会議がうまくいく たった3つの方法

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806138792

感想・レビュー・書評

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  • ファシリテーションについて書かれた書籍。
    気になる記載を抜き出す。
    「問いかけて3回連続でシーンとさせてしまうとその会議は死んでしまう」対策として、「質問する前にアイデアが出そうか予測しておき、できれば進行役が自分でも『3つくらいは意見が言えるかな』とちょっと考えてから聞くほうが良い」「だれも意見が出ない場合は呼び水となるように『例えばこんなことできませんか』と準備しておいた3つのアイデアを少しづつ、場に提示する」
    会議が時間通りに終わらない最大の原因は「テーマ設定」がされていない。=会議をどのように進めるのかという道筋を参加者が共有できていない。
    【会議内容の告知メール】
    目的(何のため)、議題(何を議論する)、ゴール(何ができれば終わる)という整理ができる。
    目的の例:次号の社内報に何を掲載するのか検討する
    議題の例:社内報先月号の社内アンケート結果共有
    今月のテーマ案 ディスカッション
    取材内容の詳細、段取り調整
    ※会議の具体的なイメージを参加者に持ってもらえるように告知にする。
    会議のゴール例:特集で取材するテーマと部署の決定
    社長対談の対談相手のリストアップ
    スケジュールと役割分担表の作成

  • 会社ではいろいろな会議を行うものです。

    そして、質の良い意味のある会議を行う会社と
    あまり意味のない会議を行っている会社では
    業績に大きな差がでてくるものです。


    本日ご紹介する本は、
    良い会議を開くためのシンプルなテクニックを
    詳しく紹介した1冊。


    ポイントは
    「アイデア」「時間」「空気」の3つ。

    いろんな人からアイデアがたくさん出て、
    時間通りに終わり、
    会議中の雰囲気も良いと思えるのが
    良い会議と言えます。


    「アイデア」

    集団の人数が増えると、無意識にサボる人が出てくる現象
    のことを”社会的手抜き”と言います。

    たとえば、
    5人しかいない朝礼で、全員で挨拶をする場合は
    みんな大きな声を出しますが、
    100人集まった朝礼で全員で挨拶をすると、
    必ず声を出さない人がでてきます。

    会議で意見が出にくい時は、
    小人数でやるのが効果的です。



    「時間」

    会議が時間通り終わらないことはよくあります。

    まずは、終わりの時間を決めてから、会議をやること。

    そして、事前に自分の頭の中で、
    その会議をやってみることが大切です。

    会議は、どのように進んで、どのような結果になりたいのか
    考えてから望みましょう。



    「空気」

    会議ではいいにくいことを
    言い合える関係を作ることが大切。

    会議の空気が重苦しいと、
    なかなか言いたいことも言えません。

    進行役は簡単な質問を全員になげかけて、
    まずは何か発言してもらうようにしましょう。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    進行役は「アイデア」「時間」「空気」に配慮すること
    会議のポイントは「発散」と「収束」
    議題を忘れないために、議題はホワイトボードの左上に書いておくこと
    会議が時間通りに終わらない原因は、会議の進め方を参加者が共有していないこと
    社会的手抜き=集団の人数が増えてくると、無意識にサボる人が出てくる
    会議の進行役は、参加社の中で一番のうなずき屋さんになること
    自分が進行役をする会議だけは絶対良い会議にしようと誓う
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第一部 会議の特性を理解しよう
    第1章 会議のアイデアマネジメント
    第2章 会議のタイムマネジメント
    第3章 会議のチームワークマネジメント
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01w.seesaawiki.jp/f/2/fujiit0202/5c6ee5811297c8cc.png
     

  • さらりと読める、要点チェック!

  • セミナー HRカンファレンス2011
    「プレゼン力、会議力を高めるトレーニング方法とは?」

    1.話す時の注意点
    1)大きな声で話す
    2)視線:1センテンス1人ずつ
    3)間:2秒もつもりが0.5秒の間を作る
    4)動き:体動かず、手が動く

    2.疑問→結論→理由
    興味→驚き→納得

    3.アイディアとは、既存の知識の新しい組み合わせ
    ×「何かないですか?」
    ○「何か無駄になっていることはないか」
    「何か方向性を全く変えられることはないか」
    「何か極端に短く(長く)なることはないか」
    「何か他の業界でヒントになることはないか」

  • 映画「マネーボール」の冒頭での会議シーンで、ベテラン達の勘や好みの意見ばかりに主人公がうんざりする場面あった。そういった座談会みたいな会議に辟易してて、なんとか会議を変えたいと思ってる人におすすめ。

    会議の時間を実りのある時間とするための、わりと実行が簡単なテクニックや心構えをまとめてあります。画期的というよりかは定番なテクが多いかも。


    試してみようと思ったこと。
     ・出席依頼のメールに目的を書く(動詞で示す) 「ゴール」も。
     ・ホワイトボードを積極に利用する。マーカーの色は豊富に。
     ・ポストイットでアイデア出し。ブレスト。
     ・従来からあるアイデアの新しい組み合わせを考える。
     ・会議の開始時間と終了時間にタイマーを設定
     ・会議中に目立つところに時刻を表示する

  • まぁ会議系のネタはこんなとこか。

    ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

    会議の中身(実質)をコントロールする

    アジェンダをしっかり作ってこさせる

    アジェンダ上のゴールに向かって議論させる

    議論のポイントとして、ファシリテーターの技術、フレームワークを与える



    ホワイトボード、プロジェクタ、模造しを使って議論を可視化する
    会議の空気(形式)をコントロールする

    ※特に議論の混沌状態は必ず可視化すること!!

