はだしのゲン (第3巻)

著者 :
  • 汐文社
4.15
  • (8)
  • (7)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 106
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811300320

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 戦争と人の残酷さ

  • ピカの毒と差別される政二さん周辺の人達みたいな態度を私達もコロナ禍でとっていたかもしれない。
    でもそれは一旦落ち着いたことだからあの態度を反省できるわけで、何もわからない渦中にいたら責められない気もする。
    これぞ現代に通じる名作。

  • 必読書!

  • 悲惨な状況中でひたすらまっすぐ生きようとするゲン。これよりもっとひどい状況だっただろうと思うだけに、尚更胸を打つ。

  • 第3巻は原爆症の恐ろしさと新しい家族の絆を描く。
    生活の為原爆の熱線で全身大火傷を負った青年の介護に雇われるゲンが見たものは地域そして家族からもバケモノ扱いされ死を請われる被爆者の悲惨な現状だった。
    ピカは移る…先の原発事故でも似たような風評が流れたが人々の憎悪や忌諱の対象が爆弾を落とした敵から被爆した味方にすり替わってしまうところが目に見えぬ毒の恐ろしさだろう。
    家族との再会、終戦、そして70年は草も生えぬと言われた土地にゲンの植えた麦が芽吹いた…新たな始まりの予兆

  • 978-4-8113-0032-0  260p 2007・8・25 67版

  • 読んだ!
    ウジ~

  • 戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。

    そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

ンガ家。1939年3月14日、広島市生まれ。小学1年生の時、爆心地から約1.2キロメートル離れた学校への登校途中に被爆。1968年に、原爆を題材としたはじめてのマンガ「黒い雨にうたれて」を発表。1973年より「はだしのゲン」連載を週刊少年ジャンプで開始。2012年12月25日、肺がんのため死去。享年73 。

「2020年 『完全版はだしのゲン7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中沢啓治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×