世直し源さん 3

  • 竹書房 (2005年12月2日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784812424261

感想・レビュー・書評

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  • 結局日本がどんな国になったか、そこは明かされないまま終了したけどこれでいいと思う。
    あとは読者が想像を自由に想像をふくらませていいということだろう。
    伊藤博文や大隈重信の銅像が動き出して説教するシーンやテレビ局をまるごと買い取って政治腐敗を全部ぶちまけちゃうシーンがすごく楽しかった分、最後の国民がたくさん国会に押し寄せてきて、源さんを車で撥ねた後で暴行を加えているシーンには戦慄した。
    民主主義の名のもとに「独裁者は死ね」と言いながら一人の人間を大勢で殺しにかかるという、未遂に終わったとはいえ恐ろしいことこの上ない。
    政治家は聖職であり、国民は倫理観をきちんと持っているべきである。
    そういった理想を描くには『童話』でしかありえなかったんだなーと思うとちょっとやるせない気持ちになる。

  • 以下のページで感想書いてます。http://blog.livedoor.jp/subekaraku/archives/50256617.html

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