- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806145295
作品紹介・あらすじ
「ひらめきが足りない…」「論理的思考が苦手…」「能力に自信がない…」あなたの「イノベーション思考」を加速させる"ロジカル×クリエイティブ"23の言葉。
感想・レビュー・書評
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論理を手に進め、というタイトルのわりには、それほど論理的な内容には思えなかった。唯一激しく同感したのは「ひらめくために書いて忘れる」のパート。自分では十分考えていると思っていても書き出してみるとそうでもない、いくらも書けない、たいしたアイデアではなかったということが自分の日常でも多々ある。まずは書いてみる、そこから不足分を補えばよい、と自分でも思っているのだが、一方でなかなかアタマの中から紙に書きだすのが億劫になってしまうこともあってこれはなぜなのだろうか…。
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「大きなクリエイティブの海へ漕ぎ出すためには、膨大な知識を船に積む必要がある」
「ひらめきは論理から生まれる」 -
おもしろい。
アイデアのためには、そもそも論理が必要であって、僕ら凡人は(もしかしたら天才でも)論理力を鍛える必要があるということ。
ただこの本を読めば論理力が身に付くわけではない。
論理を身に着ける必要性とそこからアイデアに結び付けるための示唆を述べているだけ。
うまく咀嚼して読めば学びの多い本。 -
改善・改良が、ある領域で確立している公式に入力する「変数」を入れ替えることだとすると、クリエイティブやイノベーションは、成功例や失敗例から新しい「公式」を自ら確率するか、別の領域で確立している公式を活用すること
本歌取り 連想やイメージの背景として本歌を用いることで、新しい作品の膨らみに奥行きを与えること
歌枕 共通イメージの蓄積
置き換え 夢で逢えたら←夢であいましょう
アンチを分かろうと思ったら「テーゼ」が分かっていないとアンチテーゼにはならない
言葉で表現されていれば、いくらでもアンチテーゼは考えられる
cf. AKB48の次に流行るアイドルグループをつくろうと言われた時に、そもそも「AKB48ってなんなのか」というポイントをつかまえていないと、AKB48と違うものはつくれない
テーゼとアンチテーゼという2項対立だけでとらえていては、次のヒットを探るには十分ではない。クリエイティブな発想をするには、「歴史」と「地理」という2つの軸で捉えることが大事である
縦軸 歴史 なぜAKB48のようなアイドルが隆盛を極めているか
横軸 地理 韓国のアイドルは?アメリカは?
イノベーションのジレンマ 保守化
ショック、サプライズ、ツイストを与え続ける