- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806144069
作品紹介・あらすじ
宮前久美が次に挑んだのは「日本企業がサムスンに対抗する方法」だった―。彼女は高度成長期の成功体験に囚われた日本企業で「新しい成長ストーリー」を打ち出すことができるか?ポーターからランチェスター、野中郁次郎まで1冊でつかめる。ビジネス戦略がわかる10の物語。第2弾は“競争戦略”編。
感想・レビュー・書評
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エビカツでお世話になってる方のレビューを拝見して、手に取ってみました。
内容も平易で文体もノリがよく、ビジネス版ライトノベルといった感じで、、フィクションです。
題材になるのは"クラウドタイプの会計ソフト"、いわゆるSaaSに分類されるものとなります。
現在身近なクラウド関連のネタだけに、興味深く読ませていただきました。
- 受け身の営業だけでは魅力に欠けた。
顧客が抱える課題を解決する提案型の営業が主流になっていた。
- 予測が外れてもかまわないから筋道を立てて考えろ
- 解決すべき課題は何か、そこにフォーカスすること
- "創発戦略"と組み合わせることで戦略も進化する
いろいろと考えさせられるポイントが多かったですが、その中でも印象に残ったのは、、
普段当たり前のように考えていた「PDCAサイクル」のイメージについてでした。
言われてみれば納得ですが、言われるまで気づかないのは、、問題だなぁ、なんて。
- PDCAは本来、1週間とか半月とかの短いスパンで
どんどん高速回転させてはじめて威力を発揮する
こうして"回転させた結果"を積み重ねると、、この先は文中でわかりやすく可視化されていました。
自身の計画を立てるにしても、もうちょっと意識して深く考えていこう。。
なおこちらは第2弾とのことで、題名のコーラは全く関係ありません。
コーラが題材になっているはずの?、第1弾も読んでみようと考えています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
先日ご紹介した「100円のコーラを1000円で売る方法」の続編です。
前作がマーケティングにフォーカスした内容だったのに対し、今回は事業戦略、特に競争戦略がテーマとなっています。
どんな企業にも一定の成功体験が存在し、説得力を持ってしまうシーンもあるとは思いますが、やはりそれは高度経済成長期において「より良いものを(より安く)作る」というようにやるべきことが明確だった時代だからこそうまくいったのだと思います。
変化の激しい時代、モノが広く行き渡り顧客のニーズが見えにくくなっている時代において、過去の成功体験はもはや当てにはなりません。
本作では、そんな成功体験を持った社内勢力(もはや抵抗勢力と言ってもいいかもしれません)との緊迫感のあるやりとりを経て、多様性を持ったメンバーにより思い切った事業戦略の大転換が成し遂げられます。このあたりのダイナミズムを疑似体験できるところが非常にいいです。
あと個人的には、日本企業が陥りがちなこととして、PDCAのP、あるいは社内調整に時間をかけ過ぎてしまうことにより、時代の変化から取り残されてしまうリスクには特に共感を覚えました。
「変化の激しい時代に求められるのは、完璧なコンセンサスではなく、意思決定のスピードと柔軟性」だと、著者は登場人物の一人に語らせます。
業種や提供する商品によっては、簡単・迅速にフィードバックを次世代に反映できないこともあると思います。とはいえ、仮説思考、論点思考で走りながら修正していくくらいの気概と覚悟がなければ、社内調整に奔走する間に競合に先を越されてしまう、そういう時代に我々が生きていることは間違いないようです。
言うは易く、行うは難しです。さて、どこから手をつけましょうか。 -
マーケティングの良い入門書がないかと大学の図書館で探していたときに見つけた本。
なぜか2から読んだが、そんなことは問題なくすんなり読めた。
固い文章ではなく、物語形式でマーケティングを紹介されているので初めてでも読みやすくすんなり読み切る事ができた。
巻末には、使用した用語の説明がなされているので、そこから興味のある部分をピックアップして学習できる。
導入には、これ以上なくおすすめの本です。 -
まさかの続編。今回も面白かった。情報を集めたがるのは私も同じだ。大事なのは増やすことではなく減らすこと。なにがいるかではなく、なにがいらないかということ。
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この本を読んで初めて制限のない事業はないの本質的な意味が理解できた。制限があるから、何でも死ぬ気でがんばれという意味と勘違いしていたけど、ホントは何を捨てて何で徹底的な差別化を図るか見極めて、実行しろって意味だったのね。
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もしドラにも似たストーリー調のビジネス書
こちら駒沢商会(弱者)とあちらバリューマックス(強者)相互の戦略や心理、駆け引きが面白い
序盤からPDCAのPは計画ではなく仮説
大きな円ではなく螺旋を描く3Dの短いスパンを高速回転させていく…
もうこれだけでも感動的な発見でありここを読んだだけで読む意味があった
他にも論文を先に書いてから実験する『実験は「結論」からはじめろ』など読み応え十分です
この本は「成功体験からの脱却」がテーマになっていますが大企業病やデフレ経済の中での経営…まさに今、日本が直面しているテーマです
そして強者の戦略を用いて撤退することになった東海林社長の最後の一言
『結局、私たちも弱者だった、ということか…』
ここは印象的で苦しんでいる自分の向こう側も実は苦しいんだって気付かされます -
さらっと読み終えることができました。今回のストーリーは、自分の仕事でも感じるような問題の本質をつくような内容で、他部門との連携や、差別化戦略、経営資源の集中など、とてもリアルに感じました。ストーリーも面白いので、とても楽しく読める一冊です。
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一作目同様、こちらも物語としてわかりやすく書かれているので、非常に勉強になりました。
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タイトルが前作を踏襲しているとのことですが、
内容が全く関係なく、なんだか騙された気になりました。
話は面白いですし、難しい理論書より役に立ちそうな気がしました。
著者プロフィール
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