実践の倫理

  • 昭和堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812291177

感想・レビュー・書評

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  • シンガーはユダヤ人だから、ユダヤ的な物の見方が垣間見られる。
    利益に対する平等の配慮の原理は、ナチスが行ったような最も露骨な人種差別がなぜ不正なのか端的に示している。ナチスはアーリア人種に属する人々の幸福のみを考慮し、ユダヤ人、ジプシー、スラブ人の苦痛を全く考慮に入れなかった。

  • 「なにが正しくて、何が間違っているか」を実際の現場から考え直した一冊。一時期はやった「なぜ人殺しはいけないのか?」についてもヒントがあるかも。動物を殺すことはいいのか?安楽死は?中絶は?難しい問題に真剣に取り組んでいる一冊。

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著者プロフィール

ピーター・シンガー(Peter Singer)
1946年生まれ. 1971年オックスフォード大学哲学士号(B. Phil.)取得. プリンストン大学生命倫理学教授, メルボルン大学応用哲学・公共倫理学研究所教授. 主著:Animal Liberation(1975:邦訳『動物の解放』(改訂版), 人文書院, 2011年), Practical Ethics(1979:邦訳『実践の倫理』(第二版), 昭和堂, 1999年), One World(2002:邦訳『グローバリゼーションの倫理学』昭和堂, 2005年), The Life You Can Save(2009:邦訳『あなたが救える命』勁草書房, 2014年)他.

「2018年 『飢えと豊かさと道徳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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