100円のコーラを1000円で売る方法2

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806144069

感想・レビュー・書評

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  • 同タイトルの前作に続く、マーケティングの入門書。ストーリー仕立ての作りは前作から引き続き、前作にて成功をおさめた主人公が、今度はそこから始まる苦難の中で闘う。その話を軸にして全部で10章の章立てとなっていて、それぞれで様々な手法を紹介してくれる。

    前作では、マーケティングの基礎となる様な部分に主眼を置いていた。具体的には「顧客の言うことを
    すべて受け入れ、品質も機能も申し分無いのに、売れない」という悩みから、「売れる」ということを解明していったものだった。今作は、その「売れたモノ」が売れなくなっていくという事態の脱却がメイン。それは「成功体験からの脱却」というものだった。

    成功を忘れることが出来ない、っていうメッセージを感じるけど、これって普段の業務の中の色んなところで起こりうる。それを引きずっていってしまう。柔軟に考えて、柔軟にシフトしていくということが求められる。そのためにどんな行動をするべきか、というのを学ばせてくれる。

    全体的にライトで読みやすい印象とは裏腹に、紹介してくれるビジネス戦略は幅広く、端的でわかりやすい。また、巻末にはそれぞれの戦略思考のストーリーの参考文献を載せてくれているので、より深く学びたくなった方にはありがたい。

    マーケティングの入門としてはとてもわかりやすくて面白い一冊。

  • 面白かったー。また、続編読みたいです。

  • 1話と比べビジネス本に近くなってしまったのが残念だが、様々な企業が引き合いに出されているため、勉強にはなる。

  • 戦略の本質とは、何をやらないかという選択である。

    弱者の戦略は、差別化、局地戦、得意技
    強者の戦略は、同質化、広域戦、総合力

    企画力とは、組織を動かす力のこと。

    PDCAは、螺旋が上に向かっていくイメージをもつ。

    実験する前に論文を書く。実験は筋道を立ててから。違った結果が出ても修正できる。

    解決すべき論点のうち、2,3個に絞って考える。すてる勇気。

    平等から公平へ。

    成功体験は人を成長させる。しかし賞味期限が切れた成功体験は足かせになる。

    選択と集中=やらないことを決める。
    絞ると同時に、やることは強化する。

    成長だけが目標ではない。差別化を徹底すること。
    コンビニのミラー市場。コミー。
    顧客さえ気づいていない課題を把握する。

  • 本書は2011年12月に出版されベストセラーとなった「100円のコーラを1000円で売る方法」の続編です。(余談ですが、②となっていますが実はコーラの話はでてきません)

    今回も、前回同様にむずかしい言葉を使わずに物語形式でマーケティング初心者にも分かりやすく、しかもマーケティング理論・経営理論のエッセンスがたっぷりつめ込まれています。

    内容は、バブル崩壊で終わった高度経済成長の後遺症である「成功体験の呪縛」からの脱却を実現するための3つのシフトについて紹介しています。

    1つ目が「網羅思考から、仮説思考・論点思考へのシフト」です。
    コンセンサス重視ではなく、現代の変化のスピードについていけるように仮説思考・論点思考を提唱しています。

    2つ目が「すべてやる思考から、やらないことをあえて決断する思考へのシフト」です。
    競争戦略の第一人者である、マイケル・E・ポーターの『戦略の本質とは、何をやらないかという選択である』という考えがベースとなっています。

    3つ目が「成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へのシフト」です。
    成功体験から脱却するには、それを知らない人材が加わって議論していくことをすすめています。


    巻末付録として、本書のストーリーと照らし合わせるかたちで参考文献が紹介されています。

    読み終えた後におさらいができ、もう一度たのしめる仕掛けになっています。

    私は、この参考文献を見るのが好きで、おもしろかった本の参考文献は読むようにしています。そうすることで複合的に知識がふかまり、最初は分からなかった考え方も分かるようになります。

    もし、参考文献で気になる書物があれば、合わせて読んでみてはいかがでしょうか?

  • よその会社がうちの会社とそっくりの製品を発売してきた。しかも業界、最大手。さあ、どうする?というところから始まります。

    マーケティングのことが学べる上に、ビジネスのライトノベルとしても面白いです。シリーズ2を最初に買ったのですが、1や3も読みたくなりました。

  • マーケティングの基本的な手法についての本。
    思ったより読みやすく、会話帳なのも印象的。
    強者と弱者の立場によって、マーケティングの手法を使い分けるのは、ニッチ産業の発端であるなと感じた。

  • 成功体験からの脱却
    強者の戦略
    弱者の戦略
    PDCAは螺旋で考える

  • 1冊目が面白かったので2を購入。意外なことに前作よりも面白かった。
    今回はビジネスの競争戦略。
    成功体験からの脱却を実現するため以下の3つのシフトについて書かれている
     ・網羅思考から仮説思考・論点思考へのシフト
     ・すべてやる思考から、「やらないこと」をあえて決断する思考へのシフト
     ・成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へのシフト

  • 読みたくなった本
    ランチェスターの弱者の戦略
    ポーターの競争戦略
    孫子の兵法
    バリュープロポジション50...
    論点思考
    戦略サファリ

    感想
    ミンツバーグの
    『リーダーシップの役割は、あらかじめ計画的な戦略を創り上げることではなく、新たな戦略が出現するように、戦略的な学習プロセスをマネージすることである⏩創発戦略』
    →なるほど。リーダーシップって推し進める能力のように捉えていたが、周りの人の学習の過程を生み出すことが大切とのことか。

    本書の中で、マーケットリーダの社員が自身も弱者であったのか という言葉があった。
    →弱者の定義は、マーケットシェアだけではないのか。相対的に見て、勝てなければ弱者となる。どこかを強めたら何処かが弱点になる。油断するなってことかな。

    同質化戦略
    →同質化戦略ってマーケットリーダーがやるには、効果はあるけど
    弱者や新規参入企業が同質化したら、マーケットリーダにはなれないということか。宣伝費のかからないマーケットリーダーにただ同質化しても勝てない。選択と集中によって、深めることに意味がある。

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著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント

「2019年 『超実践マーケットイン企画術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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