先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます! 鳥取環境大学の森の人間動物行動学
- 築地書館 (2007年3月10日発売)
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感想 : 138件
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Amazon.co.jp ・本 (182ページ) / ISBN・EAN: 9784806713449
感想・レビュー・書評
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たぬきやヤギに愛着が湧いてくる。
動物に囲まれて彼らの行動を研究する日々も、動物好きにはたまらないだろうなと思う。
大学を考える際に自分の中では候補に上がらなかったが、こんな勉強をできるのはとても魅力的で羨ましい。
続刊もたくさんあるようなので読んでみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズは図書館で見かけるたびに続編が登場していて、数えてみたら2023年1月時点で18冊もあった。
著者の小林朋道さんは岡山生まれだし、1冊読んでみるかという気分になった。
どこから読んでもいいのだろうが、できれば順番にということで2007年の第1弾から。
タイトルからも分かるように、くだけた内容で読みやすい。
ちょくちょく出てくる太字の部分がほど良いアクセントになっていて飽きさせない工夫も施してある。
鳥取環境大学って知らなかったけど、すぐそばにテンとかアナグマとか沢山の生き物がいて何だか楽しそうだ。
でも、ヘビはいやだな。
国立科学博物館の附属自然教育園が港区白金台にあるが、そこでヘビに遭遇してかなりビビった思い出がある。
岡山のある山の中腹にあるニホンザルの餌場の話題が出てきた。
おそらく神庭の滝に至る山道脇のことだろう。
コロナ禍前に行ったのだが、あまりにも平然と人の近くに寄って来るので怖かった。
今年は大雪に見舞われているので、サルたちどうしているのか心配になる。
ヘビやニホンザルその他野生の生き物は、ペットのイヌやネコとは違い行動が読めない。
動物行動学の研究は楽しそうだが、実際に調査・観察に行くのは無理そうだ。
野生の動物と対峙するとビビりまくる自分がいる。
このシリーズは面白そうだ。読みたい本が17冊増えてしまった。
鳥取環境大学に入学して研究・観察する疑似体験だと思って読もう。-
順番を間違えないための覚え
・01 2007年03月 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
・02 2008年10月 先生、シマ...順番を間違えないための覚え
・01 2007年03月 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
・02 2008年10月 先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
・03 2009年07月 先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
・04 2010年04月 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
・05 2011年04月 先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!
・06 2012年03月 先生、モモンガの風呂に入ってください!
・07 2013年05月 先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!
・08 2014年05月 先生、ワラジムシが取っ組みあいのケンカをしています!
・09 2015年06月 先生、洞窟でコウモリとアナグマが同居しています!
・10 2016年05月 先生、イソギンチャクが腹痛を起こしています!
・11 2017年05月 先生、犬にサンショウウオの捜索を頼むのですか!
・12 2018年05月 先生、オサムシが研究室を掃除しています!
・13 2018年09月 先生、脳のなかで自然が叫んでいます! (番外編)
・14 2019年04月 先生、アオダイショウがモモンガ家族に迫っています!
・15 2020年04月 先生、大蛇が図書館をうろついています!
・16 2021年04月 先生、頭突き中のヤギが尻尾で笑っています!
・17 2022年02月 先生、モモンガがお尻でフクロウを脅しています?
・18 2023年01月 先生、ヒキガエルが目移りしてダンゴムシを食べられません!
