- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811324821
感想・レビュー・書評
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遠野には<デンデラ野>と呼ばれる場所がいくつもある。 飢饉に苦しんだ昔、六十歳を超した老人は家を出されデンデラ野に捨てられた。 そこで老人たちはすぐに亡くなることはなく、昼間には里におりて農作業などを手伝って暮らしていたという。 朝、働きに出掛けることは<ハカダチ>、 夕方、野良仕事から帰ることを、<ハカアガリ>と呼んでいた。 デンデラ野は「墓場」なのだ・・・。 <京極夏彦のえほん遠野物語>から岩手県遠野地方の〝姨捨山〟のおはなしです。
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遠野にはデンデラ野と呼ばれる場所がいくつかある
デンデラ野のそばには、いつも死がある
〇かつてのデンデラ野と今のデンデラ野が、重なった景色を見ていく。
淡々と“死”を語る。
怪談だけど、怖いより寂しい。
夏の空が、かつてのデンデラ野の寂しさを吸い上げていく。 -
地図イラスト/小野寺光子
ブックデザイン/椎名麻美 -
京極夏彦さんが文の「えほん遠野物語」シリーズの1冊。
はたこうしろうさんの絵が、現代と過去をつないでいて、とても素晴らしかったです。
はたさんの絵で物語に奥ゆきが出たし、遠野物語に語られた時代と今がリアルにつながっている気分を味わえました。 -
でんでらのには死がある
かわいい絵に反して、内容は恐い
レビュー登録は30日だけれど、読んだのは29日。 -
うまが怖かった
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4'45"
ちょっと難しいので
怖さが伝わってこないかな。
何度も読み直したり
読書好きな子なら理解できるかも。
語り口調は不気味で心地よい。
はたこうしろうさんの絵は
いつも明るくはっきりしているが
こういった雰囲気の絵も書けるんだと感動。
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死んでからのことが書かれているのだが、たんたんと描かれていて怖くはない。当時の様子、考え方が伺える。
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原作者も文も絵も好きな人。昔、「でんでら」ってとんでも映画があったなぁ。