5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き

  • 東京美術
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本棚登録 : 94
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784808710729

作品紹介・あらすじ

現代美術の作品を見て「これなら誰でもできる」とか「なぜこれがアートなのか」と疑問に思うことが多々あります。現代美術の本質を考えるとき、思想・文化的背景や美術史の流れから順序だてて学ぶのも有効ですが、この素朴な疑問に「答える」ところから入っていくと、意外に速やかに視界が開けていくようです。

感想・レビュー・書評

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  • 作品自体の精巧さや技法を見せるのではなく、発想や社会背景、メッセージを伝えるものとして現代アートはあるということをわかりやすく伝える書。でも何故それがそんなに高額で取引されるのかはよくわからないままだった。他の人ではダメだったのか、なぜその人だけ認められたのか、本当にその人だけの作品だったのか。

  • 「評論家から酷評された100作品を取り上げ」とあり、ダリ、マグリット、ジャスパー・ジョーンズ等に始まり、ミロ、ジャコメッティ、デュシャン、マレーヴィチなども取り上げ、トニー・クラック、ジャン・デュビュッフェなどに及んでいる。後、初めて聞く作家がほとんどだ。5歳の子どもにできそうでできない部分とは、技術・構成力・意図性という。確かに、作品のこちらに訴えてくる迫力がすごいのだ。人に訴えたいというのが、プロということに違いない。何度読んでもはっきりと意味がつかめない文章も多いが、とにかく面白い。

  • 現代アートを見ても なにがなんだか さっぱり (^^♪
     図書館の 新刊棚で この本を見つけて 手掛かりになれば とさっそく読むことに!

    1作目は、サルバドール・ダリ「ロブスター電話」

    参考 URLはこちら https://www.ggccaatt.net/2015/05/17/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%80%E3%83%AA-%E3%83%AD%E3%83%96%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E9%9B%BB%E8%A9%B1/ 『【作品解説】サルバドール・ダリ「ロブスター電話」 』 :  - URLはこちら https://www.ggccaatt.net/ 『山田視覚芸術研究室 』 : 

    読んでいくと 思った以上に解説はまじめで、
     製作者(画家)のことを知らないと 作品の価値はわからない。
     作品だけを見るのではなく それがいつどんな状況で作成され、発表されたのか!
     作者は何を考えてこれを作ったのか、
    それらを知れば 作品が子供が作った(芸術じゃない)ものと 区別できるとのこと。

    でも、展覧会の展示をみて そこまで解説が書かれているとは限らないので、
     前もって予備知識を仕入れていないと鑑賞できないってことになるね。
     ネットに情報のない無名の作者の場合はどうなるのだろう。
     特に、自分の作品を「子供が作ったもの」と思われることを 意図している作品を前にしては・・・。

    アートの世界を 完璧に変えてしまったといわれる マルセル・デュシャンの「泉」。
    今でこそ解説は たくさんあります。
    参考 URLはこちら http://k-daikoku.net/duchamp-fontaine/ 『マルセル・デュシャンの「泉」。で、なんでこの便器がアートなの?? 』 : 

    もし、今最先端のそのような作品を目にしたら、やはり 自分の目だけでは無理 !!(>д<)ノ
     子供がアーティストでないと 言い切れないし〜。

    とはいえ 本書は 現代アートを見る手助けになります。
     知ってる作家が出てきたら なんだかホッと 安心したり。 (*^_^*)♪
    だけど、それほど現代アートが好きってわけでもないので、読むのを中止。

    2017/3/8 新刊棚で見つけて借りる。 3/9 読み始める。3/18 途中で中止。

    5歳の子どもにできそうでできないアート: 現代美術(コンテポラリーアート)100の読み解き

    内容と目次・著者は

    内容 : 原タイトル:Why your five year old could not have done that
    ダリ「ロブスター電話」、ムンク「叫び」…。
    なぜこれがアートなのか? アートとは何か? 楽しく読めて好奇心を刺激する入門書

    現代美術の作品を見て「これなら誰でもできる」とか「なぜこれがアートなのか」と疑問に思うことが多々あります。
    現代美術の本質を考えるとき、思想・文化的背景や美術史の流れから順序だてて学ぶのも有効ですが、
    この素朴な疑問に「答える」ところから入っていくと、意外に速やかに視界が開けていくようです。

