サッカービジネスの基礎知識―「Jリーグ」の経営戦略とマネジメント

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  • 東邦出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809410178

作品紹介・あらすじ

リーグ創立20年の節目に見つめ直す「J」の軌跡とこれからのビジョン。グローバル視点のサッカーBIZ専門書。

感想・レビュー・書評

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  • 私は今まで、Jリーグをビジネスの側面から評価することはなかった。漠然と、Jリーグはここ数年低迷しているなとか、海外のリーグにはまだまだ追いつけないなとか、考えているだけであった。
    本書は、どのようにして日本でプロサッカーリーグが創設され、どのように経営(運営)されてきたかを分析し非常に分かりやすく解説している。サッカービジネスに興味がある方は必読である。

  • この内容で「サッカービジネスの基礎知識」と表題を付けるのはおかしい。
    期待していたものではなかった。

  • これほど、分かりやすくサッカービジネスについて書かれた本を読んだのは初!

    Jリーグの発足の成り立ちがビジネス観点から書かれており、とても興味深かった。

    それだけではなく、世界のサッカー界の流れも詳しく書かれており、ボスマン判決や有料放送などサッカーをスポーツからビジネスへと変化させた出来事の補足も分かりやすい。

    サッカーをビジネスの視点から読みたい人には打ってつけの良書。

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  • 推薦本
    サッカーが世界を解明する
    サッカーマーケティング
    ディナモ フットボール
    ぼくのプレミアライフ

    エスキモーに氷を売る
    マネジメント エッセンシャル版
    イノベーションのジレンマ

    ゴールは偶然の産物ではない
    スポーツマネジメント入門
    サッカーで燃える国 野球で儲ける国

  • 元・電通社員が、Jリーグの創設期に関わってきた経験とスポーツビジネスの最近の流れをまとめた本。

    第1章 Jリーグ創設の戦略と精度設計
     Jリーグを創設するために、25年かけた基礎工事と5年かかった制度設計について述べている。内容は知らない事が多く、面白かったが、呼んでる限りでは、もう少し、根拠を説明してくれないと、真偽が分からない部分もあった。

    第2章 「J」後のサッカービジネス
     サッカービジネスとして、以下に触れている。
     ・ボスマン判決
      → 契約終了後の移籍自由化等
     ・マードック化現象
      → 放映権料の囲い込み、スポーツの商業化
     ・ユニバーサルアクセス権
      → スポーツが公共的なモノなら、誰もが見れないといけない的な
     ・グローバル化
     ・ビッククラブと協会の対立
     ・指定管理制度
      → 公営組織の法人化・民営化の話らしい。難しい。
     ・CRM
      → クラブ運営にも、データ活用を!
     ・スポーツ基本法
      → スポーツの民主化的な制度らしい。難しい。

    サッカー分野のビジネス本は少ないので、価値があるが、文章が多少読みにくいかもね。

  • サッカービジネスとは?
    と言うことで、Jの誕生からの流れを追っていくわけですが、結局どうすればいいのかって結論がなかったのが残念。
    日本は企業スポーツの域をまだ抜け切れていないわけで、本当の意味での発展はまだ先になるんだろうな…
    鍵は地域密着になると思うんだけど。

  • 前半はJリーグのビジネスとしての歴史、後半は世界市場と今後のサッカービジネスについての本。

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/4215662.html

  • 元・電通社員で、サッカーとして、Jリーグの創設期に関わってきた経験を含めて、この20年間のスポーツビジネスをまとめた本。

    1部がJリーグの創設時の制度設計に関することで、筆者の「Jリーグのマネジメント」に掲載されていることがほとんどである。

    2部は、Jリーグ創設後の主としてヨーロッパのサッカービジネスの拡大とバブル崩壊などの流れを追い、ビジネスがどのように変化しているかを追っている。そのうえで指定管理者制度の活用、CRMの活用などのスポーツビジネスについて書いており、スポーツ基本方についても触れており、巻末に多くのJリーグ20年の資料が載っている。

    スポーツビジネス考えるのであれば、良い本だと思う。

  • 復習。
    違う気付きがあったりもしました。

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著者プロフィール

1955年、静岡県三島市生まれ。東京大学法学部卒。1980年、株式会社電通入社。1984年よりスポーツ担当となり、サッカーのトヨタカップ、キリンカップ、
ワールドカップ(メキシコ大会、イタリア大会)、ゴルフの世界マッチプレー選手権など、数多くのスポーツイベントを手掛ける。
96~98年にはワールドカップ招致委員会事務局に出向し、ワールドカップの日本開催に尽力。99年からは2期4年にわたり、Jリーグ経営諮問委員会委員を務める。
2002年、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)上席研究員就任。2004年にスポーツ総合研究所を設立し、所長に就任。
2005年、江戸川大学社会学部教授。2008年多摩大学大学院教授、立命館大学大学院教授。2010年、多摩大学経営情報学部教授。現在に至る。
著書に、『「Jリーグ」のマネジメント』(東洋経済新報社)、『スポーツ・マネジメント入門』(同)、『スポーツマンシップ立国論』(小学館)、『極私的サッカー見聞録』(東邦出版)、
『10年後、仕事で差がつく戦略思考』(東洋経済新報社)、『サッカービジネスの基礎知識』(東邦出版)などがある。

「2013年 『ビジネスで大事なことはマンチェスター・ユナイテッドが教えてくれる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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