- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806756194
感想・レビュー・書評
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この有名な写真集は名前だけ知っていた。このほど「青春の門」筑豊編を読んだ際に、思い出して手にした次第。炭鉱労働の過酷さ、炭鉱夫の家族の生活の厳しさがひしひしと伝わってくる。遊んでいる子供はたくましく明るいが、親を待つ子供だけの生活、弁当を持たない子供が給食の時間に漫画を読んで空腹を紛らしていたり、途中で頁を繰るのが辛くなるほど切ない。エネルギーの太宗が石炭から石油に変わる時代、筑豊の労働争議と閉山の現実。
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貧しい人を撮ることはたやすいが、貧困を伝える写真を撮ることは、実は難しい。
筑豊の炭坑で暮らしを送る子供たちをとらえたこの写真集は、生活の厳しさをしっかりと読み手に伝える、力の籠った作品で構成されている。 -
012041.
1960年刊行の新装版
昭和30年代といえば高度経済成長のイメージだが、こんな貧困もあったんだなあ…。 -
筑豊炭鉱の人を記録した写真集。
写真集って物をちゃんと見たのはこれが初めてだったと思う。
写真の読み方が今より更にわかっていなくても、それなりに感じるところはあったはず。
でもその「訴えかけるもの」が、表紙の女の子の美貌によるものが大きいのが自分の見る目のなさを感じさせて悲しい。 -
僕は、そのコンセプトから言っても、これこそが僕の目指すところだと思うところがあるのです。
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子どもの表情がすっごい、くる。