不確かな抱擁 (竹書房ラヴァーズ文庫)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812422458

感想・レビュー・書評

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  • 若干ホラーでした。特に最後が!た、魂を救ったと考えればいいんですかね!
    巫女は娼婦って定番なのかな。穢れの巫女ってなってたのでそうだろうなーと読者視点ではすぐ解るのですが、まぁ主人公は気づかないかぁって変なもどかしさがありました(笑)母親の真実が予想と悪い方に違って、主人公が途中可哀想でした。てっきり主人公を守る為に死んだのかと思ってたよ。
    攻以外からの強姦とかが本当に苦手なので、でも巫女だしと思ったらやっぱり逃れられない場面が出てきて「あーやだなー都合良く助かんないかなー」て思いつつ数行先目にしたら無理っぽかったので諦めながら読んでたら予想外の展開しました(笑)そして制裁というには重いかもしれないけど、個人的にはそのくらいしてくれて良かったです。
    あとがきに笑ってしまいました。夜光さんの主人公に対して何度か感想で書いた事が多分あるんですが、本人が既にデビュー直後で言及してたんですね(笑)元気な受だと自分で解決しちゃうから!ていう(笑)

  • 面白かった(^O^)閉鎖的な島に母親の死の真相を調べにきた北斗。のっけから衝撃的なシーンなんですが、一気に引き込まれました。蛇プレイもあり、エロもありなんですが、ミステリーホラーのが気になって気になって…。克哉と会って最後めちゃめちゃ前向きになった北斗にびっくり、でも良かった。

  • 『ミステリー作家串田寥生の考察』の方を後から読んでいれば、『不確かな抱擁』は☆4つくらいにはなったかもしれないけれど、背景が『ミステリー作家串田寥生の考察』と似通っていて、ちょっとガッカリ感。

    だけど、『ミステリー作家串田寥生の考察』よりもこちらの方が先に出ているので、『ミステリー作家串田寥生の考察』が『不確かな抱擁』に似ている、と言った方がいいのかな?

  • ★3.5。何か種か仕掛けがあるはずと思ったら、本当にファンタジックな話だった。元々因習モノには苦手意識もあり、最後の方はちょっとついて行けない部分も。しかし、過去の真相と物語の結末が気になって、読む手が止まらないほどには面白かった。エロもかなりネチネチと見応えあったのでその点は満足(笑)個人的には最後は二人で島を出て、普通の恋人らしい生活を送って欲しかったなあ…。二人は結局どうするんだろうか。

  • 衝動買いしたBLの2冊目。そしたら、イラストが昔読んでたBLのイラスト書いてた人でテンション上がった。雪舟さんの美麗イラスト!
    攻めのキャラが好きだな。ちょっと意地悪くて。受けは…あんまり好みじゃなかったかな。いや、あの受けだからこそ攻めが生きるのか(笑)
    どろどろとした島の因習とかが関わってる物語で、そういう感じのものは好きなので楽しめました。

  • 島の因習モノ。
    昔から周りの人が不幸になり、さらに自分自身も他人に触れられると嫌悪感を抱く。そんな体質の原因とさらに12年前に島で死んだ母の死因を調べるために北斗は島へ。
    北斗を神子として祭りに参加させたい御陵と参加させまいとする克哉の思惑が記憶の曖昧な北斗にはわからなくて・・・
    ポイントはやっぱ北斗が記憶失ってるってトコでしょう。
    優しいのか恐いのかわからない克哉に振り回されつつ、結局好きでたまらないっていうトコがいい!そして克哉もなんだかんだで北斗がかわいいとこがいいです。ミステリー風味。

  • 出だしのとっつきが悪かった。いまいち

  • 納得できない死を迎えた母の秘密と、自分の不幸を招く体質、解決の
    鍵は母の消えた、彼女の故郷の島にあるのでは?と、探りに行く
    主人公(受け)。記憶をなくして助けを求めた彼を受け入れた攻めは
    彼の正体や島の謎を知っているようで・・・。

    夜光さんらしい、横溝正史チックな香りのするミステリ。
    ストーリーを追うのも楽しくて、あっという間に読み終わります。
    もちろん、エロもたっぷりございますのでご安心を~。

  • 和オカルトサスペンス。
    現代日本だが時代に取り残されたような昏い因習が残る孤島が舞台。(←好き設定)
    <あらすじ>
    母の死の真相を探るために母の故郷の島を訪れた北斗は、気がついたら野原に倒れていた。記憶をなくし、体に陵辱を受けた痕を残して−−−

    男前攻め×流され受け
    触手プレイ(触手じゃないけど)あり
    非常に夜光さんらしい話かなと思っています。北斗が誰に陵辱されたか思い出すシーンはちょっと戦慄が。

  • 幼少期に亡くなった母親の不可解な死の真相を確かめるために、母の故郷である八ツ島へと向かった北斗の身に降りかかる浮世離れした出来事の数々――を綴った本、という感じです。世俗から切り離された孤島の忌まわしい因習に立ち向かうお話で、ややオカルティック。挿絵もとても綺麗で、世界観に合っていると思います。性描写は普通程度。文体がしっかりしているのでさらっと読めました。評価は3〜3.5というところです。

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