かっぱ (えほん遠野物語)

著者 :
制作 : 柳田国男 
  • 汐文社
3.34
  • (4)
  • (7)
  • (22)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 145
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811322544

作品紹介・あらすじ

岩手県遠野の人・佐々木喜善が故郷で見聞きした怪異の物語を、柳田国男が書きのこした名著『遠野物語』。京極夏彦による新たな語りと、未分化の闇をはらんだ絵が一体となり、初の本格絵本シリーズとして現代によみがえる!豊かな伝承にいろどられた山や川や里の、そこかしこにひそむ不思議な世界は、ときに妖しく、ときには謎と驚きに満ちて、百年の時をこえて、私たちの心をふるわせる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 遠野の川には、<かっぱ>が多く棲んでいる。遠野の河童の顔は赤い。小烏瀬川の姥子淵で、馬に水浴びをさせていた人がどこかに消えてしまい、河童が馬に憑りついた。河童は馬を淵に引きずり込もうとしたが、逆に厩まで引きずられてしまった。 捕まった河童は、今後いたずらをしないと約束させられ相沢の滝の淵へ移り棲んだという・・・。上郷村のある家の娘が子を産んだ。その子は全身真っ赤で、口が大きかった。「河童の子は育てられない」と、家の者が村外れに捨てた。「見世物小屋に売れば金になる」と思い返したが、その子の姿は消えていた。

  • 絵本の中の、かっぱ目線で見つめる人間が怖い。
    遠野のかっぱは 赤い。赤いは生まれたばかりの胎児。
    碧也ぴんくの河童=水子解釈から飛躍して、遠野のかっぱは…。

  • 赤いカッパの行く末は?
    ページをめくるたびにゾクゾクする。

  • 赤い手の河童がなんとも不気味。

  • 河童見てみたいわ…

  • このシリーズの中では、怖いというより物悲しい感じがする。肩身の狭さというか。河童と人がうまく共存できればいいのに。

  • 2-1 2012/07/18
    5-1 2012/06/04

  • どこかユーモラスな河童だけど、この絵本の河童はそうじゃない。不気味だ。
    赤色だからとか姿が見切れているからとかあるんだけど、なにより生活に近いから、なんじゃなかろうか。

  • 怖さがある。さすが小泉八雲の作品だが、現代の子供には、この設定がよくわからない。なんとなく物語の不思議さと、絵のおどろおどろしい様が、ぞっと背中に降りてくる。夜に読んだりすると、眠ってくれなさそう。日本には、こういうお話があったんだよと、伝えて欲しい一冊ではある。

  • 地図イラスト/小野寺光子
    ブックデザイン/椎名麻美

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

京極夏彦
一九六三年生まれ。九四年『姑獲鳥の夏』でデビュー。九六年『魍魎の匣』で第四九回日本推理作家協会賞(長編部門)、九七年『嗤う伊右衛門』で第二五回泉鏡花文学賞、二〇〇三年『覘き小平次』で第一六回山本周五郎賞、〇四年『後巷説百物語』で第一三〇回直木三十五賞、一一年『西巷説百物語』で第二四回柴田錬三郎賞を受賞。他の著作に『数えずの井戸』『死ねばいいのに』『虚談』『ヒトごろし』「書楼弔堂」シリーズ、「京極夏彦の妖怪えほん」シリーズ、『遠野物語remix』、『地獄の楽しみ方』などがある。

「2022年 『遠巷説百物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

京極夏彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ユージーン トリ...
鈴木 のりたけ
ヨシタケ シンス...
ヨシタケシンス...
ヨシタケ シンス...
ヨシタケシンス...
辻村 深月
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×