浪士文久報国記事 (新人物文庫)

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  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (494ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806148821

作品紹介・あらすじ

『浪士文久報国記事』は、新選組二番組頭として常に戦闘の第一戦で活躍した永倉新八が、戊辰戦争の硝煙が消えやらぬ、明治八年頃に書き記した三冊の回顧録である。後年、無数に輩出される新選組本の基本文献となった第一級の史料であることが認められながら、実物は明治期に人手に渡り行方不明となり、以後、幻の記録として語り継がれた。浪士隊の結成、芹沢鴨の暗殺、池田屋事件、甲陽鎮撫隊の敗戦から新選組の瓦解までの実戦史を、写真原版から解読した原文、詳細な解説を付した読み下し文、平易な現代語訳の三部構成で再現。

著者プロフィール

1839年(天保10)、江戸生まれ。本姓長倉。元は松前藩士。武者修行中に近藤勇に出会い浪士組に参加、新選組結成後は二番組長を務めるなど新選組草創期からの中心人物。甲陽鎮撫隊や靖共隊に属して戦うが、米沢より江戸へ帰還。松前藩への帰藩が許され、藩医の杉村介庵の婿養子となり杉村治備(後に義衛)と名乗る。その後小樽へ移り、樺戸集治監の剣術師範となる。数少ない新選組幹部の生き残りとして、板橋に近藤勇、土方歳三の墓を建立した。1915年(大正4)、病没

「2020年 『地図と読む 新撰組顛末記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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