頭のいい大学四年間の生き方 (中経の文庫 わ 1-2)

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806126867

感想・レビュー・書評

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  • まあ、そうですよね。ってことが書いてあった。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号: 377.9//W12

  • 日本の大学の欠点の一つにティーチング能力がない点が挙げられる。したがって、私たち学生は自主性が求められる。独学で学び、大学という場と大学にある環境を活かして、多くのことを吸収していかなければならない。大学時代は、制限があまり無く比較的自由に動ける時期である。だからこそ、適当に過ごしていたらもったいない。常に学習意欲を持ちたい。
    また、大学時代は社会との繋がりを意識する時期である。社会に出た時のことを考えなければならない。したがって、社会で生きるスキルも身につける必要がある。
    大学生活後半戦が始まろうとしているが、私はここまでしっかり上記のことを意識できていただろうか。確かに、サークルのおかげで少しは充実した生活を送っているかもしれない。だが、実際社会で生きていくための力は養われただろうか。語学さえもままならず、一体ここまで何を勉強してきたのだろうか。残り2年の大学生活でしっかり力を養いたいし、今しかできないことを後悔しないようにやり抜きたい。

  • 大学入るときに買って読んでいたのは良かった。作者は高校までやっていたベネッセの進路用の冊子でもコメントしていた和田秀和。知っている名前だったから購入した感じはある。これから大学を迎える方にはぜひ読んでほしい一冊。

    再読したので追記
    他の本も読んだ後で改めで読んでみると学問以外にも生活のことなど幅広い内容であるなと再認識。その分内容は薄めと感じる人もいるかもしれない。

  • 大学生活を送る上での心構えを書いた本です。

    大学生活に関する本では,以前,橋本努『学問の技法』を読みました。そちらは学問に対する心構えに特化しているのに対して,こちらは社会人生活も想定に入れた内容になっていると思います。

    そのため浅く広くになってしまっているのが残念です。

    「『属人的』か『属事的』か」に関する議論は,物を考えるうえで非常に重要だと思いました。

  • 大学4年間。学生としての特権を存分に発揮できる時期。
    この4年間で主体的に学ぼうとし、アルバイトでも留学でも経験をつむことがたいせつだ。
    社会は激しく変化している。その流れを読み取る力、そして自分で自分を救える力も必要である。
    大学生のあいだにやれること、やりたいことは何でもやったほうがいいだろう。

  • 元々大学の指定図書だからと生協に売りつけられた本で、読むのを先延ばしにして休日の今日、することなしに仕方なく読んだのだけど、意外とそれなりにためになった。
    特に大学の講義自体、本当にためになるんだろうか?という疑問は、この一か月の間だけでも湧いてくるものだったし(まだよくわからないことが多いからなのかもしれないけれど)、アルバイトにせよ勉学にせよ、自主性をもってすることが確かに大事だなーと感じた。

    それじゃあ僕も夏休みに入る前くらいから、本格的に塾や家庭教師のアルバイトを探してみようか。
    教職は取らなかったけど、そこで意外な適性が見つかるかもしれない。

  • 大事だと思ったとこメモ

    ・日本の大学に、特に文系ではティーチングスキルがないため、学生は今こそ自ら進んで独学する意味を見つけ、学ばなければならない。←ダブルスクールを選ぶ学生は賢い。
    ・受け身姿勢をやめリベンジ派に転向しよう。今の大学や個人の才能、生来の資質のせいにして自分のレベルを決めつけて、あきらめてはいけない。←高校受験のリベンジ者(三流高校から東大など)はいるのに、大学受験のリベンジ者や就活のリベンジ者が少ない現状がある。
    ・p.35、成毛眞さんの例、変化を予測するセンスを持つ。また時代の変化に対応すべき。
    ・文系でも数学を学んでおくと仕事に有利、数学を勉強したもののほうが年収が高いデータがある。
    ・メタ勉強すべき←勉強のしかたを勉強すること
    ・出会った人々とのつながりは大事にしろ。そこからチャンスが生まれる
    ・属人的(自分の好きな人のいうことは無条件で信じてしまったり、嫌いな人のいうことを全部否定する)より属事的(言った人より、中身の方を優先して判断する)であれ。
    ・社会を知るには、学生はキャンパスから開放されるべきだ、そして大人への脱皮を。
    ・良き人生を拓くため、良き師を見つける。キャンパスの中では難しいので、感銘を受けた著者に手紙を送ってみる。

    要は、
    ・社会を読む感性を磨き、将来自分の身に何が起こっても生きていける能力を学生時代に身につける。そのために独学し、行動せよ。

  • 【大学なんか大嫌いだ】

    三年前に買ったこの本は、72ページ目と73ページ目の間に栞を挟んだまま、ずっと眠っていたことになる。
    朝の4時に目が覚めて、なぜかこの本を読もうと思った。

    なぜ三年前に読むのをやめたか。
    ウソだと思ったからだ。というか、ウソだと信じたかった。
    まだ大学に期待していたし、大学受験が大変だったんだから少しくらい休ませてよという感じで。

    そして今大学三年。この頃思っていた大学(というか大学教授)への不満だったり、アルバイトに対する後悔だったり、就活の話だったり、これは私か?と思うくらい的確に、和田さんが指摘するもんだから、読みながら泣きかけた。

    でもとりあえず、和田さんが示唆してくれたのは、
    大学が悪いのか?それとも私が悪いのか?という最近の疑念については、どっちもどっち、であって、そして私は取り返しのつかないことをした(こんな大学に入ってしまった)のかというのは、取り返しはつく、という具合か。

    まあ、私が三年かかって泣くほど実感させられてきたことは、このたった190ページにほとんど要約されていたということだ。

    とにかく、私にはあと一年しかないのだから、急いで逆転せねばならない。
    やれることは今日からやろう。

    ①中国語を思い出す(前に見てたNHKのテレビ講座を活用しよう)
    ②英語を思い出す(CNNニュースの雑誌、購読再開してみよう、あとCDプレイヤーは新しいのを買おうか)
    ③いいな!と思った先生の授業をとる(幸いにも来年は単位数を気にしなくてよいので。少なくとも大学内に3人はいる。たった3人だが)

    4月までの短期目標はこんな感じになる。就活も忙しいから。就活でも考えることは止めないでがんばろうと思う。

    はあ。何より
    「T大の10番より、進む大学で1番になれ。」
    死んだおじいちゃんの指摘は正しかった。
    一年目で出鼻を挫かれてそれは無理みたいなんだけど、せめて会社で1番の人間になるよ。おじいちゃん。

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著者プロフィール

1960年、大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、高齢者専門の総合病院である浴風会病院の精神科を経て、高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたり高齢者医療の現場に携わっている。
主な著書に、『80代から認知症はフツー』(興陽館)、『病気の壁』(興陽館)、『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』(マガジンハウス)、『80歳の壁』(幻冬舎)、『70歳が老化の分かれ道』(詩想社)、『老いの品格』(PHP)などがある。

「2024年 『死ぬまでひとり暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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