稲川淳二の怖い話 ザ・ベスト (竹書房文庫 HO 40)

著者 :
  • 竹書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812431269

感想・レビュー・書評

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  • 現代ものの怪談集。文章を見て、稲川さんの声を頭の中で再生して楽しむ本。ご本人の声は何年も聞いてないと思うのだが、簡単に再生できてしまい驚いた。
    なぜ稲川さんの話は怖く感じるのだろう。声の質や、間の取り方かな?と、個人的に思っていたのだが、文章として見るとポイントが見えてくる。分かりやすい説明による導入と、音や感触を含めて、臨場感を高めている構成も肝なのだろうと思った。
    お話の内容では、ハワイの廃病院をうろつく話が面白かった。

  • 大好きな稲川淳二氏の怪談ベスト盤。とりあえずいろんな話が詰まってて面白い。個人的には、あの語り口調を文章にするとこうなるのか…とツボにきてしまった。

  •  「講談師」ならぬ「怪談師」としては、他者よりも幾歩も抜きんでている稲川淳二氏。
     彼が過去に語った怪談の中から、アンケート結果を元に厳選した数本+新作を掲載した、正に『ザ・ベスト』な本。
     第1位に輝いた「生き人形」の後日談から、怖いんだけれども、ただ怖いだけではない秀逸な悲話の「北海道の花嫁」、新作として、怖いんだけれども、オチが凄い「箱根の宿で」など、奇作・名作が盛り沢山。
     読み進めていけば、稲川さんの、あの独特の語り口が聴こえてくるかも……?

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著者プロフィール

タレント・工業デザイナー・怪談家 
1947年東京・恵比寿生まれ。桑沢デザイン研究所専門学校研究科卒業。深夜ラジオで人気を博し、「オレたちひょうきん族」「スーパージョッキー」などテレビ番組で、元祖リアクション芸人として活躍。また、ラジオやテレビでの怪談が好評を博し、1987年に発売されたカセットテープ「あやつり人形の怪 秋の夜長のこわ~いお話」が大ヒットとなり、以後「怪談家」としても活動。1993年8月13日金曜日にクラブチッタ川崎で行われた「川崎ミステリーナイト」に長蛇の列ができ、全国津々浦々をめぐる「稲川淳二の怪談ナイト」を開始。2022年で30周年を迎え、披露した怪談は約500話、動員数延べ60万人以上。現在も年間50公演ほど開催している。


「2022年 『稲川怪談 昭和・平成・令和 長編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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