先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学

著者 :
  • 築地書館
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本棚登録 : 627
感想 : 130
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806713449

作品紹介・あらすじ

自然に囲まれた小さな大学で起きる動物たちと人間をめぐる珍事件を人間動物行動学の視点で描く、ほのぼのどたばた騒動記。あなたの"脳のクセ"もわかります。本日も、鳥取環境大学は動物事件でにぎやかなり!

感想・レビュー・書評

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  • 動物生態学が専門の公立鳥取環境大学の小林朋道教授が描く、ほのぼのどたばた騒動記といったところ。
    この教授にかかるとヒトも動物。
    大学内や大学周辺にいる動物達はもちろん、学生達の観察(?)もとてもユニークで、確かに私もヒトであり動物なんだ、と改めて認識させられた。
    教授の、ヒトを含めた全ての生き物に対する愛情が感じられ、温かい眼差しで見守る姿勢にほのぼの。
    特に印象深いのは大学内で飼っているヤギのヤギコ。
    幼い頃から大勢のヒトに囲まれていたため、自分を"ヤギ"と認識していないらしい。
    大学内でヤギがのびのびと暮らしたり(ヤギ部もある)、コウモリ等普段馴染みのない動物にも遭遇したりして、この大学の学生達はめったにできない貴重な経験ができて楽しいだろうな。
    ヤギコには一度逢ってみたい。

  • 1200人ほどしか学生がいない大学での動物をめぐるエッセイだ。コウモリ、ヘビ、ハムスター、イモリ、アナグマ、シカ、ヒミズ、アリ、ヤギ、タヌキ、ドバトたちとの、そして学生たちとのエピソードが、ユーモアを交えて描かれていてとても愉しい。それぞれの章ごとにそれらしい人間動物行動学の理論が添えられている。軽い感じで書かれているので、マジな理論なのかな、それとも面白おかしく書かれているだけなのかなと思ってしまうけど、本当なんだろうなあ。ちょっぴり浮世離れしているエッセイだ。

  • 2020.10.02 読了
    専門的過ぎる内容はなく、とても読みやすかった。特に、脳の反応性が増大するという話が興味深かった。今まで自分が英語を勉強する際に感覚的に感じていたことと繋がるかも。

  • 職場で、「読書好きなんだねー、どんな本読んでるの?」「ミステリーが好きです!」と答えたのに勧めたれたのがこのシリーズだった笑

    でもたまにはこういう本もいいなあ。
    鳥取の大学での、たくさんの動物たちとの出会い、そして動物たちの生活から、人間の行動に関しても繋がりを見出し学んでいける。

    作者のウィットに富んだ表現も、茶目っ気のある文章も和むし、ヤギを飼ったり狸を追ったり、こういう大学生活は充実しそうだなあいいなあと思わせられた。

    読みやすいのでミステリーの合間に良いし、2作目も期待して読む。

  • 毎日発見があり、刺激的だと思った。

  • 人間動物行動学としてみると物足りなさを感じるかもしれないが、理系大学教授の動物とのふれあいとしてみれば面白いと思う。
    私はまったく別方向の大学に進んだので、こういう大学のエピソードは新鮮ですね。

  • 自分の好きな勉強ができるって幸せだな。ぼくも学生時代、役に立たなくてもいいから、本当にやりたい勉強をすればよかったのかもしれない。もしそうしてたら今のどうなってただろう、と思うが、どうせ先のことなんかわからない。その時々でやりたいことをやる、というのは大事なのかも。

  • 動物行動学の先生が仕事柄体験した動物のエピソードを面白おかしく語るエッセイ。

    タイトル(副書名?)に動物行動学とあるが学問的な内容は皆無と言ってよいので、生物学の本を読むぞ!というテンションの人にはオススメしない。むしろ「動物のお医者さん」が好きという人にはドンピシャなのではないかと思う。

    コミカルな先生の語り口からは、鳥取の大学林や山々、湖に浮かぶ無人島島など自然に囲まれた環境で、動物に積極的に触れ合い振り回される姿が鮮明に浮かび上がってきて、素直に微笑ましい気持ちになり、満足感が得られた。ここは人によって受け取り方は違うと思うが、基本的に動物好きながら、多くの動物と接する研究者としての(とおそらくは生来の性格)からくる割り切り方もただの動物好きとは違うような、ある種落語的なシュールというかシニカルな感じで面白い。


    しいて言えば、この値段でこの分量ならばせめて写真がもう少し見やすいと嬉しいが、出版社の規模を考えれば仕方ないかなとも思う。どの道モノクロ写真なのでKindleでも読みやすいはず。

  • ★2.5かなぁ、ちょっと辛めかな?
    面白いんだが、他の魅きつけられた科学系の本と比較すると、何だか冷静な眼で読んでしまった。
    少々レベルが違ったか?えらい偉そうな感想ですな、我ながら。
    しかし人間の記憶能力が生存本能に依拠する見解は凄く興味深い、もっと教えてほしい。

  • 文章が少し頭に入りにくかったが、
    人類学の入り口としては入りやすいです。

    エッセイでもなく、児童向け学術書と
    いったところでしょうか

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著者プロフィール

小林朋道
公立鳥取環境大学副学長 環境学部教授
専門は動物行動学
著書に「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!鳥取環境大学の森の人間動物行動学」(築地書館)「ヒトの脳にはクセがある 動物行動学的人間論」(新潮社)他多数。

「2022年 『どうぶつことわざ辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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