CD付 すべての「思い込み」から自由になる生き方

著者 :
  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806147763

作品紹介・あらすじ

人生の悩み、苦しさ、満たされなさはすべて、意識していない、自分の「思い込み」がつくっています。いつも満員御礼の人気講演家が、精神的にも物質的にも幸せに生きる秘訣を語る!

感想・レビュー・書評

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  • 個人が各々今までの人生で積み上げてきた「思い込み」がその人の人生を作っている。精神的にも、人間関係も、経済的にも幸せに豊かに生きるためのヒントや方法が面白く、易しい言葉で書かれている。

    第一章 恋と結婚の思い込み

    男と女は別の生き物と言っていいほど、異なる性質を持っている。
    男女ともに、「自分の欲しいものは相手も欲しい」という勘違いからすれ違いが始まる。
    夫婦というのは、お互いの自我を見せ合うの最高の鏡=ソウルメイト。ソウルメイトとは自我を明らかにし、自分の持っている問題を全て表面化する相手。
    自分の理想=幻想の恋とはいつか終わりを迎えるもの。恋が終焉を迎えた後、「この人に今世においてはこの人に決めた」という覚悟を持った2人にのみ、真実の愛が始まる。

    第二章 愛と自分自身への思い込み

    親子・夫婦など関係性の中には愛はない。
    本当の「救済」とは、徹底的な「自己知」➡自我を暴き、幻想を見破り、あるがままの自分に出会っていくこと。

    愛とは行為ではなく、存在。愛を経験するには、自分が愛そのものに戻って、自分から愛を発揮するしかない。=悟りともいえる。

    自我とはこの世を生きて行くために必要な乗り物であるから、捨てることはできないし、克服するべきでもない。自我に乗っ取られずに、乗りこなすことが必要。


    第三章 悟りへの思い込み

    悟りとは理想像になることではなく、あるがままの自分自身になるということ。悟るには○○ねばならない、という思い込みが悟りを邪魔している。
    一度完全な喜びから離れて、自己否定感を越えることは生まれてきた理由の一つ。

    <悟りまでの三段階>
    1、この世には人間を越えた大いなる意志と秩序が存在することを知る。
    2、その大いなる存在は100%自分の身方であることを知る。
    3、自分に向けられている100%の愛を、いままさに、あるがままの自分で受け取る資格があることを認める。




    瞑想とは...
    ・社会の役割を置いて、ただ今此処にある目覚めた意識だという感覚を取り戻せる。
    ・するものではなく、起こるもの
    ・無為の最奥を極めるー何もしないを極める


    悟りとは...
    自分を何者かということを知る。
    自分を100%認め、受け入れる。
    自分を愛=神だと知る。

  • 現実自体に意味はなく、その「思い込み」が自分を苦しめている。解釈を変えれば過去は変えられる。解釈の選択の自由が自分にはある。

  • チェック項目10箇所。もうこれ以上、遠回りする必要はありません、この生き方は、いますぐ始めていけるのです、本書はそのための本です。たとえば男性の大臣に愛人が発覚すると、そのときは騒がれたとしても次第に忘れられていって、また政界で活躍していく例はたくさんありますよね、でも、女性の政治家が結婚相手だけでは満足できなくて不倫していたら、立場が根こそぎ奪われてしまう、その世界から抹殺されてしまう、それって、本当はフェアじゃないよね、でもそういう社会の不公平なゆがみの中で、女性は甘んじて生きなくてはならない現実が各所にあります。「自分がしてほしいことを人にしてあげなさい」「自分がされてイヤなことは、人にしてはいけないよ」最低此の2つを理解していれば、社会で生きていけると思っているから教えてきたわけですけど、でも実際には、それが原因でトラブルになる場合もあるんですよね、特に、「自分がしてほしいことを人にしてあげなさい」は一般論としては正しくても、こと男と女の関係になると―通用しないことが多い。「あなたと一緒なら、何でもできる」「あなたがいないと、私はダメになってしまう!」でもそのときに起きていることは、自分の「足りない」と感じている部分を、相手に映し出すことで心を満たそうとしているだけ、まぁ、これが恋の正体。本当は女性が不満を言ったり、「私はいま、こんなに大変で、頑張っているのよ」「あなたのせいで傷ついているのよ」と言ったりしたときに、男だって「オレだって、外で頑張っているんだ」というのがあるんだけど、それを言うとよけい話がややこしくなるから、何も言わないだけなんです。親友というのは、ケンカもするし、正直に関わり合いますよね、そういう関係が本来、親子も夫婦も一番いいと思います、表面上、怒ろうが笑おうが、どう取りつくろおうと、そのときの本当の波動って、必ず相手に伝わるものです、特に子どもは直感的にわかります。愛は、対象を選びません、条件を持ちません、彼なり彼女なり、誰かを愛するというのは、特定の対象に向かっていますね、でも、真の愛は、特定の対象を持ちません。よく親は、子どもに「言うことを聞きなさい」「私はあなたを愛しているから、言うんだ」とか言いますね、「自分は子どもを愛している」と勘違いしているんです、その本音を翻訳するなら、「私の言うとおりにしてくれたら、あなたは幸せになれるはずだし、私も幸せになれる」ということ、早い話、「私を幸せにしてーっ!」と、そうやって子どもを怒っているわけです(笑)。自分を「認める」と「受け入れる」は、実はちょっと違います、「認める」というのは、事実を事実としてただ認めること、「受け入れる」というのは、もう一歩踏み込んで、赦すところまでいく、やり方なんですが、まず、「私はずるい」「私は嫉妬深い」「私は〇〇だ」……って挙げていきます、そして―、「以上!」(キッパリ)、宣言して、終わりにしちゃう(笑)あとはもう一切、考えない、評価しないんです、「だから、自分はダメなんだ」とか、続けない、そういうジャッジは苦しみを生むだけで、実は何にもなりません。「あいつ、欲深いなぁ。以上!」「あいつ、また愚痴を言っているぞ。以上!」その後の判断をしない、そもそも、「いい」とか「悪い」とかジャッジすることが、自分を苦しめるんです。そこに義務があったり、「~ねばならない」という縛りがあると、努力になるわけですよね。

  • 自分が知らぬ間にたくさんの「思いこみ」を抱えていることに気がつく、感動の一冊です。
    この本を繰り返し読めば「自我」から魂が解放されるでしょう。

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著者プロフィール

1953年生まれ。20代でシンガーソングライターとしてデビューし、芸能界で多方面にわたり活躍。30歳で突然の霊的体験を機に引退。天河神社(奈良県)に奉公した後、方広寺(浜松市)で禅僧と心の学校「いまここ塾」をスタート。2002年沖縄に移住。現在、全国での講演、瞑想指導、執筆などを中心に活動。ブログは月間100万アクセスを超え、講演会は毎回満席。著書に、『いまここ』(ダイヤモンド社)、『すべての「思い込み」から自由になる生き方』(中経出版)、『不死のしくみ』(徳間書店)、『招き猫カワヒラくんが教えてくれた幸運の流れに乗る生き方』(KADOKAWA/角川学芸出版)など。

「2016年 『わずか数分で心が整う12の瞑想―あなたは心と頭、使いすぎていませんか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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