- Amazon.co.jp ・本 (349ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806140252
作品紹介・あらすじ
この本では、図やイラストを使いながら「難解」といわれる物理を易しく解説していきます。「物理なんて、すっかり忘れちゃったよ」という社会人の方はもちろん、現役高校生、受験生、大学生まで、物理学の面白さが存分に味わえるように書きました。
感想・レビュー・書評
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いわゆる学び直し系の本。
同コンセプトの本はほかに生物を復習する本を読んだが、そちらはむしろ初学者向けの本だった。
いっぽう、この物理本はほんとうに一度は履修経験のある人向けの本だと感じた。
高校で習う物理の諸分野について、物理学史をなぞりながらどのようにして数式が導出されるのかを順を追って丁寧に説明してくれる。だが、現役時代に物理を履修していなかった私のような門外漢にとっては式展開を追うだけでも難しく、やはりきちんと腑に落ちる理解を得るためには流し読みではなく教科書とにらめっこし、ひとつひとつの展開を自分で手を動かして納得する必要があると感じた。
とはいえ初学者にとって価値がないということはなく、熱力学や電磁気学、果ては相対性理論といった近代の複雑な物理学でさえ、ガリレイ・デカルト・ニュートンの確立した古典力学を土台として成り立っていることが理解できた。
力学分野はあまり興味がなかったのだけれど、興味のある分野の理解をしっかりさせるためにも、基礎になる分野は押さえておかなければいけないんだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これじゃ復習にならないというか、忘れすぎている。
問題解きながらじゃないとダメだね。 -
数学・理科の本
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忘れてしまったシリーズの 物理版。
物理となると法則が多く出てくるが、力学の法則は人に絡めて、ガリレイ、デカルト、ニュートンに絡めて説明している。紙面の都合上、「音」や「光」ではない単振動などの波の動きは割愛されているが、現代物理学や相対性理論も扱っている。
物理を思い出したい人、初学者が全体像をつかむには良い本だと思う。