父帰る・恩讐の彼方に (デカ文字文庫)

著者 :
  • 舵社
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本棚登録 : 61
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784807222117

感想・レビュー・書評

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  • 菊池寛は人の心の変遷をよく描写するので、手の平ドリルしがちな人物の心を追体験できます。描写に飾り立てがないぶん、場面が画像や映像になって脳裏にくっきり再生されます。
    恩讐~はこんなきれいなhappy endを見るのは久しぶり…さわやかな読後感でした。
    『父帰る』は、作者の気持ち的に色々思うところはあるけど和解なんて無理!!って感じなんでしょう。去り際の父の弱々しさを入れたのが良かった。同情しかけたもん。だがクズ親は許さん

  • 古典文学だね〜

  • 父帰る・恩讐の彼方に・形。
    いずれも短編小説だが、これ程まで深い作品は無いのではないだろうかと思うほど素晴らしい。
    名著

  • 「父帰る」の大まかな筋はとっても興味そそられる。でも短編だから、場面展開が唐突な粗さも感じるし、人物に共感する前に先に続いてしまう。無駄なことがないのがイイということもあるけれど。

  • 父帰る

    とても短い作品(戯曲用のシナリオ)だったけれど、
    3人の子と妻を残して去っていった父が戻ってきたときの
    長男の気持ちにぐっとお腹のそこあたりが苦しくなる。
    こんなにこれまで辛い思いをして暮らしてきたのは
    父親(てておや)がなかったからだ。
    これまで何の便りもなく自由に生きてきて、体が
    自由が利かなくなってきたからとなぜ帰ってこれるのか。
    去る父を止めない長男に必死で説得しようとするほかの3人。
    そして、長男も最後には折れる。
    しかし、表には父の姿はもうなかった。
    うーん、リアルです。シーンが浮かびます。

  • 只今注文中

  • とーちゃんとは仲良くしなさい。まーね、親子っても別の個体だしね、意見の相違ってのは絶対にあるけどさ。それにしても親子ゲンカ激しすぎじゃね?w 「恩讐の彼方に」は名作です。菊池寛の中で一番好き。これだけのために買っても絶対損しない。

  • 『恩讐の彼方に』が授業で取上げられるために読んだ。テーマがはっきりしているため、読後感がすっきりとしたものだった。悪いことを散々行ってきた人が、誰にもできないような善行を成し遂げたことによって、許されるという、教育的な内容?で、文学のどろどろした感じを求める人には物足りないといえば物足りない気もする。

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著者プロフィール

菊池寛

一八八八年(明治二十一)香川県生まれ。本名・寛(ひろし)。第一高等学校を中退後、京都帝国大学英文科に入学。芥川龍之介、久米正雄らと第三次、第四次『新思潮』に参加。京大を卒業後、時事新報社に勤務するかたわら小説を発表、『無名作家の日記』『忠直卿行状記』『恩讐の彼方に』などで世評を得る。一九二〇年(大正九)に発表した『真珠夫人』が成功をおさめ、以後、約五十篇に及ぶ通俗小説を発表。その他の小説・戯曲に『父帰る』『藤十郎の恋』『蘭学事始』『入れ札』などがある。雑誌『文藝春秋』の創刊、文藝家協会の設立、芥川賞・直木賞の創設、映画事業への参画など、多方面に活躍した。一九四八年(昭和二十三)死去。

「2021年 『受難華』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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