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本 ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784808712884
作品紹介・あらすじ
明治から大正にかけて日本に滞在し、浮世絵木版の技術に触発されて女性や子どもたちを題材にすぐれた作品を残した外国人女性画家たち。近年展覧会でも注目を浴びているヘレン・ハイドを中心に、バーサ・ラム、エリザベス・キースの主要作品を紹介する画集。
感想・レビュー・書評
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浮世絵(orジャポニズム)に魅せられ、来日して浮世絵風の木版画やエッチングに取り組んだ西洋の女性3人、ヘレン・ハイド(1868-1919)、バーサ・ラム(1869-1954)、エリザベス・キース(1887-1956)。その生涯と作品についての解説。
どの作品も(モチーフも、構図も、色使いも)柔らかい。かつての日本にあった光景なのに、エキゾチックな香りも漂う。
掲載作品は99点。そのうち47点が千葉市美術館所蔵。次点は26点のシカゴ美術館。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/722408 -
20世紀初頭・欧米から来日し日本の風景や風俗を版画にした画家
19世紀後半のジャポニズム流行→定期航路整備→女性だけで日本へ
女性の職業画家は困難・挿絵画家はわずかに道が開かれていた
19世紀後半から出版業界が生協に・婦人雑誌や児童書の挿絵画家としての女性活躍拡大
ヘレン・ハイド―子どもたちへのまなざし:
女性たち
母と子
子どもたち
遊ぶ子どもたち
お手伝い
季節
木版画以外
チャイナタウン
メキシコ
バーサ・ラム―霞がかった空気感に魅せられ:
日本訪問と浮世絵絵本版画治術習得
独自の作風の確立
中国版画の研究と新しい木版画技法
エリザベス・キース―見知らぬ国への好奇心:
渡邊庄三郎との出会い
キースの版画芸術
晩年