100円のコーラを1000円で売る方法 3

著者 :
  • 中経出版
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本棚登録 : 539
レビュー : 53
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806147640

作品紹介・あらすじ

イノベーションとリスクに挑戦しろ。国内大手ライバル・バリューマックス社との市場競争を生き抜いた宮前久美と駒沢商会だったが、ついにグローバル企業の黒船が襲い掛かる。しかも、そのトップはかつての仲間であり師匠の与田誠だった-。彼女はグローバル競争のハリケーンが吹き荒れる日本企業で「新たな成長となるイノベーション」を起こすことができるか?シリーズ完結!現状維持は破滅。新たな顧客と市場を創り出せ!イノベーションからM&A、グローバル競争戦略まで1冊でつかめる!

感想・レビュー・書評

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  • 面白い。指南役だった与田がいなくなったことでマーケティング理論などを解説する場面は減ったが、小説として楽しめた。「評論家みたいに言いたいことだけ言って、行動しない。守りに入って新しいことにチャレンジしない。目の前の仕事をひたすらこなすだけで精一杯。それでは未来が開けない。」ほんとだね。中国でリニアモーターカーが10年も前から実用化されているなんて知らなかった。

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    経済学

  • ここまできたら、ストーリーが知りたい7割だな。
    心に残ってこと。
    ・ロ ーカライズしなくてもすむような製品力をつけることです
    ・企業が一生懸命 、消費者に情報を流しても 、そのうち 9 9 ・ 9 9 6 %はスル ーされる。
    信頼関係を築いた人の情報は入ってくる。
    ・フリ ーミアム 。入り口のサ ービスを無料で提供しつつ 、別のところでお金を儲けるビジネスモデルのこと
    ・「私たちがお客様に提供している性能や機能が 、お客様が必要とする以上のものになってしまっているからよ 。それがオ ーバ ーシュ ーティング ─ ─ 」
    ・いったんイノベ ーションを実現した企業が自分たちの顧客に真面目に対応しているだけだと 、次のイノベ ーションの波に乗り損なってしまう 。いつのまにか別の方面から破壊的イノベ ーションが登場して 、自分たちの地位が脅かされる 。クリステンセンはこれを 〝イノベ ーションのジレンマ 〟と名づけたの 」
    ・既存の顧客と向き合っているかぎり新しい課題は出てこないし 、新しい課題がないということは 、新しい価値を提供できていないということなのに 、現状に満足してしまう 。
    ・「イノベ ーションのジレンマは 、既存のお客様の課題を満たそうと努力し続けると 、かえって失敗するという状況を指すの 。それを避けるためには 、目の前にいる既存のお客様だけを見るのではなく 、その背後に隠れているお客様になるかもしれない人たちにも目を向けることが重要なの 。視野をつねに広く持っておかないと 、ガンジ ーネットのような破壊的イノベ ーションが登場したときに慌てふためくことになるわ 」
    ・日本全体がオ ーバ ーシュ ーティングの状況に陥って 、イノベ ーションが起こせなくなっていることが根本的な問題なの 。失敗を恐れず 、みずからリスクを取って新しいことに取り組まなければ 、イノベ ーションなんて起こせないのよ 。
    ・「 B e s t A l t e r n a t i v e T o N o n A g r e e m e n tの頭文字を取ったものです 。 『交渉が成立しなかった場合の次善策 』という意味ですね 。これは交渉の基本中の基本です 。交渉は強い B A T N Aを持っているほうが勝つからです 。

  • 3部作の完結編

    現状維持は破滅
    新たな市場と顧客の開拓

    黒船、ガンジーネット・ジャパンの戦略
    駒沢商会とバリューマックスの決断

    今まである製品に頼り切っては、会社は右肩下がり、早い段階での決断が、時として大胆な戦略が、

    将来への種蒔きとなり、大きな収穫へと向かう。


    この決断をできる会社は、生き残れる会社だろう。

    未来は、今この瞬間の判断が決める。

  • 「100円のコーラを1000円で売る方法」のシリーズ最終作。日本の会計システム市場に、海外から新しい勢力が現れる。既存システムに固執していたかつてのライバル2社は、存続をかけてビジネスそのものの転換を迫られる。というストーリー。