    ―本書は、評論家から酷評された100作品を取り上げ、現代美術が決して子どもの遊びや単なる新奇な試みではないことを証明する。
    発表当初は物議をかもした“悪名高い”作品についても、当時の芸術上の思想に影響されて必然的に登場してきた経緯、そして後に与えた影響にも言及。
    現代美術とそれ以前の美術との本質的な違いが理解できるとともに、鑑賞体験をより豊かにするヒントを数多く得ることができる。
    19世紀末から現在までの100人のアーティストによる100作品を取り上げ、創造力の源となったものを解き明かす。
    芸術的な手法とその意味を探り、その作品がどれほど洗練されているか、背後にどれほどの努力が隠されているかに注目。
    コンセプチュアリズムからニューメディアアート、
    カラーフィールド・ペインティングからフルクサス、
    ポスト・ペインタリー・アブストラクションからポスト・ダダに至るまで、
    関連性のあるさまざまな芸術運動を取り上げ、現代美術史の流れの全体像を把握できる。

    目次 :

     第1章 オブジェ/玩具  (“ロブスター電話”サルバドール・ダリ “貫かれた時間”ルネ・マグリット ほか)

     第2章 表現/殴り書き  (“即興21A”ワシリー・カンディンスキー “包丁で切る…”ハンナ・ヘッヒ ほか)

     第3章 挑発/かんしゃく  (“魔術司教のコスチューム”フーゴ・バル “泉”マルセル・デュシャン ほか)

     第4章 風景/遊び場  (“白の上の白”カジミール・マレーヴィチ “工場”モーリス・ユトリロ ほか)

     第5章 人々/怪物  (“叫び”エドヴァルド・ムンク “フアン・グリス”アメデオ・モディリアーニ ほか)

    著者 : スージー・ホッジ Hodge,Susie
    作家、歴史家、教育者、アーティスト。
    学校では工芸と美術史を教えてきた。画家・イラストレーターとしてのキャリアをもち、技術書の執筆、絵画制作のワークショップも主宰する。

    日本語版監修 : 田中正之
    訳 : 藤村奈緒美・難波道明・徳永優子


     

  • 幅広く載っているのはいいんだけど、説明がいまいち。作者は「この作品で〇〇を表現しようとしている」とか言われてもどの部分に現れているのか、どうして独りよがりにならずに評価されているのかまでの踏み込みがなく消化不良。タイトルに惹かれて読んでみたものの期待はずれでした。

  • 【資料ID: 1117000900】 702.07-H 81
    http://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB23215302

  •  的確で上手いタイトル。なぜ5歳の子どもにはできないのか?の解説を通して現代アートの分かりにくさが分かってきた。あまりに強いメッセージ性、”身近”が示す場所が作者の内面であり作者のおかれている状況。これらを読み解かなければならないから分かりにくく難しい。これらを解説してもらえば確かに伝えたい事も理解できるし、なるほど5歳の子どもには無理だ、ということも分かる。ただ、芸術を高尚なものから身近なものに変えようとした試みが現代アートにはあったことを考えると、現在の見ただけでは分からない、深い考察を要求するという状態は芸術を身近なところから遠ざけ、より難解で高尚なものにしてしまっているようにさえ思える。

  • フォンタナの作品、まねて飾ろうと思ってます。
    実際やってみると、できないんだよね、これが。

  • 1冊で、20世紀初頭からの現代美術のおおよそを知ることができる本。

    ピカソ(変な人物)やウォーホール(スープ缶のポスター?)から、便器を置いただけ、キャンバスを切り裂いただけ、ただの線?のような、いったいどこが芸術なのかわからない作品を紹介、解説している。

    解説は詳しく、このような作品と解説のある展覧会があれば是非行きたい。紹介されている作品も100点とボリューム十分。

    本なので、大きさや、立体造形、動画などの再現ができないのがつらいが、それはしょうがない。
    5歳の子どもに作れない理由の説明がついているが、
    「だが子どもにはその精神性まではまねできないだろう」(表紙の作品について)とか、そこまでして理由づけしなくても、とは思う。

  • 読んでいるだけで美術館に行った気分になれるというなかなかオトクな本。
    一見ふざけてるwwとか手抜きじゃね?とか思える作品でも、大衆文化や社会問題、商業流通化に対してバッサリと斬りこみを入れにきている。
    本の内容も充実していたのでとてもよかった。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784808710729

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