9割の会社は社長で決まる!

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806140184

感想・レビュー・書評

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  • 丸善 講演会

  • ・経営力=判断力。経営者には短い時間にこれらを素早く決断する能力が求められる。あれこれ迷ってしまう人は99%の可能性があっても残りの1%で実行に移せないり経営者は70%の可能性があれば決断し、行動に移すべき。

    ・よしもと興業の「売れる人の条件」
    1.絶対売れると思い込んでいること
    2.売れるための勉強を異常なレベルですること
    3.欠点を長所に変えること
    30%は会社流、70%はそれぞれの個性で花を咲かせなさい。(=船井総研の社風「同根異菜」という考え方)。社員の能力と自律性が高く、各自に任せる比率が大きいほうがより大きな成果をとる。会社や組織がまだ未成熟な場合や大きく変革させたいときには「同根」の割合を増やし、トップの意思をより強く反映させる必要がある。社長は、人を育てるのではなく、人が育つ環境をつくりなさい。

  • 船井総研・小山社長の著書。
    中小企業社長向けに具体的なヒントあり。
    (当たり前のようだが、どれも難しい?)

    <備忘録メモ>
    ★まずは「仮免社長」からスタート(60歳で辞める)
    ★「7」を基本に組織を作る
    「即時経費削減法」~経費意識、行動の整理整頓
    「社員の経費は1銭も下げない」と社員に約束
    「1億円の増益の場合、社員に給与として還元する」と宣言
    上司と部下の年齢差は15歳が限度
    できるだけ会議に出て5分間だけ発言する
    生業レベル<店長レベル<家業レベル(30~70人)
    「どんな育ち方をしてきたか」に注目する
    「ファッズ」(時代の変化の予兆)を分析する
    新しいことは「新しい人」に任せる

  • 船井総研会長の小山氏による、
    社長道とも言える内容が書かれた本です。

    書かれている内容はすべてもっともであり、
    ご自身の経験や考え方がふんだんに盛り込まれていて
    参考になるところが多々ありました。


    経営者や社長ではなくても、
    そのような視点を持って働くことは重要だと思います。

    実際には、大企業になればなるほど
    その視点を持つことは難しいかも知れませんが、

    少なくとも自分より立場の上の人の視点に立つことは
    とても大切なことでしょう。


    この本では、コンサルティングの大企業である社長として必要な姿勢について45項目に分けて書かれています。

    大企業ならではと思えるような内容もあり、
    自分の立場としては参考にできないところもありましたが、

    ・社員との約束は、”誰が聞いても同じ解釈しかできない”表現で
    ・「たまたまだ」と考えてしまうと、本当にたまたまになってしまいます。
    ・経営をするうえでは、「損しても仕方がない」という考え方はありません。
    ・社長のいちばんの使命は会社を潰さずに存続させること
    ・「稼ぐ力」と「管理する力」は別
    ・すべての結果は現場にあります。
    ・「伝える」のが情報ではなく、「伝わった」のが情報。

    など、鋭い点を突いた記述が豊富にありました。

  • 社長という立場に特化し、自分のポジションとは異なる視点での考え方が面白かった。

    たまに読み返して、上の立場の視点を頭に入れておきたい。

  • やはり、自分の親父が仕事をがんばっていると自分も頑張るものなんだな。

    自分の息子には、自分が死ぬ気で仕事をがんばっている背中を見せる。

  • またまた煽りタイトルにつられてついでに買ってしまった本(2時間半で読了)
    レビューでばないのかもしれないが、本を読み終わった感想としてよく思うのは、「はじめに」等の項目でこの本が「誰のために、何のために」書かれたのかというところをきちんと説明して欲しいというところ。著者の気持ちとしては万人向けのつもりかもしれないが、日本の99%以上が中小企業と言われ、その一社の経営者である私には合わないというか、参考にならない内容も多かった。「売上30億以上、従業員100名以上、創業社長ではない方の苦境を打破するために贈る」と書いてあれば、「なるほど!」となることが多いのかもしれないが。
    会社経営の舵取りにおいて、大胆な決断や奇抜な発想は大事なのかもしれないが、通常は成功しない可能性の方が高いため、読者にとっての分かりやすさを優先して「改革が必要だ!」と単純化てしまうのは、たまたま成功した人の理論であって、一般化できるものではないはず。「成功はその人にしかあてはまらない。失敗は誰にでもあてはまる可能性が高い」ということを改めて感じた。それを補足した上で書いて欲しいと思ったものの、そうするとインパクトに欠けてしまうのかもしれない・・。
    その他では、「●●という会社は、こういうアイディアでV字回復を果たした!」「▲▲という会社はこの戦略で売上を急拡大した!」というエピソードが多かったが、コンサルタントという立場、ましてや、船井総研の社長ともあろう方がそういう書き方をするのはできれば辞めて頂きたいと感じる。そのアイディアや戦略は成功するための最大要因であったのかもしれないが、あくまでそれ以外の数限りない要因が重なった結果であることを強調しない事には、物事を単純化して捉えてしまわれがちになり、改革自体に主眼が置かれてしまう可能性が高くなると思う。
    改革をしないと潰れる会社は改革をするしかないのだが、改革を必要としない会社が改革をすべきかどうかは、これ以上ないセンシティブな問題だと感じるのだ。

  • 船井総研社長の本。社長とはこうあるべきという本。

    ・人をほめるときは、多めに振る舞う
    ・悩んでも悩まなくても、実は結果は同じこと。だったら迷う時間の分だけ早く行動し、間違ったらすぐに訂正すればいい。

    ・業績アップの方程式 経営力の根幹
    顧客数のアップ
    粗利率のアップ
    経費コントロール

  • ・前始末をしてツキを呼び込む
    ・経営に「損をしても仕方がない」は無い。「儲けグセ」と粗利率アップが大事。
    ・大切な仕事は「節約グセ」のある人に任せる。
    ・行動の整理整頓=段取りをよくする
    ・先義後利
    ・マーケティングなどの稼ぐ能力(トップ営業マン)とマネジメントの能力は別物
    ・いちばん勉強が苦手な子に合わせた授業をしていると、天才は生まれにくい。本当の天才を育てるなら飛び級制度などの環境が必要。トップ2割が伸び伸びと働ける組織や環境を整える。
    ・社長業は決断業。やると決めたら実施する。ダメならすぐに修正。
    ・レストランで素早くメニューを決める。決断力。
    ・売れる人材の3条件。①絶対に売れると思いこんでいる。②売れるための勉強を異常なレベルでする。③欠点を長所に変える。
    ・同根異菜(才)。30%(ベース)は会社流、70%はそれぞれの個性。この割合は会社組織や入社キャリアなどで変動。
    ・伝えたことが情報なのではなく、伝わったことが情報。
    ・ピンポイント育成。興味のもったものの、ありとあらゆる情報を収集させる。それを1年間で熱く語れるようにする。スペシャリストになる。
    ・学生の第一志望企業を変えられるのは社長だけ。集客数を増やすだけでなく、2位を1位に変えてもらうことに注力する。

  • 船井総合研究所の会長である著者の考え方が濃縮された一冊。人を育てるのでなく、人を育てる環境を作れという部分は共感できた。
    また、本書とは話題が逸れるが、吉本工業での売れる芸人の条件がなるほどぉと感心。
    ・絶対に売れると思い込んでいること
    ・売れるための勉強を異常なレベルですること
    ・欠点を長所に変えること
    この条件は、どこの会社でも同じだろう。志を持って挑戦することが、自分の成長へとつながる。例えそれが失敗したとしても自分の経験となる。そんな気がする。

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