも興味のある方にはお勧めです。

  • ・戦略は桃の種
    ・予めの兵法
    ・大企業は強者の戦略。総合力で勝負
    ・NO1戦略とオンリー1戦略

  • ビジネス基礎とも言える内容で軽く読める割には、頭がよく整理され、オススメ出来る本。

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著者プロフィール

株式会社ナレッジクリエイト代表取締役
経営コンサルタント

1982年東京工業大学「経営工学科」大学院修了。富士フイルム株式会社を経て、90年に日本総合研究所に移り、主任研究員として民間企業の経営コンサルティング、講演会、社員研修を多数手がける。2003年より芝浦工業大学大学院教授、08年より同大学院客員教授。現在、株式会社ナレッジクリエイト代表取締役。専門分野は、経営戦略、戦略思考、プロジェクトマネジメント、ロジカルシンキングなど。
主な著書に、『持たないで儲ける会社』 (講談社+α新書)、『1分間ドラッカー』、『1分間コトラー』『1分間ジャック・ウェルチ』(以上、SBクリエイティブ)、『ゼロから始めるプロジェクトマネジメント大全』(大和書房)、『問題解決フレームワーク44』『戦略決定フレームワーク45』(学研パブリッシング)、『ポーター博士の「競争戦略」の授業』(かんき出版)など著書120冊以上。

「2015年 『伸びる会社の社長の条件50』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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