ネタバレ多し。
記載内容は、著者の持論で、ホントに!?ということが多いです。
とりあえず信じてやってみて、身体の反応を見てから結論を出そう。
|寿命について
心臓は生涯20~30億回程度しか拍動しない。
それを使い果たした時、寿命は終わる。(スポーツを進めない理由)
|痩せたい人はスポーツしない
エネルギーの消費には、
・基礎代謝・・・安静にしている時に消費されるエネルギー(呼吸等)
脂肪をエネルギーとして、燃焼する。
・運動代謝・・・運動する時にのみ消費されるエネルギーで、
筋肉の中に蓄えられるグリゴーゲンという糖がエネルギ源。
グリコーゲンが消費されると、血糖値が下がり、空腹感が増す為、
運動後に食欲が増してしまう。
(つまり痩せるには、基礎代謝を活発にするのがベスト)
|第2の心臓
心拍数が上がる→筋肉のグリコーゲン消費
心拍数の低い運動→脂肪を燃焼
血液の循環の話・・・心臓は、血液や栄養素を体中に届けるポンプのような
役割をしている。
逆に、身体の末端から、心臓へ血液を送り返す機能はついていない。
そこで、第二の心臓と名付ける、ふくらはぎの筋肉を使う。
歩くことで、ふくらはぎの筋肉を使い、身体中から心臓へ血液を送り返す
能力を活発化させる。
エコノミー症候群など、同じ姿勢で固まっていると、血液が流動せず、
血液が固まってしまうのは、この要素のため。
|胸を張って、お腹を引っ込める
日本人特有の胴長短足というのは、日本人の祖先からの進化の過程で
仕方の無いこと。しかし、努力すれば、くびれを作ることは可能。
ドローイン・・・お腹を常に引っ込めることで、お腹まわりの筋肉を鍛える、を推奨。
|基礎代謝を高める為に・・・
座るときには、姿勢よく。出来る限り深く腰掛ける。
|紫外線は老化の元
幼稚園でも推奨されるSPFと呼ばれる日焼け止めを肌に塗る。
1日に必要な日光に当たる時間は、人差し指程度の面積に10分程度で
十分。
サングラスや日傘は積極的に。歩く時は、朝や夕方以降を推奨。
|腹6分目を目指す・・・サーチュイン遺伝子を活発に
食事量を4割減らした結果、他の動物では、1.5倍長生きに。
空腹状態では、サーチュイン遺伝子が身体中を修復する機能が活発になり
その結果、長寿で健康な身体が作られる。
|美味しいモノを食べようと思わない。
ウエストが太い・・・食べ過ぎ
高血圧・・・塩分の取り過ぎ
高血糖・・・糖分の取り過ぎ
高脂血症・・・脂肪の取り過ぎ
基本的に、食材の元の素材で十分の栄養素が含まれている。
必要以上に味付けを濃くしない。素材自体の味を楽しむのが自然。
|脂肪は魚から取る。
肉やバターは身体を壊す元となる。
日本人は過去には肉を食べなくても、健康な身体を維持していた。
女性にとっては、乳がん等のリスクも伴う為、避けるべき。
パンを取る場合、マーガリンやバターも良くない。
どうしても食べたい場合は、オリーブオイルとバルサミコを代わりに。
|スイーツを食べるなら最高級のモノを
糖分は麻薬のようなもの。摂取すれば、確実に身体を老化させる。
どうしても食べたい人は、月に1度食べる日を決めると良い。
|レストランではシェフや板前さんの体型を見る
料理を作る人の体型が健康的であれば、
料理も健康的である可能性が高い。
|食欲が無い時は無理して食べないほうが良い
1日3食も食べることが習慣になっているが、本来必要はない。
もしも胃がもたれている時は、何も食べずに胃を休めることが
最も身体に良いことです。
|お昼は抜いてもOK
食後は睡魔が襲うもの。特にお昼は、食後に睡魔を引き起こすことで
仕事に支障が出る為、空腹感を感じなければ、食べないほうが良い。
睡魔を取る為に、タバコやコーヒーを飲むことは、悪循環。
|お腹が鳴っている時は若返りタイム
お腹がグーッと鳴っている時には、グレリンという若返りホルモンが
活発になり、内蔵脂肪を燃焼してくれる。
常に空腹状態の人は、少し食べるだけで満腹感を得られる体質になる。
|食べ過ぎた後は、お腹が鳴るまで、絶食する
食べれば健康になる、という人は栄養失調状態の人だけ。
飽食の人は、食べることで身体を壊す。
|完全栄養、オススメはご魚の丸ごと食
サプリメントは部分栄養と呼ばれ、ある1つの栄養素を摂取した所で
他の栄養素とのバランスが偏れば、尿から出て行くだけで無意味。
地球上の生物は、全て海の魚から進化した為(本当に?)、
魚には多くの栄養素が含まれている。
オススメは、わかさぎ、きびなご、イワシ、ししゃも、小アジ、イカ、小エビなど。
