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- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811371207
感想・レビュー・書評
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諫早湾に住む干潟の貝や魚たち、その中でもひときわ大きく立派なムツゴロウ大統領を中心に、それぞれ受け持ちの場を見回り報告する干潟の生物たち。ある日大きな音がして大きな岩が海に投げ込まれ、防潮壁が出来てしまう。問題の対処に乗り出したムツゴロウ大統領が、調査、議会を重ね、問題の壁を作った人間に会いに行く。
物語は、ハッピーエンドだが、現実はそうではないことに警鐘鳴らしている。登場する生き物たちがコミカルで可愛いのが緊迫感に欠け、「ぼくの稲荷山戦記」など著者の社会問題に踏み込んだ作品の中でも、3年生くらいまでの少し幼い児童が読むことを想定しているのかもしれない。大人や高学年には物足りないように思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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