歌川広重作品集

  • 東京美術 (2024年7月16日発売)
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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784808713065

作品紹介・あらすじ

まるで広重と同じ場所でその風景を見ているかのような豊かな情趣性と高いリアリティをもつ作品、約150点を掲載。本書ではさらに、類まれな自然観照力、構図の妙、配色の効果など多面的に分析し、広重が描く作品の魅力に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 使った教科書のせいで、いまだに安藤広重と言ってしまう。歌川だよ。
    カバー絵は「名所江戸百景 水道橋駿河台」。まるで生きているようなでかい鯉のぼり、中央に富士、眼下には駿河台。ブルーの神田川に水道橋が架かる。そして白抜きの題字。この本自体がもうひとつの絵になる。
    A4版、191ページ。解説も適量。5つのコラム、3つの特集が読ませる。やはり見どころは「名所江戸百景」。(ちなみに、Van Gogh MuseumのHPによると、ゴッホの浮世絵コレクションは500点余。うち広重作品は88点。もちろん、彼が模写した「名所江戸百景」の「亀戸梅屋舗」や「大はしあたけの夕立」もある。ゴッホにしたら、その構図と配色は得も言われぬものだったに違いない。)

  • 「広重ぶるう」を読んだあとにざっと鑑賞した。だから、青が良く利いているのがわかった。広重も良いな。

  • ▼東京大学附属図書館の所蔵状況(UTokyo OPAC)https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003707278

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著者プロフィール

1959年生まれ。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。
専門は日本近世絵画史。
著書に『広重と浮世絵風景画』(東京大学出版会、2007年)、『カラー版 浮世絵』(岩波新書、2008年)、『浮世絵出版論―大量生産・消費される〈美術〉―』(吉川弘文館、2013年)などがある。

「2017年 『鍬形蕙斎画 近世職人尽絵詞』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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