空海!感動の人生学 (中経の文庫 お 6-1)

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
3.18
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本棚登録 : 186
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806130642

作品紹介・あらすじ

仏教の修行もビジネスも、同じ人間の行ないである。世の中に会社ができる何千年も前から、仏教者達は「幸せなお金儲け」を追求してきた。形のある財産や地位、名誉等に執着するのではなく、「善い行ない」を積み重ねることで、はじめてまっとうな成功が手に入るのだ…激動の社会の中で、人として正しい道を歩むための指針がここにある。

感想・レビュー・書評

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  • 未感想

  • コンセプトはよかったと思います。
    仏教、宗教ってなんとなく世俗とかけ離れた精神性を問うような印象がある(んじゃないかな、と)ので。

    また仏教から派生した怪しげな宗教団体が政治に介入しようとしたりする等、ちょっとした宗教アレルギーも持ってしまったりしますしね。

    でも、商売のやり方、社会貢献、の考え方って本当に仏教の考え方と乖離しているものだろうか?欧米諸国の”ビジネス”は日本社会と相反するからこそ、今の弊害が色々出てきてしまっているのではないか?
    ・・・と考えると、
    この書の存在意義があるかな、と思います。


    一休和尚が出てきたり、あんまり空海が全面に出てきている感じはしませんが、コンセプト自体はいいと思います。

  • 2014/2読了。
    知目行足、学んだことを行動に移すことが大切ですね。

  • 空海の思想にあまり立ち入っている雰囲気はないし、空海らしさといえば「お遍路さん」のお話くらいだが、
    仏教の知恵が学べ、穏やかな心持になることができます。

    あたりまえの聞きあきたことですが、人のために生きる利他の心、食事に感謝する姿勢、手を合わせること、何でも丁寧に取り組むことなど、生活に取り入れたいものです。
    「穢土の一日の修行は、深山の千日の修行に勝る」
    「忍耐は苦し、されどその果実は甘し」


    宇宙のシステムから、マクロのシステムまで同じ構造であり、森羅万象にまで仏が宿っているという考えを聞いて、
    「心の耳を澄まそう」ということを思います。

    第6章は仏事のことを書いてあるので、おまけかと思いきや普段使っている「玄関」「挨拶」「御馳走」などが仏教用語だと知って、もっと心をこめてやろうと思った。
    臨終のときに霊魂の旅立ちを妨げないように気をつけるべきことなど、お葬式や法事の意味が分かってよかったです。

  • 仏教をビジネス向けに説いた仏教学の入門書。
    今までなんてことはなく使っていた言葉が仏教に由来すること、仕事をするうえでの心の持ち方などがわかりやすく3Pごとにまとめられている。経営者向けに書かれている内容が大半なので、平社員向けの話もあればと思った。

  • 空海の本を買ったつもりが、「空海」の話はほとんどなく、「感動」もなし。看板に偽りあり。坊さんが書いたただのビジネス書(もどき)でした。時間と金の無駄也。

  • 仏教の修行もビジネスも同じ人間の行いである。難しい仏教の教えがわかりやすく書かれています。ビジネスや商売の根本の考えにも通じるところがあると思います。

  • 感動ではなかったけど、よい。
    仏教が近くなり、大切に生きようと思える

  • 考え方やスキルの広がりを持たせるのは色んな本があると思うが、やはり深みを考えさせられるのは、はるか昔から今まで引き継がれているものには遠く及ばないように思う。

    多分読むたびに考えさせられる一冊だと思うし、空海の残したものはすごく日本人にも向いているし、きっと今でも、そしてこれからも役立つ一冊だと思う♪

    いやぁ~イイ本です!

  •  あんまり仏教は詳しくないけれど「菩薩道」って空海の思想なんですか? もっと仏教全般の話なんじゃないかしら。
     もし、それが空海の思想だというのならいいんですけど、この本、菩薩道ばっかりです。それでなくとも、全体的に「仏教思想」そのものを論拠とするものが多い。タイトルに「空海!」なんて書いているのに、あんまり空海空海していないんだよねー。
     個人的には空海の考えが知りたくて購入した本なので、ちょっち残念。

     内容的にも、あまり特別なことは書いてないですな。目からウロコ・・・というにはパンチ力不足。なんか下手にビジネスのこととか書いちゃっているから、なんていうか、その、ウサンクサさを感じてしまいまふ・・・。いや、偉い方だというのはわかるんですが・・・う、ウサンクサイ・・・。

     ただ話はちょーうまいです。一編一編がうまくまとめられています。マクラがあって、それを発展させる形で本論に持っていく。本論自体も、たとえ話が効果的に用いられていて、変な説得力がある。うん、うまいです。なんかところどころ、おサムい感じになっていますが。


    【目次】
    この本のあらすじ
    はじめに
    第1章 成功の核心は菩薩道にある
    第2章 仕事は道理を知ることから始めよう
    第3章 ビジネスマンは菩薩の気持ちを持て
    第4章 菩薩道を身につけるために
    第5章 リーダーはこうして菩薩道を教えよ
    第6章 知っておきたいくらしの仏事と仏語

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著者プロフィール

高野山真言宗大僧正 傳燈大阿闍梨

「2016年 『人生の悩みが消える 空海の教え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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