- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811320335
作品紹介・あらすじ
世界最高峰の野球リーグであるアメリカ・メジャーリーグでは、すべての球団が使用していない背番号がたったひとつだけあります。今から70年ほど前に活躍した、ジャッキー・ロビンソンのつけた背番号「42」です。本書は、人種差別をのりこえ、多くのアメリカ国民に感動を与えた、ジャッキー・ロビンソンの、闘いと栄光の歴史を紹介するものです。
感想・レビュー・書評
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アメリカ・メジャーリーグにおいて、人種差別を乗り越え、多くのアメリカ国民に感動を与えたジャッキー・ロビンソンの、闘いと栄光の歴史を紹介する。背番号「42」が永久欠番となった理由が分かる。
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日本ではあまり知名度がないかもしれませんが、
アメリカではジャッキーの背番号42番は全球団で永久欠番となっており、
4月15日のジャッキー・ロビンソン・デーだけ、
42番をつけることが許されています。
みんなそろって42番をつけてプレーするメジャーリーグの様子を、
日本のニュースで見たことがある人もいると思います。
そんなジャッキー・ロビンソンの伝記。
1947年がメジャーリーグに参加した最初の年ですが、
あのマーチン・ルーサー・キングの生誕ですら1929年ですから、
この当時の黒人差別の激しさはどれほど激しいものであったか想像がつきます。
ジャッキーは実際に大変な嫌がらせに遭いながらも、
決して屈することなく、紳士的な態度と献身的なプレーを続けます。
最初はそばにも寄らなかったチームメイトたちが、
まずは次第にジャッキーの味方となり、
世論もそれに続いてジャッキーを認めるようになりました。
現在のようにメジャーリーグに当然のように黒人が活躍できる基盤を、
ジャッキーの努力が作ったということができると思います。
ジャッキーを支えたドジャースの会長ブランチ・リッキーも素晴らしい。
子どもたちは表紙だけでは手にとらないかもしれませんが、
ブックトークなどで紹介すれば、絶対読み手のつく本。
野球に興味がある人にもない人にもおすすめできます。
リーダビリティーも高くて小学校3年ぐらいから。
オススメ! -
中学生以上。野球にあまり興味がなくても読めてしまう。
26ページに「金メダルを獲った兄マシュー」とあるが、銀メダルの間違えではないか? -
メジャーリーグ初の黒人選手の話。児童向けの本なので、そんなに詳しくは書かれてないが読みやすくわかりやすい。
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子どもの頃からあらゆるスポーツで才能を発揮したジャッキーでしたが、黒人にはプロスポーツ選手への道は閉ざされていました。しかし、人種差別をなくしたいと考える一人の球団オーナーとの出会いが、彼の運命を変えたのです。そしてそれは、長く険しい道のりの初めの一歩でした。大リーグのすべてのチームで永久欠番になっている背番号「42」をつけていた黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンの伝記。
著者プロフィール
近藤隆夫の作品