    -板書はファシリテーターがするべし

    ⇒板書専用アプリみたいなのないの??

    -板書は汚い字でやる

    -漢字を忘れたらカタカナでよい

    -書き終わるまで待ってもらう

    -的外れの意見も全て書く

    -要約を書く、その際は発言者に意図を確認、質問するとよい

    -自分の解釈で表現を変えない!!

    -図・マトリクスを書く(目線は左上から右下、時間は左から右)

    -色の使い方 黒:基本、青:重要、赤:最重要、緑:オリジナル



    (3)コンフリクトは歓迎する

    ・介入のタイミング

    ・対処方法(基本)

    -承 認:コンフリクトがあること自体、議論できている証であることを承認

    -明確化:何について議論しているか、本質、目的(上位、下位)、原因を確かめる

    -整 理:議論を整理する

    -振返り:私たちは今良い議論ができているか振り返る

    -変 更:どのような観点で話を進めるべきか提案する

    -行 動:行動計画、サポート行動計画を促す質問を出す



    (4)振り返りの時間をとる

    ・話し合いの中間と最後、必ず振り返りの時間をとるようにする



    ②タイムマネジメントする

    ・アジェンダを作りこむ

    -会議の名称・目的を確認する

    -会議前のチーム状態や状況を観察する(特に感情面やチーム内の関係性について) 

    -ゴール(会議の終了条件。~という状態)を設定し、優先順位をつける

    -アジェンダ(議題、時間配分、優先順位)を作成する

    【各会議類型に応じた流れは以下のとおり

    -問題解決会議の場合

    問題設定→原因、発散・収束→解決策、発散・収束→まとめ

    -企画会議

    問題設定→発散・収束→まとめ

    -定型会議

    議題ごとに発散・収束の繰り返し

    議題のつなぎ時間にも配慮すること

    -確認作業

    ・上記の流れにあてはめ時間配分や手順に問題ないか確認する

    ・ゴールを達成できるアジェンダになっているか、確認する



    ・アジェンダを共有する

    -メールに上記を簡潔に記載する

    -会議の序盤にメンバーに説明する



    ・時間内に終わらない場合の対処法

    -まずは参加者と相談する

    -延長、議題の内容を縮小する、会議を延期する



    ・時間通りに始まらない場合

    -時間通りに始める人だと認識させるために時間を厳守するようにする



    ・収束の仕方

    -以下の選択方法をメンバーに問いかけるか、ファシリテーターが提案、決定する。

    決裁者の直感、参加者の合意(全員一致、多数決等)、評価項目で評価

    ※2段階多数決

    一回目に絞り込みのための多数決→議論→決定のための多数決



    ・議事録

    -議事録の取り方を決めておく

    -メールに議事録を直接貼り付ける

    -ホワイトボードの板書の写真をそのまま使う

    -決まったことを会議の最後に確認する



    ③チームワークマネジメントをする

    ・会議の空気をコントロールする

    -「聞く」(うなずき屋さんになる)「褒める」(ポジティブレスポンス)「書く」

    -参加者を頼りにする(発言者のモチベーションを下げない)

    -早い段階で全員に発言してもらう



    ・空気が淀んだ場合

    -発言は平等。ただし年配者に対する敬意は忘れないようにすること

    -脱線した場合は少し見守る。

    -長くなってきたらちょっと元の議論に立ち返るようコメント

    -言いだしっぺがやらなきゃいけないわけではない旨言及する



    良い空気を醸成するルールはグランドルールとして採用する!!

  • 実行するのが難しい高度な術ではなく、簡単にできる事からという趣旨で書かれています。

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著者プロフィール

1969 年生まれ。コクヨ株式会社 [コクヨの研修]スキルパーク シニアトレーナー。 千葉大学工学部工業意匠学科卒。オフイスインテリアデザイン設計米国インテリア設計事務所留学、働く環境と従業員の行動(創造性、コミュ二ケーション、場のあり方等)に関する分析・研究などの業務に従事したのち、 2003 年より、現職にて法人顧客に対する企業変革コンサルティング、人材育成・教育研修を担当。同時にコクヨグループの人材育成の企画・実施にも取り組んでいる。

「2019年 『プレゼンの語彙力 おもしろいほど聞いてもらえる「言い回し」大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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