すべては宇宙の采配

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  • 東邦出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809408045

感想・レビュー・書評

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  • こうまでして、世の中の真実を正面から書いた本も珍しい。
    個人的にも”見える部分”の1 : 2”見えない部分”に
    気がつき、自覚して自分自身を木にたとえて、栄養状態やら根の状態
    として客観的に過ごしてきた。著者のいわんとすることも
    1:2。りんごの栽培法にしても、そして著者の現在に至った
    水面下の”2”の部分にページが割いてある。

    これまでの著作とは一線を画す、これぞ本当にすべて。
    という感じがした。それにしても続きが気になる方であり
    内容であった。

    はじめて”奇跡のりんご”木村さんの著書に触れる人に特にお勧め。


  • 著者が、無農薬・無肥料でリンゴ栽培を成功させるまでの苦しみとその後の劇的な展開が興味尽きない。

    自分のやり方でまったく成果がでず、収入もなく追い詰められて自殺を決意するところまでいく。ロープをもって岩木山に登っていき、ある木にロープをひっかけようとするがうまくとまらない。飛んでいったロープを取りにいくと、ちょうどロープが落ちたところに野生のリンゴが3本あった。その根元がふかふかで、ほのかな土の香りがした。自分のリンゴ畑の固い土との差に驚く。「そうだ、畑の土を自然な状態にすればよいのだ」と、家に戻った。それ以来、農薬のかわりのにんにくや牛乳もまかず、下草も生えるにまかせた。すると多種多様な雑草が生え、野うさぎ、野ねずみ、テン、イタチがやってくるようになり、害虫の蛾を食べるカエルも大発生した。大ミミズも増えて土を豊かにし、野生の王国の食物連鎖が始まったのだ。そして、自殺を思って入った山で偶然見つけた野生のリンゴの木(実際はリンゴではなかったようだ)の下のふかふかの土と同じになり、ついに無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功するのだ。

    福岡正信の『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4393741412?ie=UTF8&tag=ishiinbr-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4393741412">自然農法 わら一本の革命</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ishiinbr-22&l=as2&o=9&a=4393741412" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』を読んだことが、彼のその後の人生を変える。著者の農法も自然農法の一種といってよいかも知れないが、福岡正信の農法と違い、一切を自然に任せてしまうわけではない。ともあれ、リンゴの果樹園に、自然のバランスを取り戻すことで無農薬・無肥料のリンゴ栽培ができるようになったという事実に強く引かれる。人為によって分断されない自然の連鎖の中に真の豊かさがある。

    この本には他に、著者のUFO体験や臨死体験などがストレートに語られている。少し無防備に語りすぎるのではないかと心配になるほどだが、そのバカ正直さこそがこの人の魅力なのであろう。著者の体験が面白いのは、たとえばUFO体験で一緒だった人が、その後テレビ番組に出ているのを見て、自分の共通の体験を語るなど、なにかしらの裏づけになるような体験が続くことだ。それでも信じられない人は多いだろうが。

    いずれにせよ、私の中の自然農法への昔からの関心をよみがえらせてくれた本だ。

  • もうね!読んで!としか言えないよ。
    読んで欲しい!!まず「奇跡のリンゴ」を読んでー。そしてコレを読む!
    生き方が変わると思う。
    宇宙うんぬんはそういうこともあるんだな、って感じだけど木村さんの生き方が本当に素晴らしい。
    私も目の前にあることを一生懸命頑張らなくてはって思った。人生には限りがあるのだから。09.09読了。

  • 奇跡のリンゴを生んだ木村さんの著作。

    不思議な体験が多いという木村さんの、龍からメッセージを授かった話、宇宙人に会った話、死後世界?に行った話など満載。

    とても開いている方なんだなぁと思います。

    私は、
    万物の源のようなものがあって、
    全てのものはそこにつながっているというイメージを持っています。

    そのつながり、そこからのメッセージの受け取り方に色々あって、
    龍や宇宙人や死後世界や、なんかそういうものもあるんだろうなと。

    植物に話しかけている、というのは共感。わたしもやっています。

    本では最後に書かれていた、女性の話。
    村上春樹さんの1Q84に出てきたマザとドウタそっくりだなぁとびっくり。

    そういうことって、やっぱりあったんだぁ、って思いと、
    創作を通してそういうところにつながっている村上春樹ってすごいなぁっていうのと。

  • 「奇跡のりんご」で一躍有名人になった木村秋則さんの新刊です。

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著者プロフィール

1949年青森県弘前市生まれ。
弘前実業高校卒業後、川崎市のメーカーに就職。そこを1年半で退職して71年に故郷に戻り、リンゴ栽培など農業一筋の生活を始める。
78年頃から無農薬・無肥料のリンゴ栽培に挑戦するが、失敗続きで苦難の日々を送る。
しかし遂にその完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功、2006年にNHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場し、注目される。
現在はリンゴ栽培のかたわら、国内外において自然栽培法の指導や講演活動で多忙な日々を送っている。
2013年に、その挑戦と苦難の日々を描いた映画『奇跡のリンゴ』が公開され、大きな反響を呼んだ。

「2020年 『新装版 地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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