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- / ISBN・EAN: 9784811304007
感想・レビュー・書評
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年齢を問わず夢中になれた作品。
何度読み返したかわからない。
今を生きる人には是非とも読んで欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろい。
子どもの頃読んだ時は、原爆の時の衝撃的な画を、怖いと感じた。そして、断片的にゲンや他の人が殴られている場面など、暴力的、残酷的、という印象が強かった。
でも、今読むと、それよりもさらに、そういった理不尽な現実や悲惨すぎる状況の中でゲンが悩みもがきながらも前を向いて生きて強くなっていく生き様の方がずっと心に残った。自分の体験を通して、天皇や大人に対してハッキリとした自分なりの考えを築きあげて行く姿が、自分とあまりに違い恥ずかしくなった。言動が過激で、そこまで言い切るか、と思うところもあったけど、この体験を通してゲンはこう感じてこう考えるようになったという過程がハッキリと描かれているので、頷ける。
小学校の図書館に置くのをやめるか、という話があったが、絶対に置いた方が良い。問題は、この本に書いてあることを鵜呑みにするのではなく、ゲンの体験や主張を通して、自分は何を思うのか。もっと知りたいことを掘り下げるきっかけになれば良い。
そして、ゲンの母や弟や家族はもちろん、他の人への思いやりがはんぱない。思い切って「これはお前にやる!」と言えてしまう姿。そして、あげたはいいけど、本当は自分も欲しかったなグスン、とする姿も人間らしくて、本当に良い子。自分の欲望と、相手の喜ぶ姿とを天秤にかけて、相手を優先する。見習いたい。
踏まれても踏まれても、まっすぐと育つ麦になる。
何度も読み返したい。 -
必読本。これ読んでないと、くやしいのう、とか、ギギギとかいっても分かってくれない。
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広島に落とされた原爆。
その後、何十年もたくさんの人々が
苦しめられたことは、日本人は
知らないといけないと思う。 -
話題の『はだしのゲン』。小学生の時は、絵のテイストがダメでチラ見しかしたことがありませんでした。で、読み始めたら胸の鼓動が高まりっぱなしです。事実を知ることの苦しさや辛さを感じると同時に、知るということを避けてはならないと痛感しています。作者と読者の真剣勝負と言っても過言ではない作品。
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子どものとき、自宅にあったこの本を何度も読んでいた。
子どものために、今度は自分が買って本棚へ。 -
なんだ、やっぱり何も起こらないんじゃないか。私の心配しすぎだったのかという考えが ふと頭をよぎった時に読み返す本
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戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。
そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。 -
漫画で初めてみた“戦争もの”でした。
陰鬱な空気、凄惨な日々。こどもごころに、恐ろしいと感じたあの日。 -
まずエンタメとして最高に面白いのよ。
そして元のポジティブさ。
歴代ジャンプ主人公と闘っても金玉頭突きで勝てそう。