- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806714828
作品紹介・あらすじ
人や犬と違い、群れない動物である猫は、多様なコミュニケーション手段をもっている。
猫は人に飼われても野性を失わない生きものだ。
なでられたいのは匂いをつけるため。開いた瞳孔は気分が高まっているから。
感情によってひげが動き、幼猫時の体験が性格を決める……。
猫の心理と行動の背後にある原理をていねいに解説。
感想・レビュー・書評
-
表紙の大変凛々しい猫様にやられました。丸顔のイケメン…。
著者はイギリスに拠点を置く、猫の正しい飼い方・扱い方などを広める団体の代表を務める方。
猫のふるまいや習性、猫との暮らし方、さまざまなトラブルケースへの対応方法などを解説しています。
ただいま共働きの2人暮らしに猫を迎えたいと考えているので、勉強になることがいくつもありました。
布を食べちゃう猫がいる、ということに驚愕。
しかも、かじる程度ではなく、ハンカチとかスカーフとかを結構な量食べてしまうらしい…知らなかった…。
読み終えたときに改めて感じたことが、訳者あとがきにぴったりの言葉で書いてありました。
猫は「自分は自分のままでいて、でも相手にそっと寄りそう小さな野生の生き物」だということ。
猫との関係を築いていく上で、このことは大前提として意識しておこうと思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネコは人間に媚びないところが好きだ。動物としてのネコの行動の意味を知り、もっと上手く付き合う方法を知るには絶好の書だ。
「ネコが爪を研ぐ行動は、爪痕に匂いをこすりつけるためでもある」、「ネコは人間の発する高い声鹿聞こえないので高い声で話そう」、「ネコは2歳になると、人間の24歳にあたり、その後は1年ごとに、人間の4歳分年をとる」など、生物学的な知見も参考になる。
ネコはしつけにくいが、それはネコが賢くないわけではない。ネコは自分の好きなことしかしない。うまくしつけたと思っても、実はネコの好きなことに飼い主の方が付き合わされたにすぎない。しつけとは所詮人間の側の都合でしかない。ネコがまた一段と気高く気品のある生き物に思えてきた。
「ありのままで」自由奔放に生きているネコとともに暮らすと、ヒトがいかに窮屈な生き方を強いられているかが分かる。自由にたくましく生き延び、他者への優しさも保ち続けることが可能だというロールモデルは私のすぐそばにあった。 -
横尾忠則さんがオススメしてたので読みました。
猫の名前で一番多いのはスーティーだそうです。偶然私が飼っていた猫の名前と一緒。
知らなかったこともたくさんあり、ネコ好きなので楽しく読めました。 -
今週末の日曜日(2016/04/24)に返却し無ければ活(い)け無い!のが残念ですが、(4〜2日前の地震で)紙片書籍が購入出来無い!ので?…電子書籍版の販売を(ジャンル不問で)希望致します!。
-
2015年4月新着
原題"The cat whisperer : The secret of how to talk to your cat"の翻訳。このタイトルには洒落があって、"The horse whisperer"という馬の調教の達人本が元祖、次に"The dog whisperer"と銘打った犬のトレーニング番組がナショジオでヒット、そこでその猫版というわけ。
「本来、猫はどういうものか」を理解することで、現代のペットたる猫との付き合い方を考える。読んでいくと、少し深く猫を理解したような気分になり(実際そうであるハズ!)、何より問題行動に対処しやすくなるだろう。イラストや写真はなく、全編文章だが、読む甲斐は大いにあり。 -
かなり真面目な研究本。だけど、普段まとわりついてくるネコが獣医に連れて行こうとするとその気配を察知して逃げるのがどうしてかは、やっぱり謎らしいです。
-
まず表紙がすっごいイケ猫
-
面白くてためになった。猫って本当に可愛い生き物だ。