|魚の卵は食べない
生物の遺伝子の中に含まれる"プリン体"が痛風を引き起こす。
プリン体は卵の数に比例するので、明太子など食べ過ぎないように。
|野菜や果物の皮も食べる
皮にこそ、栄養素が多く含まれている。
皮に含まれるポリフェノールが抗がん効果があると言われ、
フランス人が大好きな赤ワインにも同様の効果がある。
|ゴボウの皮こそ最強(有名なやつですね)
土の中の過酷な環境で育つゴボウの皮に最も抗菌作用がある。
ごぼう茶を飲みましょう。
サポニン・・・界面活性作用があり、コレステロールを分解。
腸管の中にある脂質も分解する為、ダイエット効果もある。
血液中のコレステロールも分解する。
|ゴボウ茶の作り方
1:泥だけ洗い流し、皮付きのままささがきにする。
2:水にさらさずに、反日天日干しにする
3:フライパンで10分煮る。(煙が出る寸前で止める)
4:急須に入れ、お湯で濾して飲む(ひとつまみ2人分)
|便秘を解消したい
食生活を野菜中心に変える。
ごぼう茶を飲む。
|生野菜は身体を壊す
蓚酸・・・生野菜が害虫から身を守る為の毒素。
野菜は必ず調理してから食べること。
調理とは、食べ物を美味しくする為ではなく、
食材から毒を消すことが本来の目的。
|サラダ<おひたしを食べる
野菜がぐったりなるまで煮てしまうと、野菜のビタミンが壊れ、
ミネラルが逃げていく。
正しいおひたし:沸騰したお湯に、塩をひとつまみ入れ、野菜を一瞬
お湯に入れ、すぐに水に移し、すぐに取り出しぎゅっと絞る。
最後に白だしに浸す。
水を絞った時に、緑色の汁が出るが、これが蓚酸と呼ばれる毒素です。
|昔ながらの食材が完全栄養の源
魚・・・腹ごと、骨ごと、頭ごと
野菜・・・皮ごと、根ごと、葉ごと
穀物・・・全粒で。
育ち盛りの子供には、卵や牛乳を。取り過ぎは禁物。
|休肝日で肝臓は回復しない
アルコールは"蓄積毒"である。
生涯に飲むアルコールの極量は男性:500kg、女性:250kg
|安い酒は飲まない
1,500円の飲み放題のお酒は、やはり身体に良い物はない。
高級な日本酒など、1合1000円以上するお酒を嗜む程度に飲むことが
オススメ(飲まないことが一番良い)
|ワインと魚を食べるなら、レモンをかける
ワインにはニトロと呼ばれる物質が入っている。
これは、心臓病を抑えるメリットがあるが、魚に含まれる"アミン"と呼ばれる
物質と結合すると、発がん性物質に変わる恐れがある。
レモンに含まれるビタミンCがそれを抑える効果がある。
(日本酒+魚はOK)
|疲れた時のお酒は寿命を縮める。
疲れた時は、早く寝るのが一番。
|タバコ・・・百害あって一理もナシ。
今すぐに辞めるべき。なんのメリットもない。
|空腹時にコーヒーやお茶を飲まない
空腹のままお茶やコーヒーをがぶがぶ飲むと、倒れることがある。
(急性のアルカロイド中毒)
コーヒーやお茶のカフェイン、タバコのニコチンのアルカロイドという
副交感神経を刺激する毒素が原因。
|子供にお茶は禁物
お茶に含まれる"タンニン"には、消化管の粘膜にタンパク質が変性する。
消化器官が活動を弱める。
(飲酒前に、柿を食べると良い、というのは、この効果が働くだけ)
|人工甘味料は取らない。
砂糖だけでなく、人工甘味料も取らないことが一番良い。
|楽しいストレスを活かす
ストレスは身体を老化させる一員となる。
何故なら、ストレスはエネルギーを無駄に消耗させるだけだから。
このような報われないストレスをディストレスと呼ぶ。
人前で歌うなど、非常に緊張感があるが、達成感を引き起こす
良いストレスはユーストレスといい、有意義な人生を作る為に
重要な要素です。
|嫌いな人とは付き合わない
心のままに生きようとした時に、一番の問題は人間関係です。
この世のストレスの全ては人間関係にある、と言っても過言ではない。
身体の調子が悪くなってしまうほど、嫌な人間関係であれば、
逃げたほうが良いこともある。ノイローゼになるほどであれば、
闘う必要なんて無い。逃げることが一番の解決法。
(すぐに逃げることが、癖になっちゃダメ)
|物分かりの良い人も味方のように見える敵かもしれない
物分かりの良い人は、友達として非常に有難い存在かもしれない。
しかし、問題の本質を解決するためには、甘える要因を作るだけの
有害な人かもしれない(相手は私のことを思ってくれているだろうが・・・)
(こういう人をイネーブラーと呼ぶ)
例えば、お酒に依存している人に対して、"飲みたくなるよな"と
