- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806139645
作品紹介・あらすじ
「誰も私を評価してくれない」「毎日が同じことの繰り返し」「心の中が空っぽだ」…人生は苦しい。しかし、どんなに苦しい人生をも愛し、感謝し、受け入れ、それを何度でも繰り返そうとする、ポジティブな哲学!それがニーチェの哲学です。苦しいときこそ本書から「健康な精神」を取り戻して下さい。
感想・レビュー・書評
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ニーチェの入門書としてはわかりやすく説明されているように感じました。
私自身哲学に関しては素人でしたが、筆者が伝えたい部分については理解ができたので、
ニーチェのことや哲学のことを知りたい時に初めの一冊としてお勧めできます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
よき
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分かりやすいようで分かりにくいところもあった。
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読みやすいはずと手を出した光文社古典新訳文庫版『ツァラトゥストラ』上下巻、どうにか読み通したものの、内容は理解できず。解説書に助けを乞う。
CDやDVDの紹介もあり、図解も豊富で理解が進む。
ラクダ→獅子→小児と3段階に変化する精神の例え。『2001年宇宙の旅』終盤、スターチャイルドの意味がようやく解った。
現代音楽みたいに聴こえるリヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」の初演は1896年なのか。ニーチェの存命中だ。もし正気なら、音楽好きのニーチェはどれほど喜んだことだろう。 -
とにかく面白かった。何がといわれても説明できないけれど、ところどころ入る図解がとてもわかりやすかったです。
とりあえず全肯定でっつーとこかな。 -
この本でニーチェが好きになりました。
ニーチェの哲学的テーマは「自己超克」。悲劇的な人生を送り続けた彼が、それを乗り越えようとして編み出してきた哲学です。
本書で衝撃を受けたのは、「自分が道徳的なセリフを武器にして、優位に立とうとしていないかどうか」(120頁)という指摘です。
人を指導するときに、正義や道徳を盾にそういった気持ちが自分にもあったのではないかと反省しています。
ニーチェがワーグナー作曲の『タンホイザー』を口ずさんでいたとは驚きです。『白い巨塔』の財前五郎(唐沢寿明)か!と突っ込んでしまいました。 -
とてもわかりやすい。ああそういうことだったのかと思える。とりあえず把握することはできる。後は自分で原典にあたってみて納得するかどうか。更に何か思うか。きっかけにはとてもいいと思う。ひょっとしたらこれだけでもいいのかもしれないけど昔、何冊か読んだベースがあったからかもしれないし。ツァラトゥストラなんかを読む前に読むのはいいかもしれない。ツァラトゥストラは昔、何度か読みかけて読み終えていない気になる本。実際、ニヒリズムというとあれだけども仏教の根本に近いところがあるように思う。これからニーチェの本を読むのが愉しみに。
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難しいところもあったけど、エッセンスを知る上ではよかった。
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この瞬間を肯定することは永遠を肯定すること。
他人を恨まず、自分も恨まず、過去の出来事も恨まない。