2023/01/25
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1200人ほどしか学生がいない大学での動物をめぐるエッセイだ。コウモリ、ヘビ、ハムスター、イモリ、アナグマ、シカ、ヒミズ、アリ、ヤギ、タヌキ、ドバトたちとの、そして学生たちとのエピソードが、ユーモアを交えて描かれていてとても愉しい。それぞれの章ごとにそれらしい人間動物行動学の理論が添えられている。軽い感じで書かれているので、マジな理論なのかな、それとも面白おかしく書かれているだけなのかなと思ってしまうけど、本当なんだろうなあ。ちょっぴり浮世離れしているエッセイだ。
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動物の生態や行動から、人間の行動に癖についても関連して書かれている作品でした。しかし内容は難しさを感じさせず、大学で起きた動物や虫との触れ合いや事件を中心に描かれており、生徒や著者との掛け合いが面白かったです。
面白さを感じさせる一方で、動物たちを取り巻く環境についても書かれており、人の生活環境と動物たちの生活環境の課題について考えさせられました。人が暮らしやすくなる環境に整えるということは、動物にとって生活しにくい状態となることに繋がっています。(開発によって在来種の生育環境が損なわれてしまうなど…)うまく折り合いをつけるにはどうしたらいいのかな…と考えたくなります。 -
鳥取環境大学の人間行動学の教授である作者のエッセイ?なのかな。
鳥取環境大学は公立の大学らしいです。
ちょっと調べてみましたが、本を読んだから余計に楽しそうな大学だろうな、と思えますね。
地方の大学は特に、だけれど自然に囲まれた所が多そう。
私は日本海側の地方大学に進学しましたが、そこは大自然とまではいかないものの、自転車で海にも山にも行けるような所でした。
文章からとても楽しそうな雰囲気が伝わってきて、大学時代を懐かしく思い出しました。
生態学より生化学の方に興味があったので、生体はほぼ扱わなかったのですが、試料採集のための漁は大変だったものの、やはり楽しかった思い出があります。
珍しいコウモリが乱入してきたり、アオダイショウを捕まえたり、なかなか動物ネタには困らない感じです。
ヤギとのエピソードを読んでいて、動物との距離って大事なんだな、と思いました。
ヤギは仲間と直に触れ合うような、コミュニケーションは取らない。
だからそれなりの距離を持って接する。
注意深く観察する事で、なかなか見つけられない動物を見つけたり、特性に合わせた触れ合い方ができる。
本当に大事だと思う。
何でもかんでも同じ距離感で接しちゃいかん。
うちにはリクガメがいるのだけれど、全然懐いていない。
他所には顔を見ると寄ってくる個体もいるらしいけれど…
でもそれでいいと思う。
そんなことのためにうちに迎えたのではないのだから。
好きだからこそ、手元に置くことが全てではない。
このシリーズ、何冊かあるようなので、しばらくは小林先生のお話を読むことにします。
楽しみ。 -
職場で、「読書好きなんだねー、どんな本読んでるの?」「ミステリーが好きです!」と答えたのに勧めたれたのがこのシリーズだった笑
でもたまにはこういう本もいいなあ。
鳥取の大学での、たくさんの動物たちとの出会い、そして動物たちの生活から、人間の行動に関しても繋がりを見出し学んでいける。
作者のウィットに富んだ表現も、茶目っ気のある文章も和むし、ヤギを飼ったり狸を追ったり、こういう大学生活は充実しそうだなあいいなあと思わせられた。
読みやすいのでミステリーの合間に良いし、2作目も期待して読む。 -
毎日発見があり、刺激的だと思った。
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人間動物行動学としてみると物足りなさを感じるかもしれないが、理系大学教授の動物とのふれあいとしてみれば面白いと思う。
私はまったく別方向の大学に進んだので、こういう大学のエピソードは新鮮ですね。 -
自分の好きな勉強ができるって幸せだな。ぼくも学生時代、役に立たなくてもいいから、本当にやりたい勉強をすればよかったのかもしれない。もしそうしてたら今のどうなってただろう、と思うが、どうせ先のことなんかわからない。その時々でやりたいことをやる、というのは大事なのかも。
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動物行動学の先生が仕事柄体験した動物のエピソードを面白おかしく語るエッセイ。
タイトル(副書名?)に動物行動学とあるが学問的な内容は皆無と言ってよいので、生物学の本を読むぞ!というテンションの人にはオススメしない。むしろ「動物のお医者さん」が好きという人にはドンピシャなのではないかと思う。
コミカルな先生の語り口からは、鳥取の大学林や山々、湖に浮かぶ無人島島など自然に囲まれた環境で、動物に積極的に触れ合い振り回される姿が鮮明に浮かび上がってきて、素直に微笑ましい気持ちになり、満足感が得られた。ここは人によって受け取り方は違うと思うが、基本的に動物好きながら、多くの動物と接する研究者としての(とおそらくは生来の性格)からくる割り切り方もただの動物好きとは違うような、ある種落語的なシュールというかシニカルな感じで面白い。
しいて言えば、この値段でこの分量ならばせめて写真がもう少し見やすいと嬉しいが、出版社の規模を考えれば仕方ないかなとも思う。どの道モノクロ写真なのでKindleでも読みやすいはず。 -
★2.5かなぁ、ちょっと辛めかな?
