できる人の教え方

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806127529

作品紹介・あらすじ

講師歴20年。数多くの社会人・学生を教え、周囲に見放された"伸び悩んでいる人"のやる気と力を引き出してきた著者が相手の「満足度×伸び率」を高める指導法を初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 教え方のテクニックも紹介されてた。

  • 「教える側はキャリアを積むにつれて受けて側との差は大きくなる」
    経験を積めば積むほど乖離が広がるという矛盾のような話

  • 著者は東進ハイスクールの英語講師。
    20年以上の講師経験から得た教える技術を多く紹介。
    相手にわかってもらえる方法、やる気を引き出す方法、タイプ別の教え方など教えるに関して必要となることを網羅。

    対象者にあわせ内容、モチベーションの上げ方、教え方を変えもっとも効果的に吸収してさせることはさまざまな場面で応用が利く。ただし本を読んだ後に具体的に教える行動を行い、自身でtry&errorを積み重ねることが大切だと感じた。
    巻末にある著者の苦労話、成功体験はおもしろい。

  • 教師たるもの五者たれ。学者、役者、易者
    芸者、医者。百を知ってこそ一を教えられる。人を惹きつける魅力を持っているか。相手の不安をきっぱり捨ててあげる。成功すると信じたいという気持ちをサポートする。占い師に相談者が求めているものは、自分の悩みや不安をきっぱりと否定してほしいこと。なるほどー。自分のなかで答えは決まってる。背中を押してほしいだけ。芸者は学ぶ場を楽しくしてあげる。相手が退屈しないように笑いを盛り込む。チョット笑わせて一気に教えて、また笑いのネタを入れて、最後にまた教える。
    やる気の源は3つ。一つ目が楽しい。二つ目が自分の将来の目標を達成したい。3つ目が大好きな人に認められたい。

  • 気になっていたことの答えがするする出てきて楽しかった。
    始めに出てきた「五者たれ」という言葉の愉悦と矜持よ。

    「捨てられないプリントの作り方」なんて非常に興味深かったです。
    そんなこと考えた事なかった。恐れ入りました。

  • まいばいぶるに認定。

    訓話というより、テクニック本に近いが、例えば「生徒のモチベーションがあがらない」「どこまで予習をして授業へのぞめばいいか分からない」など、講師なら一度はぶち当たる疑問質問に明確な答えをくれる非常にすばらしい一冊。

    教えることは、奥が深くおわりがない。
    ただ、教えるその一瞬一人の生徒に一回しかない。

    教育を生業とさするひとなら、必ず読むべき。

  • *○出し惜しみなく教えることは自分にとってまったく無駄なことどころかそれよりはるかに大きな利益をもたらして\くれいます。
    *○「陽のあたる教室」というアメリカの映画があります。
    *クライマックスは、彼の引退の日。恩師の労をねぎらうために、何十年間にもおよび教室生活 で教えたたくさんの生徒たちが講堂に集まりました。
    *○「教師たるもの五者たれ」何かを教える立場びの人は、「学者」であり「役者」であり、「易者」であり、「芸者」であり、「医者」でなければならない
    *○「教える人」は、自分の学ぶ姿勢は波及させる必要がある
    *○毎日ダラダラとれテレビをみているだけの親から「勉強しろ」と言われても、子供は反発しか感じないでしょう、ラクすることばかり考えるている上司から「一生懸命やれ」と言われても誰も聞く耳をもだないでしょう。
    *○「相手の不安をキッパリと切り捨ててあげる」
    *○「医者」 思考型か暗記型か見抜いて教える。 教える人の役割は振り子を暗記の方向に引っ張っていけば、ちょうどバランスがとれる
    *○ある年齢がいくと、「いまの生徒は・・」とか、「最近の新人は・・」という言葉を言うようになります。私は、この言葉を言うようになったら、上司なり、先生なりのピークは過ぎた
    と考えます。なぜなら、こうした言葉が頭にうかんでしまうということは、自分の知識を部下や生徒のレベルにあわせることができななったということです。
    *○教えるというのは、「できない人を。できる人に変えること」自分の教え方のまずさを棚に上げて「いまの若い人は」でかたづけてしますことは、教えることを放棄したのと同じ
    *理想の姿は、相手の「満足度×伸び率」を高めること
    *教える内容は徹底的に「シンプリフィケーション」
    *○目的達成の関係ない話を長々とされるのは、余計なお世話です。
    *○「学ぶ」とは、つきつめれば「思考訓練と暗記」
    *○教える量はすくなく。しかし、因果関係はしっかり示す
    *○累積型のテストとは、まさにこの「皿まわし勉強法」をさせるためのテストです。学んだことをすべて、決して忘れないようにテスト
    でメンテナンスしていかなけれなならないという考え方です
    *解答つきの別問題をつけて時間があまったらそれを解くように指示するとか、参考資料をつけて、残りの時間は指定部分を読ませる
    *○スパイラル方式 1回に教える内容は軽くさっとなる程度にして、回を追うごとに次第に内容が深くなっていく

  • 教える仕事をしている人への激励本。

    これでよかったんだ。
    そういう方法があるんだ。
    皆同じなんだ。がんばろう・・・
    ・・・と思いながら読み進めました。

    読んで良かった本です。

  • 大学1年次に読んだ。

  • 私自身、バイトで塾講師をしているので読んでみました。

    全体的に読みやすく、サクサク読むことができます。

    内容としても、まだ未熟者の私のとって、
    とても参考になることばかりでした。

    授業の組み立て方、準備の大切さなど、塾講師だけでなく
    将来、学校の教員を目指す方にも読んでほしいなと思いました。

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著者プロフィール

1967年日本の福岡県北九州市生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒。東進ハイスクール・東進ビジネススクールのネットワーク、各種教育関連機関での講演活動を通じて実用英語教育の普及活動をしている。文部科学省「英語教育の在り方に関する有識者会議」の委員も務める。子供から大人まで、誰にでもわかるよう難しい用語を使わずに、英語を楽しく教えることで定評がある。

「2023年 『中学英語スーパードリル 中3 完全マスター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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