中銀カプセルタワービル 銀座の白い箱舟 (NAKAGIN CAPSULE TOWER BUILDING)

制作 : 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト 
  • 青月社
3.82
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784810912883

作品紹介・あらすじ

銀座の名建築「中銀カプセルタワービル」の魅力あふれる写真をふんだんに掲載。狭小空間を活用する住人たちへの取材を通して、建築としての価値を再確認・再発信するビジュアルファンブック。

感想・レビュー・書評

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  • 中銀カプセルタワービル
    中央区銀座に位置する。
    丸い窓のついた白い箱、カプセルは140個。
    床面積、10平方メートル。
    工場で生産され、トラックで運搬され、ツインタワーの各階、各面にひとつひとつ取り付けられたようです。
    将来的に取り外し、付け替えることを見越した設計であるそうです。

    メタボリズム(=新陳代謝)
    の代表作として世界的に知られる建築。
    老朽化もあり、行く末が絶えず注目されているらしい。
    が、2022年3月に取り壊しが決まっているらしく、
    クラウドファンディングで取りやめの呼びかけをしているらしい。

    140個の郵便受けがある。
    郵便受けも正方形になっている。
    A棟B棟とあるようで、
    A棟は暖色系の赤の階段が右回りの螺旋階段
    B棟はA棟と対照的

    当初は、丸窓に合わせたブラインドがあったらしい。想像したものも違い、軸部を中心に開閉可能らしい。

    寺山修司 家出のすすめ

    隔たった へだった

    住人

    脳科学者の中野信子さん

    漆喰 しっくい

    格子戸 こうしど 

    元橋乃衣絵さん

  • 東京・銀座にある昭和でかつ斬新なビル、中銀カプセルタワー。老朽化で取り壊しの話も出るなか、住民たちの住まい方をレポート。この記念碑的なタワーの保存を望む人たちの思いを込めた写真集。
    東京でエアコンが壊れて使えない、お風呂もなくシャワーのみ。キッチンもない。でも、住みたい人はいる。黒川紀章のデザインはすごいのかなあ。

  • 以前美の巨人たちで放送されたのを覚えていたのでふと手に取った1冊。
    カプセルを仕事で使う人、別荘のようにして使う人、居住目当てで住んでいる人etc...
    住む人それぞれの個性が反映されたカプセルは中々に興味深いものであった。

  • 外観はもちろん、内装も本当に素晴らしいメタボリズム建築。

  • 中銀カプセルタワービルの今を伝える本。
    建て替えか保存かで揺らいでいるが、住人は思い思いに住んでいるようだ。
    これほど魅力的な建築は他にないように思う。
    なんとか残してもらいたいが難しい問題を抱えているのだろう。

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著者プロフィール

代表・前田達之。1967年、東京生まれ。中銀カプセルタワービルの保存と再生を目的に、2014年にオーナーや住人とプロジェクトを結成。見学会の開催や取材・撮影等のサポートを行う。編著書に『中銀カプセルタワービル 銀座の白い箱舟』(2015年、
青月社)『中銀カプセルスタイル 20人の物語で見る誰も知らないカプセルタワー』(2020 年、草思社)などがある。

プロデューサー・菅井隆史。1992年、東京生まれ横浜育ち。オフィスの空間デザイナーとして勤務しながら、プロジェクトに参画。
編著書に『黒川紀章のメタボリズム思想と中銀カプセルタワービルの現状』(2014年、日本建築学会学術講演会)『中銀カプセルタワー
ビル 銀座の白い箱舟』(2015 年、青月社)がある。

「2022年 『中銀カプセルタワービル 最後の記録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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