面白いんだが、他の魅きつけられた科学系の本と比較すると、何だか冷静な眼で読んでしまった。
少々レベルが違ったか?えらい偉そうな感想ですな、我ながら。
しかし人間の記憶能力が生存本能に依拠する見解は凄く興味深い、もっと教えてほしい。 -
文章が少し頭に入りにくかったが、
人類学の入り口としては入りやすいです。
エッセイでもなく、児童向け学術書と
いったところでしょうか -
≪目次≫
はじめに
第1章 「巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」-人 の"脳のクセ"とコウモリ事件
第2章 ヘビが逃げた!ハムスターも逃げた!-人工空 間の中の生態系のお話
第3章 イモリを採取していてヤツメウナギを捕獲したT くんー自然が発する信号に無意識に反応する脳
第4章 大學林で母アナグマに襲われた?話ー神話と伝承 をつくり出す"脳のクセ"
第5章 無人島に一人ぼっちで暮らす野生の雄ジカー私は ツコと呼び、Kくんはメリーと呼んだ
第6章 ヒミズを食べたヘビが、体に穴をあけて死んでい たのはなぜかー因果関係を把握したいという欲 求
第7章 化石に棲むアリー机の上の生態系小宇宙にひかれ るわけ
第8章 動物を"仲間"と感じる瞬間ー擬人化という認知様 式
第9章 カキの種をまくタヌキの話ー植物を遺伝的劣化か ら救う動物たち
第10章 飛ばないハト、ホバのことードバトの流儀で人 と心通わすハト
付録 鳥取環境大学ヤギ部物語
≪内容≫
鳥取環境大の小林教授の多分第1弾エッセイ。私が最初に読んだ作品より論理的というか、強引に人間動物行動学に結びつけているきらいが…。でも、起こる事件はほっこりして楽しい。逗子市図書館。 -
図書館で借りて。著者の動物への愛が感じられて面白い。他のも借りてみたい。
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コウモリ、ヘビ、タヌキ、シカ、ハト、アリ、ヤギ!
癒さるる。 -
読書録「先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!」3
著者 小林朋道
出版 築地書館
p119より引用
“これまで、擬人化というと、幼児や原始的な社会の人びとが行
う未成熟な思考だと考えられてきた。しかし最近の研究は、擬人
化が原始的でも未成熟なものでもなく、人間にとって根源的で重
要な思考形態であることを示しつつある。”
動物行動学者である著者による、人と自然の精神的なつながり
について考え、その為の大学での研究や実習を記した一冊。
巨大コウモリ出現事件についてから大学で飼っているヤギにつ
いてまで、登場した動物や風景写真とともに書かれています。
上記の引用は、動物を仲間と感じることについて書かれた項で
の一文。擬人化して動物の行動を予測することで、狩猟を上手く
運ぶことが出来たのではないかとのことです。動物だけでなく植
物も、我が子のように接することで上手く栽培できるとのこと。
OSや炭までも擬人化してしまえる人達は、ひょっとすると凄腕の
ハンター達の子孫なのかもしれません。
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鳥取環境大学の小林教授が書く、大学に関わった動物と自分や学生の様子から行動学を分析する。
マンガ「動物のお医者さん」ファンは一読すべし!!
漆原教授のノリがはじめからおわりまでみっちりです!!
自己ツッコミもなかなか楽しくて、何度か吹きました(笑 -
自然豊かな大学での事件?の数々。
小林先生の動物が好きな事が良く分って楽しい本だった。
著者プロフィール
小林朋道の作品
