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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784809413063
感想・レビュー・書評
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WSDで長年コラムを執筆しているヘスス・スアレスによる批評本で今回で4冊目になる。既に日本国内にはスアレス好きが多くいると思うし、この本を読んで彼の批評に興味を持つ人が増えると思う。それだけ彼のフットボールの見方は面白く、同時に彼の知識や修司の豊かさにも感銘を受けるんじゃないかと思う。ただ、訳の段階で役不足と言った基本的な語彙の意味を間違えている部分は少し残念な気がした。
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ポゼッション主義者スアレスの選手論評。身体能力よりも、戦術眼やパスセンスを評価する筆者が10人の選手をなでぎりにする
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ヘスス・スアレス氏による現役選手の評伝第二弾である。この手の形式での評伝では四冊目になる。
相変わらず、サッカーへの愛情と、その美的感覚に反するスタイルへの毒舌とがあいまって、大変楽しい一冊に仕上がっている。自他共に認める(認めているのは訳者の小宮氏の方だが)、大変毒の濃い評伝だ。
それだけに賛否があるのだろうが、スアレス氏のサッカーへの視点は鋭く、またその知識や経験が豊富であることは間違いない。小宮氏の文章も旨みがあって、訳書由来の固さはない。
良い本である。リーガのファンであれば、読めば発見があるし、うなずけるところも数多くあることだろう。
人は選ぶが、星五つと評価しておく。
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