気持ちを相手に理解されると、依存していることが"悪"ではなく、
仕方の無いこと、と良いように解釈して、問題が解決に向かわず、
複雑化してしまうことが多い。
|鈍感力が重要
鈍感なほうが幸せになれる。
例えば、人間関係は注意していても、些細なことでこじれてしまうもの。
そんな過ぎ去った過去の出来事は、いつまでも考えても仕方ない。
過去に引きずられると、未来にまで悪影響を及ぼす。
いかに過去を断ち切るかがポイントとなる。
だから、過去の忘れたほうが良い事はどんどん忘れて、未来のことを
どんどん考えるべき。鈍感力とは、一晩寝るだけで、忘れるべきことを
忘れてしまう海馬の力を差します。
|悩んだ時は、手当たりしだい、捨てること。
森田療法・・・患者には、まず、”布団の中でとにかく安静にさせる。”
安静な状態というのは、とても暇で、何かしたくて仕方なくなる。
そのような気分になった時、次に掃除をさせる。単純な話ですが、
これだけで治療が進むことが多々あるという。
|人に愛された経験が、人間関係に自信を生む
著者は子供の頃、母親から、絶対的な愛情を受けて育った。
どんな悪いことをした時でも、常に愛されているという感覚を
与えてもらうことが出来た。それが、今につながっている。
人を疑ったり、足を引っ張るということは、とても多くのエネルギーを使う。
1人を恨むぐらいなら、10人を愛したほうがよっぽど楽。
|"飢え"と"寒さ"で細胞はよみがえる。
つまり、空腹感を味わいなさい、ということ。
|家事は認知症予防に最適
脳を衰えさせるのは、短絡的な思考が原因。
家事は同時進行する必要があるため、常に脳を活発にさせてる為に
続けるべきことである。
心がウキウキするような趣味をやってみると良い。また手足をつかった
趣味も良い。
|野菜中心の食生活で体臭を抑えられる
お肉やネギ、にんにくを食べることで体臭は20倍以上になると言われる。
野菜中心で、便秘の無い身体を作ること。
|頭の洗いすぎがハゲを招く
週に2回程度で洗髪は十分である。毛根に脂が詰まっているのは
悪いことではなかった。整髪メーカーに騙されない。
リンスは髪をコーティングしている、つまり汚しているだけ。
|娘に臭いと言われても・・・
子供の頃は、親を匂いで探し、成熟すると、同じ匂いの雄を
遠ざけるようになる。近親相姦を防ぐためにも重要なことで、
種の多様性を維持する為にも仕方のないこと。
|歯はしっかり磨く(隙間も)
身体はゴシゴシ磨くことで、逆に身体を痛めるが、
歯だけはしっかり隙間も含めて磨くこと。
|免疫力を高めすぎてはいけない
免疫力が高すぎるとは、言い換えると
日本に入国しようとする外国人について、全く無害の子供達に対して
無慈悲な攻撃を繰り返して追い返すようなこと。
また、免疫力が高すぎるが故に、蕎麦アレルギーや喘息、
花粉症が増えてしまう原因になっている。
|子供達は泥まみれで遊ばせる
小さい頃にインフルエンザで亡くなってしまうような子供ほど、
衛生面について過剰なほど菌を避けるような親に育てられた
ことが多い。
泥んこ遊びをするような、多少の菌を受ける程度が正常。
無菌状態で過ごす→害の無い菌に対しても過剰に反応してしまう。
有菌状態で過ごす→害の無い菌は無視する。
|冷え性の人は・・・身体を冷やせ!?
一般的な考え方は、体温を高くすることで健康になる。だが。
冷え性を治す方法は、大雪の日に、雪かきをすること。
理由:冷たい外気にさらされながら、身体を動かすことで、
・筋肉を動かすことで、グリコーゲンが燃焼され、熱を発する
・筋肉収縮によるポンプ作用により、体の末端の血液が流動し
血流がよくなる。
・首を冷やすことで、体温調節中枢が働いて脂肪を燃焼させる。
|身体を温めると痩せない・・・
身体は冷えを感じることで、脂肪を燃焼させようとする。
つまり、厚着をして運動しても、サウナでいくら汗を流しても意味がない。
薄着をしたほうが、身体は痩せていく。(体を温めるほど病気になる・・・)
|肩を揉んでも、肩こりは治らない
肩が筋肉痛になれば、それは使いすぎが原因。
肩がこるのは、肩の"使わなさすぎ"が原因だった。
解決策:肩を使えばいい。推奨は床や窓の雑巾がけ。
|怪我をした時こそ、歩く
人間は身体の機能を使わなければ、どんどん衰えていく。
例:脳卒中で倒れた父の為に、娘が何でもしてあげるのは、逆効果。
むしろ、今、頑張らないと今後、動けなくなると、心を鬼にして、
歩かせないと、問題は複雑化するだけ。
|若返りの為に、早く、規則正しく寝ること