- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784809420009
作品紹介・あらすじ
「音速の貴公子 アイルトン・セナ」
「一人民族大移動 アンドレ・ザ・ジャイアント」
など、数々の名フレーズや名場面の瞬間は
徹底した準備によって生まれていた!
プロレス実況、F1実況、司会、MC、キャスター、「トーキングブルース」
人前に立って喋ることを生業としてきた古舘伊知郎が
準備のスキルと心構えを、経験談を交えて伝授。
あなたの準備で、仕事が変わる。人間関係が変わる。
【瞬間は、準備によってつくられる】
○ 人前で堂々と話せるようになりたい
○ 自分を伝える話ができるようになりたい
○ プレゼンで人を惹きつけたい
○ 営業トークでお客さまの心をつかみたい
○ 一言で相手にグッと踏み込みたい
○ 刺さるフレーズをパッと出したい
ヒトに何かを伝えようとする、全ての人へ。
これでもう、人前で話すのが怖くない!
感想・レビュー・書評
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おもしろいけど勉強になるかといわれるとうーん。
卵が先か鶏が先かというように、できるからこれが成り立つのか、成り立つからできる人なのか、とややもやもやしながらいま4章まで読みました。私はあまり参考にならないかも……。"準備学"を学ぶために読むのか、古舘さんの語りを聞くように楽しくエッセイを読むように読むのか、読み方が人によって分かれるような気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「アドリブとは記憶の沈殿物が溢れ出たもの」との表現が印象的でした。
私はアドリブが苦手なのではなく、準備不足なだけなのだと理解できた気がします。
自分らしさという殻を破ろうと報道に挑戦された当時は否定的な評価をしていました。
しかし、現在の Youtube 上での言動を伺う限り、報道への挑戦と報道を通して経験した試行錯誤は、価値のある記憶の沈殿物として、古館さんの体内の深部に定着していると感じました。
少年時代、古館さんの F1 実況には楽しませていただきました。
深く感謝すると共に、ブラジルGP後の月曜の授業がもの凄く眠くて辛かったことを思い出しました。 -
職業=準備家
F1村の住民票を得るために
音速の貴公子・アイルトンセナ
準備=本番 本番=超本番
自分を追い込み、傷つけ、磨き上げる
準備しなくていいのはひと握りの天才だけ
苦しみのどん底→まだ下を掘れる→まだまだ掘りゃいい
準備ジャンキー
準備バブルは弾けない
準備の非効率性→本番を支える
一点突破・一点集中
頭に余白をつくる
用意したものを削る・準備したことすら頭の片隅に追いやるという準備
言葉の一輪挿し
本番・自意識という悪魔を飼いならす
しょせん自分はニセモノ・いっそふけ焼き刃でいい
擬人化と妄想
最強の記憶術はおもしろがる
違和を作って記憶に残す
味がある人≒沈殿系
自分という物語を創造
積極的消去法ー天才じゃないやつなりの戦い方
自分なんて探しても見つからない
ありのままの自分→常に変わり続けている
欲望のデトックス
準備=未来をいきること -
トークの鬼才・古舘伊知郎がトークで伝えるためにしている準備とは、を語るエッセイ。
タイトルに違わず、内容はまるで講義。かの古舘氏の声と口調で脳内再生される他にはない読書体験の中に、古舘氏のたゆまぬ努力と軌跡が凝縮されている。
「天才ではないから」と度々謙遜されているが、ここまで準備ができること、その準備でできた知識や情報の“沈殿”からあの軽妙にして絶妙なトークを繰り出すのは、やはり「天賦の才」ではあるだろう。
一方で、膨大な準備をもとにしてあのトークが産み出されるという事実に腹落ちするとともに、安心したというか、納得した部分もある。準備もそこそこにあれだけのトークを繰り出さされたらそれこそ圧倒されて終わってしまう。
準備もまた本番であるという教えは、トーク以外にも生きる教訓である。
本著に示されているのは、まさに「準備学」なのだ。 -
古館さんは最初から喋りの才能に恵まれた天才の人かと思ってた。
でも、準備をすることが人生の創造だという古館さんの言葉で、この人は準備し続けることで自分の道を切り開いてここまで歩んできたんだなぁって気づいた。
もう一度じっくり読んで私も私の人生を考えようと思う。
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とにかく圧倒的。
著者プロフィール
古舘伊知郎の作品





