100円のコーラを1000円で売る方法

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806142393

感想・レビュー・書評

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  • マーケティング分野にまったく触れず企業に勤めるようになった新人にとりあえず読ませておこうかなという本。
    ストーリーがとにかく明快なので働く上での心構えとして良いと思う。

  • 会計ソフトウェアのマーケティングについて物語調で書かれている。

    短い話のなかに多くのマーケティング理論が盛り込まれており面白い。

    ・事業の定義を明確にする
    例)
    アメリカの鉄道会社は事業を「鉄道サービスを提供すること」と考えた
    →移送サービスを提供することや、その先にあるものを事業としなかった。
    →バスや飛行機に顧客を取られたときも、自分たちの問題じゃないと考え、会社が衰退してしまった。

    ・顧客満足=顧客が感じた価値-事前期待値
    →顧客の見当違いの要求を排除することや、顧客が気づいていない価値を提供することが重要
    →双方にとってWinWin

    コスト戦略について
    →圧倒的に低価格で商品を提供するためには、高い市場シェアがなければいけない。単に低価格路線を取るだけでは低収益に喘ぐこととなる。
    →→牛丼チェーンが陥っていること?
    →→携帯三社は、Dの一人勝ちの時代なら、もっと下げられたと思う。

    ・ブルーオーシャン理論
    レッドオーシャンを酒、競合の少ないブルーオーシャンを創造、開拓する。
    →増やすもの、減らすもの、付け加えるもの、取り除くものを明確に。
    →新しい価値を創造すること。

    ・街の電気屋のニーズ
    家電量販店が普及しても、街の電気屋は、地域密着、シニア層をサポートすることで成り立ってる場合が多い。
    →話はそれるけど、最近のスマホ、パソコンは完全に中高年無視のサービスだと思う。移行とかネットとかあの説明でわかるわけない。

    ・バリュープロポジション・・・顧客が望み、競合他社ができない、自社ができる価値

    ・100円のコーラを1000円で売る
    →リッツカールトンで飲むコーラ
    最適な温度に冷やされ、ライムと氷がついた、この上なく美味しい状態で、シルバーのお盆に載って運ばれてきた。
    →心地よい環境で、最高に美味しく飲めるという体験(価値)を売っている。
    →→個人的に、それでも1000円は高いんじゃないかと思うけど、内容は納得。

    省エネルック、クールビス
    →省エネルックは、ターゲットのサラリーマンがどう思うか、よく考えなかったので浸透しなかった。
    クールビズは、おしゃれで涼しげ。

  • マーケティング理論をストーリー仕立てで解りやすく説明しており、非常に読み易くすんなりと脳に浸み込んできました。
    ・市場志向と製品志向
    ・顧客満足=顧客が感じた価値-事前期待値
    ・バリュープロポジション
    ・カスタマーマイオピア(近視眼)
    ・マーケットリーダーとマーケットチャレンジャー
    ・ブルーオーシャン戦略
    ・プロダクトセリングとバリューセリング
    ・イノベーター理論とキャズム理論

  • 「マーケティング・経営戦略基礎」クラスの受講中に読書。クラスを学んでいればなんてことはないが、

    ・市場の定義
    ・戦略のスタンス(リーダー?チャレンジャー?など)
    ・同じ業界すべてが敵とは限らない
    ・ペルソナ/DMUをありありと設定する
    ・PLC

    キーワード:整合性をとった、マーケティング・経営戦略を立てよう

  • 学んだこと
    ①顧客は自分の課題を知らない。ユーザーではなく企業側として課題を把握するために商品を知る
    ②顧客が感じた価値ー事前期待値=顧客満足
     顧客の期待に全て答えてもそれだけでは0
    ③バリュープロポジション(顧客が望んでいて、他社が提供できない、自社が提供できるサービス)
    アクション
    ①担当タイトルのブログ・SNS情報を朝出勤後チェックする。また通勤時にゲームをプレイする
    ②他社の成功事例を学ぶために社長著書本や成功事例の書いてある本を月1冊読む
    ③他社ゲームを1週間1タイトル遊び自社ゲームとの違いをメモに書く。さらに自社の強みもメモにまとめておく

  • 顧客中心主義とは?

    →顧客満足は、顧客が感じた価値から事前期待値を引いたもの
    バリュープロポジションとは、顧客が望んでいて、ライバルが提供できない自社が提供できる価値のことで、価値がどこにあるかを明確にすること。時間とコストをかけて他社と同じことをやっても意味がない
    目の前のお客さんが言っていることを鵜呑みにして、すべてに対応してしまって、ほんとにお客さんが必要としていることに対応できないことがカスタマーマイオピアであり注意が必要。顧客の課題に対して自社ならではの価値を徹底的に考え提供することが重要

  • セールス、マーケティングの入門書として良書。
    顧客志向の誤った解釈が、これまでにもたらしてきた弊害とあるべき姿を、1つの架空の会社のストーリーをもとに分かりやすく解説している。

    これだけで全てを理解し応用することは不可能なので、次に何を読むかが重要?

  • マーケティングについて幅広く知ることができた。

  • タイトルが以前から気になっていたので読んでみたが、思った以上にわかりやすく、入り込みやすい展開で読みやすかった。続編もあるようなので、そちらも読んでみたい。

  • とてもわかりやすかったです。かたい用語の意味が、より具体的にイメージできました。

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著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント。慶應義塾大学工学部卒業。日本IBMに入社しマーケティングマネージャーや人材育成責任者を担当。2013年に日本IBMを退社しウォンツアンドバリュー株式会社を設立。執筆の傍ら、企業への戦略策定支援や「永井経営塾」を主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。主な著書に、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』のほかシリーズ60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)など多数。

「2021年 『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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