人に聞けない大人の言葉づかい (中経の文庫)

著者 :
  • 中経出版
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本棚登録 : 322
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806129738

感想・レビュー・書評

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  • 「日本語の作法」と重複している話題も多い。

  • 大人の言葉遣いとは、日本語が本来持ち合わせている、他人への気遣いや、出すぎない謙虚な心を、言葉を以って表現するという事だろう。最初読んでいて、よくある老人が最近の若者は。。。といった苦言だけのエッセイだと思い、途中で読むのをやめようかともも思ったが、完読してそうではないとわかった。むしろ、著者は、言葉は時代と共に変化するものである、数多の事例を挙げてそれを肯定している。御前は、ほんらい尊敬語であったが、現代は上から目線での言葉となってしまっているなど。しかしながら、著者が言いたいのは、会話や文章において、日本人が培ってきた心の部分まで失われていく事に対する危惧であろう。年齢や立場にふさわしい物言いは、当然あるべきであり、これは日本語だけに限らず英語でも同じだ。一読の価値はあったと思う。

  • 書名や帯のとおりのマニュアル本かと言えば、さに非ず。古老に叱られ叱られ自分の日本語感を正されている感じがして、時に「そんな古臭いことを言われても……」と思いながら読了。H26年度最初の読了本がこれというのも何かの縁だろう。章としては『間のない間抜けな話し方』が、行としては『ことばの乱れは精神の荒廃の指標であるのは、日本語において、ほかの国よりいちじるしいように思われる。』が印象的。

  • 間違えて覚えていた言葉やつい使ってしまう言い回しなど自分を振り返るのに良い内容だった

  • 一章二章、及び五章はためになる話が多かった。思わず我が身を振り返る箇所も多々あった。

    ただ、外山氏の著書にしては少し表面的で深みにかけたり、繰り返しも多いように感じた。分かりやすく書こうという意図が強かったのだと思うが。

    期待が大きかった分、☆は一個減で二つ。

    言葉に関するエッセイでは、高島俊夫さんのシリーズが好きだ。

  •  言葉遣いというのは、何歳になっても難しいもので、いや、逆に歳をとればとるほど、言い方には気を遣うことが多くなりますね。

     この本では敬語はもちろんですが、大人だから使うわざと曖昧にした表現であるとか、漢字やカタカナ言葉を使うセンスであるとか、得する言葉、損する言葉などが紹介されています。

     いわゆるハウツーもののように、網羅的に書かれているわけではなくて、エッセーが寄せ集められた感じですので、この本で全てをマスターしようというのは無理ですが、言葉遣いのどんなところに気をつければいいのか、そのツボのようなことは理解できるようになっています。

     最後の章に絶対語感というのが紹介されています。つまり、おかしな表現に出会ったときに、理屈ではなくおかしいと感じられるセンスのことですが、この絶対語感を磨くためには、子供時代の言語環境、すなわち親の言葉遣いが大事だなあと、改めて反省しました。

  • ことばは、人となりを表す履歴書。まさにその通りで、毎日使うものだからこそ、大切にしなければと実感。ことばの響きやニュアンスが人間関係を円滑に進めるかどうかにも関わってくるので気遣いができる「ことば」を心がけたいと思いました。

  • 英文学者であり言語学者でもある外山 滋比古によるエッセイ。

    なかなか気付かされる部分はあったものの、内容がさらっとしているため、大人としての所作を身につけたいのであれば、マナー本を買ったほうが良いと思う。

  • 今も昔も国語が苦手なのは変わりなく、より適切な表現を知らずに生きていることは否定できないので、少しでも勉強になるかと思い、読んでみました。

    丁寧で美しいことばの裏には、心があると感じました。
    言葉の成長は心の成長と密接な関係にあるような・・・
    目上の人、患者さん、お友達、初対面の人、みなさんと心地よいコミュニケーションができるように勉強と実践を繰り返していこうと思います。

  • 大声で知性のあることははなせない。


    そうですね。

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著者プロフィール

お茶の水女子大学名誉教授

「2018年 『「考える頭」のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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