    1. 破壊的なライバルは外からやって来る ― グローバル市場の怖さ
    2. iPhoneやKindleはなぜ世界中で使えるのか? ― 個別カスタマイズから標準品へ
    3. 企業メッセージの99.996%はスルーされる ― 共感の時代のマーケティング戦略
    4. 無料でも儲かる仕組みとは ― フリーミアムのビジネスモデル
    5. トランジスタラジオが真空管ラジオを駆逐した理由 ― イノベーションのジレンマ
    6. 買収するほうが立場が強いとはかぎらない? ― 交渉の成否を握るBATNA
    7. なぜグーグルはYouTubeを買収したのか ― M&Aを成功させる方法
    8. アップルがiPadでパソコンを否定した理由 ― イノベーションの作法
    9. 有料で1万人に売るか、無料で100万人に使ってもらうか? ― 数が生み出す新たな価値
    10. 動きながら考える ― イノベーターの素養

    今作は「イノベーションとリスクへの挑戦」というサブテーマで、黒船に対応しようと旧来型ビジネスからの脱却でもがく姿を描きます。

    自社が提供する番組にライバル会社を騙しで呼んで、自社の広告で圧倒するなんてことは、ビジネスのモラルとしてどうなのでしょう・・・とか、山奥の隠居を連れ出す描写はいかがなものか、などと突っ込むのは野暮というものでしょう。

    既存ビジネスにあぐらをかいていないで、常にイノベーションを繰り返さなければ、いずれ新しい勢力にマーケットを奪われることになります。常にリスクを取り、新しいことに挑戦することが、今後の企業に求められていると理解しました。

  • 20180517

  • マーケティング入門に入門書よりも適した本。ストーリー形式になっており、素人に理解しやすいけど、やっぱり1巻がすごかったなー。

  • 1番を読まずに読んでしまいました。経営戦略の基礎を分かりやすく説明してるかな?題名のギャップは未だ払拭できず。ただ小難しく理解しにくい本よりは分かり易いほうがいいのかなとも思います。

  • ビジネスで起こる様々な出来事をストーリーでわかりやすく紡ぐシリーズ第三弾。
    日本企業で働く身としては目を背けたくなる部分もありつつ、
    イノベーションの本質を捉えた珠玉の一冊に仕上げている。
    後半の展開はご都合主義に過ぎる部分もあるが本書のすばらしい本質を棄損するものではない。

  • 安定してますね。

    第3弾。今回は海外メーカーが無料の会計ソフトで攻勢を掛けてくる。
    無料の会計ソフトでどうやって儲けるのか?というのが気になりますが、会計ソフトに入力された購買履歴を基に広告を表示させるというビジネスモデル。

    これは作者のオリジナルらしいですが、実現性は別としてなかなか秀逸なアイデアですね。

    これに対抗するための策としては、ソフトに入力されたビッグデータを基に企業のリスクを検知する新たなソフトを開発。

    まー、わからなくもないですが少しこの辺はグダグダですかね。

    第3弾になって、ストーリーはかなり面白いんですが、
    マーケや企画の勉強になってんのかな?って感じがあります。(そして男清水部長がいい味出しすぎ)

    実務に役立つというより、勉強2:エンタメ8ぐらいの軽い頭の体操というつもりで読むのが正解だと思います。

    前作までが楽しめた人なら、本作も楽しめると思いますよ。

    まあまあオススメです。

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著者プロフィール

マーケティング戦略アドバイザー。1984年に慶應義塾大学工学部を卒業後、日本IBMに入社。マーケティングマネージャーとして事業戦略策定と実施を担当、さらに人材育成責任者として人材育成戦略策定と実施を担当し、同社ソフトウェア事業の成長を支える。2013年に日本IBMを退社して独立。マーケティング思考を日本に根付かせることを目的に、ウォンツアンドバリュー株式会社を設立して代表取締役に就任。専門用語を使わずにわかりやすい言葉でマーケティングの本質を伝えることをモットーとし、製造業・サービス業・流通業・金融業・公共団体など、幅広い企業や団体を対象に、年間数十件の講演やワークショップ研修を実施。著書に『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA )などがある。

「2018年 『マンガ これ、いったいどうやったら売れるんですか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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