- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806138785
作品紹介・あらすじ
常識を捨ててゼロから考えてみよう。人気の「倫理」講師が教える世界一わかりやすい哲学の授業。
感想・レビュー・書評
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1.役に立つ立たないで物事を考えていましたが、根本として、「考えること」の大切さを知りました。そこで、考える学問といえば哲学だったので、読むことにしました。
2.哲学はよくわからない言葉がずらりと並んでしまい、飽きてしまう人が大半です。しかし、本書では、ざっくりと分かりやすく説明してくれていることが特徴的です。
各章毎に人物の紹介がされており、それぞれがどのような哲学を持っているのか、人間関係はどうなのかといったことまで述べられています。
3.哲学は今まで避けていましたが、一流になるためには避けては通れないことだと思いました。一流は必ず自分の哲学を持っています。その背景には自分の培った経験と思考が凝縮されており、言葉に厚みを持たせてくれます。だからこそ、ビジネス書ばかり読むのではなく、「考える」ということと向き合わなければならないと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
歴代の思想家・哲学者の思想を、その時代背景と共に書かれていて分かりやすかった。
どの時代においても、先代の概念や思想を批判的にみることで新たな概念や思想が生まれる。よって批判対象であった以前の概念は批判対象ではあるが必要不可欠なものであるとするヘーゲルの弁証法が面白かった。
2011.7.23 -
何気なく手に取った哲学の本、入門の文字が読めそうな気がした。 読み進むにつれ「何だ!屁理屈ばかりじゃないか!」と思ったのであるが、あの有名な哲学者、ソクラテス・プラトン・アリストテレス等の名前が出始めると、それぞれの目指すところが何であったのかが漠然とであるが分かったような気がした。哲学とは、物事の原理を突き詰める事だと思う。つまり、「~である」という事実よりも「なぜ~なのか?」という根拠を考える学問なのである。例を挙げると、ソクラテスの「無知の知」などはその典型であろう。「自分は何も知らないことを知っている」という。それを論拠に展開している学問なのである。ここだけを抜粋すると、何だこれは?と思われるだろうが、私が感じた哲学とは、本質を考え抜く学問ではなかろうか。原因には必ず結果がついてくるように、決して理由なき理由はないのである。また、『特定の答えを出す事ではなく「考える事」自体が学問である』(本分抜粋)と。 私自身、なぜそうなのか、本質を考え抜くことから始めたい。
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哲学をざっくり読むのに分かりやすかった。6年前に初めて哲学に触れてから、今でも度々開く。言葉がすっと入ってくる。
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図書館で借りた。基礎はいいけど
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著者の畠山創さんは代々木ゼミナールの名講師らしいです。
この前、早稲田大学にも来て講演していたのが気になって読んでみました。
諸哲学者の思想紹介のような内容でした。わかりやすいといえばわかりやすいです。参考書みたい。
ただ、この本に限らず、こういう風にいっぺんに多くの哲学者の解説をされても、あまり覚えられないんですよね。それに、本書は思想の紹介がほとんどなので「考える力が身につく」というのには疑問符がつくかもしれないです。
ブッダの「他人によって私自身がいる」という思想は自分に合うんじゃないかなと思います。 -
哲学に興味が無い人でも、拒絶反応が出ないように、優しい言葉で書かれている。哲学が好きな人には物足りなく、もっと詳しい本を読もう!という気にさせてくれる一冊であり、哲学が好きな人にも好きじゃない人にもプラスの影響を与える本だと思う。高校の倫理の時間に習った内容が次から次へと思い出される感覚を覚えた。自分が高校の時サルトルが好きだったことも思い出させてくれた。短い時間で気軽に読める一冊。